怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

AIIBで明瞭になった世界の笑い者、日本

従米派官僚たちの大勝利〜!!
おめでとう。日本だけは、アメリカさまの言いつけを忠実に守る犬なんだな、ということが世界中に証明できましたね。これで、日本はアメリカの子分第一番手となれるし、韓国なんかを出し抜いて、アメリカさま自慢の手下(笑)になれたことでしょう!


いくら日本国内向けに虚勢を張っても、世界中でもの笑いのタネになっていることは間違いないわな。日本の政治家たちって、本当にアメリカの奴隷なんだね、って明らかにできて何よりでした。


これまで拙ブログなんかでそういうことを指摘しても、多くの人々は半信半疑だったことでしょう。そんなことが現代において起こり得るものなのだろうか、とね。普通の民主国家では到底考えられないし、そのようなことをするメリットすら分からない、というのが普通の感覚なのではないですかね。


けれど、現実に、今の日本においてでさえ、そういうことが起こるわけですよ。日本がGHQの占領統治下にあった時代でもなければ、経済規模が弱小国であった時代でもなく、アメリカの援助を受けねば国家運営が立ち行かなくなるといったことでもないのに、です。

だから、今回の件は非常に良かったです。誰も信じない時から比べれば、世界から見た日本の政治情勢というものが、心底「米国の犬であり子分でしかない」ということを、これ以上ない形で立証できたわけですから。
そして、日本の政策当局者たちの判断基準というものも、戦略的・大局的思考といったことは無視してよく、アメリカの言いなりの操り人形しかいないということ、官僚の保身の為ならば国家を窮地においやることも厭わない連中なのだということも明らかにできました。


まあ、要するに、クズとバカの集合体、ということですね。
そういう日本の政治家だの官僚だのが、尊敬なんかされると思いますか?あるわけないでしょう。
政治家、官僚機構、マスコミ、経済界、これらが一致協力し揃って愚かである、という点では、日本は稀にみる無能かつ異常な国であろう。自ら進んで植民地であるかのように振舞いたい、というのだから、大笑いである。しかもそれを主導するのが、エリート層であるはずの連中と来てるのだから、少しくらいの反対勢力では強固なバカ集団の目を覚まさせることなどできないわけだ。


40人のクラスに存在する不良グループみたいなものだ。例えば1人の番長と3人の子分がいても、わずか4人だから少数派でしかない。圧倒的多数派は残りの36人なんだよ。だが、不良グループに刃向かう人が1人出たくらいでは、毎回不良4人の餌食にされて負けてしまうわけだ。実際、過去の全ての勝利は4人の不良グループだったわけだよ。そうすると、クラスの皆も気付かないフリを続けるか、刃向かった1人がボコボコにされても他人事のように「あーあ、可哀想に」と蔑んだ目を向けるだけで何もしないのだ。
そうして、不良グループに抵抗することを諦めるようになるのだよ。自分だけが貧乏くじを引かされなくないから、だ。不良どもに血祭りにあげられるのを回避しようと恐れるから、だ。


不良グループ内では、番長に逆らうと痛い目に遭うが、番長の言いつけを守り続ければクラス内で優遇され、少しばかり偉そうに振舞えたりするから、子分であることを止めないわけ。一斉に子分3人が番長に対抗して戦えば勝てるかもしれないのに、子分3人は互いに牽制しあっているから裏切り子分は処分される。過去にそうした状況を目にしてきたから、恐れるわけだ。


こうして、圧倒的少数派の不良グループによるクラス内の支配体制が確立されてしまう、と。対抗策はクラスの残り全部が結束して、4人に立ち向かうしかないわけだが、それができないわけ。各人が結束することを妨げられ、情報遮断ができているから。子分の中には、クラス内の情報を一手に担っている人間がいるから、だ。その子分は自分の好きな情報だけを流すことができるから。


日本におけるアメリカへの隷属は、このクラスと同じようなもの。子分というのが、所謂日本でのエリート層なんだな。



ところで、IMFや世銀あたりがAIIBに対して一緒に協力していきましょう、みたいなキレイ事を並べるようになっているわけだが、どうしたんでしょうか。お前ら、中国のペテンに騙されて、勝手にやってろよ、と堂々と宣言してみたら宜しいんじゃないですか?

