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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

倫理崩壊に至らしめた強権アベ政治の顛末

財務省の文書改竄問題が少し明らかになってきたようだが、このような話は全体像のほんの一部でしかないだろう。
国会事故調が「日本という病」と称したように、国全体を覆う病根なのだ。


日本という国は、政治家や官僚といった政治中枢の人間だけではなく、マスコミに登場する識者も、ネット上で胡散臭い屁理屈を拡散する「学者もどき」といった連中と、その煽動に乗っかり愚劣な言説を拡散する連中によって、今の破壊的な状況がもたらされたと言ってよいと思う。


彼らには、良識なる言葉は存在しない。いや、常識さえもが欠如しているのである。
普通の、一般的な思考能力すら、備わっていないのかもしれない。そうじゃなければ、ここまで状況が悪化するということは考えられないから、である。どこか宗教がかった連中は、異様な思考に毒されたり支配されているせいで、熱狂的な崇拝をやめることができないし、まるで熱病のような無意味な「教祖様への忠誠」をいつまでも継続するのである。彼らの目を醒まさせることなど、誰にもできないということだ。


話を戻そう。
拙ブログにおいても、昨年からいくつか記事で指摘してきた。


17年4月>https://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e937ee16db9ff19c30cb3a42a48cda35


(再掲)

『忖度は犯罪ではない』

これは一見すると、正しいように見えるだろう。文脈を無視すれば、例えば忖度という語の項目の例文として見れば、大した問題はない。しかしながら、森友学園の土地売却を巡る問題としての、各省庁職員等の「忖度」となると、単純に犯罪ではないと断定できない。


具体的に言えば、例えば財務省事務次官・局長級以下財務省職員が、「総理夫人が深く関与する学校法人なので、小学校設置を何とか実現させたい」といった忖度をしたとする。
忖度だけなら犯罪ではないかもしれないが、それに伴う行為の結果が問題ろなろう。例えば土地売却価格の問題である。それとも補助金交付その他予算執行の問題である。


忖度の結果、実際に行われた行為が「違法な事務」であった場合には、これは犯罪となる可能性がある。

背任罪というのは、犯罪であろう。それに該当しないと言えるか?
財政法、予算決算及び会計令会計法などに違反していないと確信を持って言えるか?
「予算執行職員等の責任に関する法律」でいう、処分の対象ではないと言えるのか?

(中略)

「法律及び命令」なので、命令違反は懲戒処分対象である。
命令は「通達」を含むものと解されるはずだから、通達に反する賃借権契約や売買契約の締結は命令違反を構成しうる。命令違反を回避する、特別の根拠なり合理的理由を必要とするだろう。


(中略)

お役所仕事なんだから、基本的にはこうした通達に従って、定型的な処理を心がけるものなのでは?

(イ)に従い、大阪航空局では地下埋設物の調査を実施したのでしょう?そして土壌汚染も明らかになっているので、形質変更時要届出区域の指定を受けたわけでしょう?

見込額は算定されているはずで、国有財産台帳に価額記載があるはずだし、路線価等も参考に価額算定がされるのが、「普通の事務」では?
少なくとも、大枠で上記通達のX、Yを算定後、AかBのいずれに該当しているかを当該土地において判断していなければおかしいでしょう。


(中略)

こうした命令に違反している処理を行ったものは、違法な事務であろう。何も脱藩官僚の人が新たな通達なり、内部処理方法を発明せんでも、既に作られていたと考えてよさそうなのでは?

元からこうした通達があるのだから、それに則して処理していれば書類は保存されてるはずで、その処理に係る書類等を開示することが、それほど困難であるとは思われない。

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https://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/aca621df090d1b842d3a78fb6cf04fca


(再掲)

仮に財務省が何かヘマをやらかして、それを隠しだてしたいということから、(高橋氏曰く)学園に「弱味を握られ」てしまい、不当に安値をつけてしまったとか、財務省が総理夫人等を忖度して勝手に不当な土地売買をやった、ということがあるとして、これを安倍総理自身が庇いだてする理由はないだろう。


安倍総理が「(財務省の)忖度はなかった」と国会答弁していることから見ても、分かる。

このこと自体が、安倍総理財務省は共犯関係(話題の共謀罪チックな「共謀共同正犯」のような関係性?)を窺わせるものであろう。


(中略)

1)「池沼」という登記情報

水深の点から見ても、池の底が10m程度の場合だと、かなり大型になるはず。どちらかと言えば、湖に近くなる、ということである。農業の灌漑用池程度のものは、水深が5mとかを超えることはまずないだろう。ため池でも同様。なので、池の底にばら撒かれていたゴミが残っていた、という説明は、採用し難い。
(因みに、不忍池は、水深が比較的浅いようで、1mもないくらい、らしいです)

「動物死骸やゴミが大量に捨ててあったんだから埋設ゴミは不思議じゃない」論を唱える、アベ擁護派は多くいるが、現実を知らないか地形条件を無視しているか、ということではないかな、と。

