怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

山本一郎は南シナ海で日中戦争勃発を期待する愚か者

また山本一郎か。
彼の言う「本当のこと」を、彼自身が心底信じて疑わないなら、直ちに憲法改正なり、日中戦争を可能にする政策なりを打ち出すべきだろう。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20150721-00047747/


いや、先日のfinalventといい、今回の山本一郎といい、目立つだけで「言うだけタダ」の無責任野郎たちって、どうにかならないものなのだろうか。

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/af6b9722ad57aa6e33f267dd5d40e39a



山本一郎のお説によれば、中国が南シナ海に進出してきており、日本の海上自衛隊集団的自衛権でもって「中国海軍を倒しちゃる、海洋埋立や占拠を排除しちゃる」ということを狙っているらしいんだと。


この南シナ海の話も、つい先月に追加説明したわな。

安易な「米軍基地撤退後のフィリピン」を真に受ける無知なテレビ評論家たち


山本一郎の言い分だと、日本政府は
・真の狙いは対中国戦
・ホルムズ海峡の機雷掃海は囮で、本当は南シナ海海戦
とは明言するのが困難なので、きちんと説明できないんだ、と。


何を言っているんだ、と思う。ああ、言うのはタダだったな。
どんなデマでも、それっぽくストーリーを作ればOKだし。


これって、どこのバカの言い分だよ。
本気で集団的自衛権行使だ、と主張したいなら、まず、米軍が中国との戦争に突入する諸条件を示してみるべき。

山本一郎の言い分に従う限り、自衛隊南シナ海において、集団的自衛権を行使する場面というのは、
・中国軍と米軍の戦闘があり
・米軍が攻撃を受けたので
自衛隊集団的自衛権行使に基づき
・中国軍を攻撃する

すなわち、
  中国 vs 米・日連合軍
という、まるで第三次世界大戦の様相ということだ。


米ソでさえ冷戦が継続したのに、中国とはあっさりと戦争をするとでも思っているのか?本当に米軍が南シナ海を守る為に、米中戦争に突入するとでも?

愚かにも程がある。


日本は、フィリピンやマレーシアやベトナム他のASEAN諸国と軍事同盟を結んでいるわけではなかろうに。彼らの領土が中国軍に攻撃されたり占拠されたりしたとしても、日本にはそれを防衛する義務は存在しないんだよ。「集団的自衛権の行使」なんて、南シナ海において何ら関係ない。
仮に、東南アジア諸国が日本に軍事的対抗策を期待していようとも、日本がそれを実施できるわけではないの。やるのはあくまで当事国か、山本一郎的理屈なら米軍なんだろうに。


で、米軍がスプラトリーで中国が埋め立てた場所を分捕り返す為に、中国と戦争するって?(笑)
誰の為に?
米国の利益か?
そんな可能性は、極めて低い。
クリミア併合さえ、難なくスルーだったろう?
ロシアと死ぬ気で戦争をできるなんて、米軍にさえ無謀なんだよ。中国軍に対してであっても同じ。


前に、中国軍機が米軍艦艇に挑発した、だったか、そういう事件があったろ?
本気で米軍がやる気なら、リビア機撃墜なんかと同じで、すかさず迎撃するに決まってるだろ。それは、相手が「弱っちい」かどうか、見てやるに決まってるだろ。核保有国相手に、そんな軽はずみな行動をするとでも思ってるのか?


相手が強けりゃ、余計な手出しなんかしないんだよ、現実は。山本一郎の脳みそは、大丈夫か。


それとも、日米安保条約がある為に、南シナ海での自衛隊武力行使が必要になるって?
そんな話があるわけない。
たとえ米軍が南シナ海で中国軍とイザコザを起こしたとしても、自衛隊は関係ないんだよ。


どうしてかって?
それは、日米安保条約があるから、だろ。

条約では、4条の「極東」か、5条の「日本施政下」の条件に拘束される。だから、安保条約が理由ではないんだよ。南シナ海は、いずれでもない。日米同盟を根拠にしたいなら、まずは「日米安保条約を改正すべし」と言うべきだろう。


なので、今回の「戦争法案」が何故戦争法案なのか、というと、日米同盟の為なんかじゃなく、日本が独力で集団的自衛権行使の対象と考えたら、地域も距離も対象国も関係なく、「どこででも、誰を相手にしても」行使できるようにする、という代物に「解釈を変えた」んだ。
それは、日米安保条約の枠組みさえも超越した、「違憲のもの」なのだ。


トンデモ論の山本一郎的ご意見によるなら、南シナ海ベトナム軍が中国軍に攻撃されたら、「すわ日本の一大事、日本の存立を脅かす事態だ、だから中国と戦争だ」って、殴り込みをかけてもいい、というのが「南シナ海における集団的自衛権」の正体ってことになるわな。
これは、既に戦争当事国だ。


いやいや後方で補給しかしない、って?

誰に?
南シナ海で、ベトナム軍やマレーシア軍やフィリピン軍の艦船に補給業務を実施すると?中国軍と戦っている、東南アジア諸国の軍隊に支援をするのか?


山本一郎の言説は、破綻している。
南シナ海で、日本の自衛隊集団的自衛権行使をするべき事態、条件、相手国、それらをキレイに並べてみろ。
できるわけないだろうがね。


具体例を書いてやろう。

1 中国軍が、南シナ海にある、X諸島を不法占拠、その際、中国軍がA軍、B軍、C軍等に武力攻撃を実施。
2 その結果、日本の存立を根底から覆されるような状態になる。
3 よって、日本は集団的自衛権の行使を表明。


問1  X、A〜Cに当てはまる国名または地域名を記せ
問2  2の状態について、具体的かつ詳細に述べよ
問3  2の状態を解決すべく、集団的自衛権行使は具体的にどのようなことを行うのか、述べよ


いかに山本一郎の言説が思いつきに依存しているか、ということがよく分かるだろう。


南シナ海をダシにする手口というのは、バカほどよく釣れるということなのだね。