怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

アルジェリア天然ガスプラントにおける邦人殺害事件について〜2

先日書いた記事の追加です。
22日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3e9422749b3622602971ec24d99bf530

この事件は、仕組まれたものだと言ったはずだ。状況からみて、そうとしか考えられないからだ。

事後に声明が公表されたと報じられていた「ミスター・マールボロ」だが、事態収拾前からその通り名は報じられていた。

http://jp.reuters.com/article/companyNews/idJPTYE90G04L20130117
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/01/19/kiji/K20130119005009960.html

今もマリかどこかにいるのだろう、恐らく。よく知らんが。
そんなチンケな盗賊もどきはどうだっていい。

問題は、事件の真相だ。

事件の発端は、まずバス襲撃から始まった。その時点で、日本人は3名が射殺された。
これはどういうことか分かるか?

「人質に取る前から」ということだ。つまり、交渉すら始まっておらず、アルジェリア政府はもとより、フランス政府にだって要求が伝わる前だった、ということだ。交渉が目的とか、身代金が目的、ということなんかではないのだよ。

殺害することそのものが目的だった、ということさ。

続いて、居住区も襲われたわけだが、この時にも「日本人狩り」が行われた。彼らは、日揮の割り当てられている居住区を知っており、そこを調べにやってきた、ということなのだよ。つまり、事件発生から数時間以内に、日揮社員、特に日本人社員だけは優先的に射殺されたのだ、ということ。これを実行したのは、特定の犯行グループ内に潜入していた工作員だったはずだ。

そいつは、「北米なまり」の英語を話す人間、だ。

日本人社員は、事件から24時間以内に7名程度は射殺されてしまっていた、ということだ。アルジェリア軍が強行突入の掃討作戦を実行したので、人質もろとも死亡した、ということではないのだよ。事件が伝わる前、それとも交渉が始まる前に、既に大半が死んでいた、ということだ。居住区ではなくプラント内で死亡した人たちもいたかもしれないが、それは多分少ないだろう。発見が難しかったからだ。全体では、800人以上か約1000人弱もの人数がいた中で、日本人だけが集中的に殺されてる理由を考えてみよ。日揮社員に被害が集中していることの意味も、だ。フランス人が標的とされた、などという事実はない。逆に大半が助かっているだろう。

更に、日揮スタッフのうち、フィリピン人が数人亡くなっている。日本人の次に多く死亡しているはずだ。欧米系の人はそれほど死んでいないだろう、恐らくは。人質だったなら、殺しても意味がないし。

どうしてフィリピン人が多く死んだか、というと、日本人社員をかばったから、ということもあったかもしれないが、最大の理由を書いておこう。

それは、日本人とフィリピン人の差がよくわからなかったから、だろう、きっと。
アジア系ということは分かるわけだが、射殺犯からすると「日本人」と「フィリピン人」の見分けをつけるのは難しかった、ということだ。

体格的にも似ており、顔貌もアジア系ということはわかっても、それ以上は差が判らないということなんだよ。日本人から見て、欧米人の区別がつきにくいのと似ている。だから、まとめて射殺されてしまったはずだ。

この事件の特徴は、何度も言うが、日揮という日本企業の社員であって、日本人という「選択された標的」が意図的に選び出されて殺されたんだ、ということだ。その理由は、前の記事に書いた通りである。どうしても、日本人でなければならなかった、ということだ。日本の原発を再稼働させるには、それくらいのことをやらないとダメだから、ということなんだよ。天然ガスへの投資をされては困る連中が大勢いるからなんだよ。

それは、そこらへんの盗賊まがいの連中なんかとは違うんだよ。政治的理想を掲げるテロなんてものでもないんだよ。金とビジネスが優先の、先進国の裏世界の連中なんだぞ。こんな作戦を実行できる国なんて、アメリカくらいしかないだろう。彼らくらいの能力と金とコネがあれば、できるかもしれんな。

卑劣な意図と目的の為に、日本人が犠牲になった。
ほかの多くの人々も犠牲になってしまったんだ。

許せない。
これは既に戦争なんだぞ。
奴らの手法はエスカレートする一方だぞ。ますます暴力的となり、直接的・威迫的手段がとられるだろう。ヤクザ以下のゲスどもだからだ。