2)杭基礎という工事

杭打ちをやっていたら、ゴミが約10mの深さから発見された、と。
この建物の基礎は、杭基礎であり、その深さがゴミの発見された深さということになろう。すると、支持地盤が約10mで、その直上に「大量のゴミ」が存在、という話らしい。

さて、支持地盤というのは、日常的に露出している面なのだろうか?地盤のすぐ上にゴミが置いてある、って?
なら、それは、本当に支持地盤なのか、という別の問題が生じるだろう。常識的には、あり得ない話では?
「支持地盤とほぼ同じ深さに、ゴミが大量に置いてある(=埋まっていた)土地」って、実例で示せる?どんな地形・地層なの?どんな条件?
出鱈目なり、嘘というのは、言うのはタダだからな(笑)。

恐らく、客観的に見て、杭基礎工事の際に、支持地盤と同等レベルの深さに大量のゴミが存在、ってのは、ほぼ不可能だろうね。


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で、昨日今日になって、地中ゴミは業者が「無理に書かされた」って証言してたらしい、との報道が出ているよね。
まあ、常識的に見れば、柱状図で検査してる通りの結果が重視されるというのに、「いやいやゴミはあったんだ」説を強弁する連中は、それでも多いわけだが(笑)。

こういうのを、常識の欠如と呼ぶに相応しいって言っているのですよ。客観的な根拠を完全無視できる、その思考や態度が異常ですね、そういうのが日本に蔓延してるのは危険ですねって話なんですよ。しかも、そのお説を唱えるのが、社会的にそれなりの立場の人間たちが、ということなのが、もっと大笑いってことです。



17年11月>https://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/166d552b429da22df46ba59b8e16e01b


(再掲)

嘘つきというのは、事後的にいくらでも嘘を吐けるものである。
事実を書き換えることも厭わない。

当初言っていたことと、後になってから違うことを言って、記憶を誤魔化そうというのはよくある手口なのだ。


産経新聞記事からの引用部)
大阪市の学校法人「森友学園」が開校を目指した小学校の「設置趣意書」に、民進党朝日新聞が可能性を指摘していた「安倍晋三記念小学校」の記載がなかったことが分かった。自民党和田政宗参院議員が22日、財務省から資料を入手し、自身のツイッターで公開した。


財務省が改竄したとされる文書を元に産経記事が書かれたりしてなかったのか?
和田政宗議員の「ご高説」は果たして正しかったのか?
朝日新聞批判について、彼らはどうケリをつけたのか?


な?
だから、言ったろ?


過去を、事実を、歴史を捻じ曲げ、書き換えようとする輩は、こうやって大勢いるんだってことなのさ。
それは、財務省官僚に限らず、ということだ。

その片棒担ぎが大好きな連中は、ごまんといる、ってことなのさ。
このような有様が、日本の危機的状況を示しているんですよ、ってずっと警告してきても、殆ど理解されないのですよ。


そして、デマ屋が圧倒的に有利であり、彼奴らが勝利するようにできているわけです。
拙ブログのような、マイナーがいくら何を言おうとも、ほぼ無駄なんですよ。


社会には届かない(笑)


クズが有利なの。圧倒的に。


(追記)


アベ政治の産物というのは、戦争法案の委員会採決のようなもので、「兎に角、やっちまえばこっちのもんだ」というお手本を、アベ総理以下閣僚も自民公明の与党議員たちも揃って、「全国民に見せた」わけですよ。


つまり、暴虐だろうと何だろうと、権力を握ってる側・多数派を取ってる限り、「何をやってもいいんだ、何をやっても許されるんだ」という教訓なり成功体験を、次々と生み出してきたわけだよ。


だから、官僚の職業倫理なんざ、崩壊してようとも全然平気ってなるわけだ。
だって、結果だけがあればいい、手続が違法だろうと、汚いやり方だろうと、結果さえあればいい、ってことなわけで。その典型的な見本をアベが総理自ら圧倒的権力者となって最高裁さえも支配できる構造を作り出したわけで。

法さえもが、無力となったというのが、アベ政治の産物なのだわ。
そのようなアベの生み出した「新たなルール」によって政治なり物事が動いてゆくわけだから、官僚たちはそれに適応したに過ぎない。


そして、その腐敗レベルは「少々の」段階を大きく通り過ぎて、マスコミ支配も出来てる、情報統制・支配もできた、へらず口連中のインチキ有識者たち(当然何人もの弁護士も含まれる)も浸透させた、国会議員は木偶の坊集団にできた、ということで、どこにも「歯止め」が存在しなくなったわけだよ。その結果が、今の社会ってことだ。


嘘が少しくらいバレたって、なかったことにしてしまえばいい、って更なる悪事を重ねてくるような連中が、社会の中枢を占拠しているわけだから、どこにも救いなんぞないのだよ。


これこそが、日本の病気ってことだ。
大衆は、これを多数派の力でもって覆すこともできないんだ。ごく少数のバカによって、簡単に支配されてしまうような、非常に残念な国に成り下がったということだ。


こんな状況になってでさえ、それでもまだ「アベを信じ続ける、アベ支持」としか言えない連中は少なくない、ということなのさ。5流国家の所以はそういう所にある、ってことだ。