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基地利権に群がる連中が普天間基地を悪用する

辺野古の工事が止まっているので、基地工事でカネを回せなくなってきて、切羽詰まった方々が別の工事で搾取でも狙っているのでしょうか?


http://www.asahi.com/articles/ASJ8M5JB3J8MUTFK008.html

政府は19日、沖縄県の米軍普天間飛行場宜野湾市)の大規模な補修工事を始めることを決めた。老朽化した施設の補修を求める米側の要求に応じ、航空機の格納庫や米兵が住む隊舎など19施設が対象となる。費用は日本側の全額負担で、数百億円にのぼる可能性がある。地元からは、普天間基地の固定化を懸念する声も出ている。

 防衛省によると、月内にも調査を始め、年内にも着工。工期は2〜3年を想定する。対象は隊舎や格納庫、貯水槽や管理棟などで、壁がはがれ、雨漏りがするなどの劣化が進んでいるという。日米両政府は1996年に普天間基地の返還で合意したが、いまだ移設は実現しておらず、その間に施設が老朽化。補修が避けられなくなった面もある。

 普天間基地の補修費については、2012年に日米両政府が発表した在日米軍再編見直し計画の中で、名護市辺野古への移設完了までは日米両国で負担すると明記。13年度から始まっている隊舎や排水施設の改修など計5事業、約56億円分については日本側が全額負担している。

 補修工事で日本が費用を全額負担するのは、日米両政府が06年、沖縄の米軍基地返還の行程を定めた「ロードマップ」を発表してから2度目となる。防衛省の担当者は「日米安保条約の目的などを勘案し、日本側の自主的判断に基づいて行っている」と説明している。米側は娯楽施設などの補修も求めたが、日本側は「国民の理解が得られない」として断ったという。

 普天間飛行場の県内移設に反対する一方、同飛行場の5年以内の運用停止を求めている沖縄県翁長雄志(おながたけし)知事は同日、那覇市内で記者団に「普天間基地の延命工事ではないか」と問われ、「大規模な工事ということなら、そういう懸念も生じる」と述べた。(安倍龍太郎、上遠野郷)

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鳩山政権下で県外移設を言い出した時、基地利権ムラの連中が総出で攻撃を仕掛けてきた。当時の小沢幹事長の政治資金報告書のズレの問題を殊更取り上げて、検察を動員した。3人の秘書逮捕と、検察審査会の起訴相当議決まで「生み出して」東京第五検察審査会をフル活用したわけだ。

これと比較して、甘利大臣と秘書の捜査と不起訴って、どうみてもおかしいでしょ?
特捜ってのは、悪魔の手下でしかなく、自分の立場と利権を守るのが精一杯ってことなんだってよ(笑)。甘利の秘書は物証も揃っていたのに、検察は意図的に助けたんだ。狙い撃ちする相手だけ、犯罪として追い込むだけしか能がない、司法の風上にも置けない組織、それが特捜であり検察庁なのだ。


話を戻そう。
鳩山政権時代に、「基地利権ムラ」が総出で反撃し、鳩山総理も検察捜査対象となったわけだが、起訴だけは逃れた。その結果、鳩山総理は「抑止力肯定発言」を強いられ、日米合意文書のハンコを押させられたわけだ。辺野古移設をやる、と。ヤクザまがいの脅しに屈した。小沢は排除され、民主党政権崩壊の序曲となっていった。


こういう時、「基地利権ムラ」の連中というのは、「普天間の補修工事をやってやるぜ」と言い出してきたわけだ。工事にはうまみがあるのさ。
彼らは「原子力ムラ」勢力とほぼ同様で、そこから甘い汁を吸い上げる奴らが蔓延っているのだよ。


で、2010年には、3カ月間も運用を停止して、大規模補修工事をやったわけだ。


2010年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d266eeba224681a7fc51e76d65b141bb

同年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3f26babbc6290d5d631d88dffa1a0d0d


しかも、米国海兵隊が、自らカネを出して工事をする、って宣伝していたんですぜ?(笑)
なら、何で普天間基地を毎日使ってる米軍自身で工事をしてこなかったのか、と思いませんか?
日本側が負担義務がある、というなら、当時だってそうするはずです。今回の出てきた補修工事の話というのは、要するに、報道主導の、「基地利権ムラ」からのカネ寄こせ運動ってことですな。


基地利権ムラの連中には、極めて強固な利権構造ががっちり組み込まれており、まさしく「金の卵を産む」がちょうならぬ「基地」をヨソへ移すことなんぞ許し難い、ということでしょう。国外移転なんかされようものなら、カネのなる木を失うことになるから、絶対反対と言うに決まっているのです。


彼らは、米軍基地を国防の為という理由で正当化していますが、実際はそういう問題ではありません。
まさしく、カネなんですよ。
国防でも、日本国民の為でもなく、単純に「己の利権たるカネ」の為なのです。動機が単純明快であるが故に、その利権を守ろうとする連中の行動も一致しやすく、とても簡単で済むわけです。


それが「基地利権ムラ」の在沖米軍基地を死守する行動に結び付いており、カネの為に動くという連中は簡単に動員できるということなのです。

施設整備という名の、あるいは基地工事という名目でもって、カネを捻出するシステムが、辺野古工事停止で大変困った状況となっている、というのが、基地利権ムラが必死になっている理由です。
違法確認訴訟を、無暗矢鱈と短期間で終わらせろと要求しているのも、やはりカネを流し込む先が金欠の苦境に陥っており、何が何でも早くカネを回せと矢のような催促が来ている為でしょう。


その為、辺野古工事代金規模には釣り合わないが、既存の普天間基地に無駄カネを大量投入して、そこから「蜜を吸い上げる」算段をしたというのが、今回の大規模改修工事の目論見でしょう。
無駄な工事をたくさんやって、無駄カネを生み出し、そこからのアガリを頂戴するというのが、昔からある基本的な筋書きではないですか(笑)。奴らはそれを忠実に守り、再現しているのですよ。防衛施設庁が長年存在してきたのには、相応の理由も意味もあったわけです。


奴らがしがみついているからこそ、沖縄から基地をなくせないのです。
基地利権ムラの奴らは、検察を動かせるほどの強固な政治的体制を持っているのです。そのことを国民が気付けない限り、打破・排除できないでしょう。