まあ、そんなバカなことを言うのは、日本のネトウヨとか工作員部隊くらいしかいないでしょうがね。


融資案件の調査って、金の動きもそうだけど、投資情報が筒抜けになってしまう、ということがあるよね。アメリカさまは、過去にそうした情報ゲットで他国の邪魔をしたり、金儲けに噛んだりしてきたんじゃないですか?
そういう憂き目に遭ってきた国々が少なくないなら、米国の好き勝手にされてたまるか、と内心思ってる国々があっても不思議ではないかな、と。


例えば、ある国Xが重要な投資計画を持っていたとする。開発計画には欠かせない投資であるなら、資金調達できるかどうかは重大である。ここで、資金提供を獲得できるかわりに、というか内々で「その条件として、パートナーにY社も入れてやってくれ」というような口利きがあったら、どうだろう?
それとも、受注先企業Zが想定されていたが、米国の有力会社であるU社に受注させるように求められたら?
その開発計画を知って、計画をほぼパクった形で別の競合計画をアメリカ主導の民間資金で一気にやってしまったりしたら?



いや別に、世銀とか開銀とかの審査の方々が情報を漏らしまくってる、とか言いたいわけではありませんよ。過去の事例において、不適切だと見られることはなかったんだろうか、情報漏れや裏取引を要求されたりしたことが果たしてなかったのか、ということは思うわけですね。表沙汰になってないビジネスチャンスが、そうした融資案件審査で判明してしまい、それがどういう影響を与えていただろうか、とか、思うわけですよ。


不満に思っていた国々があれば、もっと自由にやりたいと思うだろう。紐つきの金で苦しめられたり、嫌な目にあってきたりしてたなら、やはり別の枠組みでと希望するだろう。

アメリカ1強時代に作られた制度や枠組みは、今の時代に合っておらず、アメリカの政治的な専横に嫌気が差してきたことの表れではないか。


アメリカがブレトンウッズ体制を維持せんが為に、Gold Selling Consortiumを作っていた時期があったろう?米国と西側諸国の中銀が作ったものだ。

米国側代表はNY連銀で出資率50%、他は、西独11%、英仏伊各9.25%、スイス、ベルギー、オランダが各3.75%、というものだった。金価格のレンジ内維持を目的として、各国が保有する金地金を売ることで価格騰貴を防ぐというものだった。ドル‐金兌換を維持するべく、ニクソン・ショック以前の世界では為替管理体制が作られていたというわけだよ。これは西側世界共通の管理体制であり、IMFや世銀だってそういう一端だった。
アメリカが出資比率50%であったとして、当時においては不思議でも何でもなかった、というわけであり、それは金保有高やGNPの大きさなんかでは至極当然と考えられていたことだろう。
(因みに、金価格が下げた時にも買い介入するシンジケート団も作られるに至った)


恐らくはドル1強終焉を見据えて、ドル基軸通貨体制への対抗策を画策した、サルコジ元大統領とかストロスカーン元専務理事らは、政治の表舞台から醜聞で葬り去られた。情報監視体制で圧倒的優位だった米国の策略が勝利した、ということだろう。しかし、今回のAIIBに関しては、米国の敗退は確定的となったわけだよ。


ドル1強という基軸通貨体制は衰退期にある、ということを、多数国が感じとっているということだ。そんな中でも、日本だけは義理を果たして、番長米国に従いましたぜ、ということだけは自慢できるのかもしれないな。


日本の従米派たちは泣いて喜ぶことだろう。何たって、世界中に「俺たちはアメリカの奴隷国家なんだ、これぞ奴隷国家日本の忠誠心、しかと見よ」と大宣伝ができたわけで。


少なくとも、東南アジア諸国で参加してないのは、そもそも拒否された北朝鮮以外では、日本たった一カ国である、ということの重みは、ハンパじゃないってことさ(笑)。