怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

「納得している」米国

中国が否定を明確にしたもんで、日本の「証拠を出しちゃるぞ」という勇ましさも急速にトーンダウン。
コメント欄に登場した、JSF信者?と思しき人は、FCSの探知機能については必死に否定。確かにイージス艦じゃないし。日本みたいな新式のFCSではないだろうし。

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d8ef2969dc279ab41282560cf68d5e63#comment-list

曰く、『かの艦にはそんな高度なレーダーはなくって、砲、対艦ミサイル兼用の古典的なイルミネーターが艦橋の一番上に装備されてるわけ。
こいつが護衛艦に向けられて、ESMが探知していたなら主砲でロックオンされたと断言できるわけ。』だそうで。


しかし、中国のFCSに探知機能がついていた場合には、中国側の主張するであろう「探知目的だ」という主張を覆せないよ、ということが理解できない人のようだ。しかも、主砲でロックオンされた、ということである場合、普通に考えれば射撃態勢ということで主砲の回転が連動して起こるんじゃないのだろうか、とか思うわけだ。まあ、中国の艦艇がそういう機能を持ってないということなら、主砲はFCSの動きとは全然関係ないのかもしれないが、「主砲がロックオン」なら主砲が回転して護衛艦を捉えていても不思議じゃないのに、どういうわけだか”主砲は全く回転していなかった”と海自(小野寺防衛大臣)は主張していたわけで。

当方の無知を指摘する、JSF信者も大したことないような気が。


で、バツが悪くなったので、アメリカさまの支援を仰ぐ、と。
そりゃまあ「F35をもっと買え」と従米派官僚たちにはお達しが来ているだろうから、何としても巨額費用がかかってもF35を買い揃えるべく、海軍力強化を煽る、と。それが証拠に、例の「メア」だか何だかが早速それらしきことを言っていたらしい(笑)。



http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130212-00000527-san-n_ame


【ワシントン=犬塚陽介】米国務省のヌランド報道官は11日の記者会見で、中国海軍艦艇の射撃管制用レーダー照射について、日本政府から説明を受け、照射が実際に「起きたように見えるということで納得している」と述べ、当初から中国に対して「懸念を明確にしている」と強調した。

 中国外務省はレーダー照射を日本政府の「完全な捏造(ねつぞう)」としており、米国が同盟国の日本と歩調を合わせ、中国側の対応を強く牽制(けんせい)した形だ。

 ヌランド報道官は記者会見で、新任のケリー国務長官も「日本の施政権を害そうとするいかなる一方的な行為にも反対する」と発言したクリントン長官の考えを引き継いでいると指摘した。

 一方で、日中関係の緊張がアジア地域の安定や経済成長を阻害しかねないことに懸念を示し、全ての関係国に「緊張や誤算が生じる可能性を高める行動」を慎むよう求めた。

=======



アメリカの見解としては、
「起きたように見えるということで納得」
しているんだそうだ。


なんとも歯切れの悪い言い分だわな。
起きた、という事実の肯定ではない。起こったように見える、と(自分の心の中では)納得している、と。客観的事実として「起こったようにしか見えない」(=他の解釈はほぼあり得ない、他の可能性は極めて乏しい)ではなく、自分としては「そう納得しているよ」ということだけだ。


まあ、こんなもんでしょうね、という話では。


で、仕方がないので、北朝鮮の核実験でほとぼりを冷まそう、という魂胆ですかな。



まあ、そちらに注目が集まるのもやむなし、ですわな。