日本代表チームの皆さん、選手・スタッフ・監督コーチ・ベンチ等、お疲れさまでした。
素晴らしい試合を見せてくれて本当に有難う。心から感謝したい。
これほどの期待を抱かせるチームは代表史上最強の称号に相応しい。けれども、結果が全てなので、惜敗かもしれないがブラジルに力負けした。残念ながら内容的にはオランダ戦よりも悪い。
まずはブラジル戦の感想から書いてみたい。
1)ブラジル戦は力負けと戦術的ミスの連鎖か
当方は最初から「ブラジル戦にはワンチャンあるかも」という考えだった。
4点目の上田ヘッドが決まって決定的となった。
— 浜菊会 (@hamagikukai) 2026年6月21日
碧の田中も『チーム田』だなww
いやー、2戦目のジンクスを打ち破り、日本代表のW
杯1試合最多得点を記録できた。
32強に上がれたらw
ブラジル戦が一番マシかもw
生のヴィニシウスやカゼミーロを体感した経験があるからw
仏・モロッコは厳しい
昨年10月に逆転勝ちを収めたブラジルには「嫌な相手」という印象を与えているであろう点も、チャンスがあるかもしれないと思えたのだ。
これがフランスが相手だと更なる厳しさがある(グループリーグでの仏・ノルウェー戦を見ればその理由が分かるだろう)。モロッコも守備が堅く(崩れ難い)、ブラジルより得点チャンスが少ないであろうと推測したから。
で、実際の試合でもサムライブルーは佐野海舟の先制ゴールを挙げることに成功した。前半は押されながらも「カウンターでワンチャン刺せる」という実感通り、リードすることに成功したのである。
ブラジルは後半開始早々から攻勢を強め、日本の弱点を衝いてきた。特に狙われたのが、クロスから逆サイドへ送ってのヘディング攻撃、である。過去に何度もここを衝かれたのと同じ戦法であった。大会前から予想できていた話でしかないのだが。
オランダ先制点は、これまでの日本の弱点として課題だった部分をまたしても衝かれたw
— 浜菊会 (@hamagikukai) 2026年6月15日
アーリークロスからのファーのヘッド弾w
前回スペイン、クロアチアに食らったのと似てて、高身長&重さのある相手だとやられ易いポイントなのよね。
DFが密着してないと危険w
蘭の研究通りの結果だったかと
ブラジルの攻撃パターンが明らかにこれを狙っていたであろう。
トライ回数を重ねることで、チャンスを掴めたということになる。それがカゼミーロの同点弾として結実した。
試合全体を通じて鈴木彩音の好セーブ連発がなければ、日本は大量失点しててもおかしくなかったが、どうにか均衡を保つことができていた。
しかし目的がはっきりしてる攻撃パターン、すなわち左右からクロスを入れられて逆サイドのヘディングで合わせてくるという「分かっちゃいるけど、防ぎ難い」は何度かトライをされ成功してしまった。
カゼミーロの得点シーンは「確実にオフサイド」を取れてないとダメだった。が、現実にはDFラインが異常に下がっており、その前のマイナスクロスに備えて下がっていたのでラインを上げるのが遅れていた。
細かい話になるが、ラインを上げるのが50センチ遅れるとカゼミーロのオフサイドポジションが成立せず、同点ゴールを奪われたということになってしまうという話だ。
ディフェンスラインが下がると失点し易くなる、という話は昔から何度も書いてきたと思うが、ブラジルの度重なる攻撃に受け身となってしまい、実際にそうなった。
この失点は「予想できたこと」であった。
ここに日本代表チームの緩さ・甘さがある、ということになる。ポケットを取られた後の折り返しケアから、戻された時に「ボールを見てる」間に、ラインを上げるのを30センチでも50センチでも「遅れるとやられる」ということだ。
これは短い時間での対応なので、ステップの幅を大きく取って「ライン上げ」を大きくする等、ラインコントロールを正確に実行する必要がある。
谷口は優れたDFだしピンチを幾度も防いできたが、ことラインコントロールについて言えば、他の試合を含め「微妙なオフサイド」判定においてラインが深い=オフサイトにならない=相手側に大チャンスということがあるわけである。
どうしても「相手FWを見る」という習性かもしれないが、自分自身をゴールに近い側に位置してしまうのはしょうがないかもだが、ラインが低いことで相手得点が生じるわけでオフサイドポジションにさせる細かい動作が必要であった。
で、ベンチは「クロスを左右から入れられてる」というのを対処しようとしたのかもしれないが、左右WBの攻撃力のある「堂安・中村」を下げて守備的選手である菅原と淳之介を入れたのでは?
これが後半の苦戦を更に悪化させた可能性がある。
攻撃力を失ってもよしとして守備的選手投入は失点を防げる可能性は高まるが、勝ち越せるチャンスは減るわけで、日本にとっては厳しかった。左右の攻撃力を落としたわけだから、そりゃ攻め手を失い易いわけで。
ここに監督・ベンチの思惑とピッチ内の選手たちとの間で、意思統一が微妙にズレた可能性があるのでは?
この交代結果、前に運べない・ボール保持ができない、ということになり、シュートチャンスさえ殆ど消滅した。堂安・中村を下げた直後に飲水タイムで選手たちとの会話の後で交替するか否かを考えても良かったのではないか。
平たく言えば、日本がブラジルに負けたのは先制点の後の「火力不足」があるだろう。
攻撃力の低さは後半のシュート本数に現れている。
個で打開、がほぼ無理だった。
チームの連携としても仕掛けが乏しかったり精度が低かった。喩えて言えば、三苫の不在が響いていた。
防戦一方となって、何度も危機を凌ぐことに精一杯となってしまった。
これは菅原・淳之介の投入でクロス封じとか、守備力強化という狙いかもしれないが、その代償としてボール保持や前に運べる力が減退したことで守勢が強まってしまった。
つまり森保采配が裏目に出た可能性がある。
決勝点の時、日本の左サイドで碧がボールを奪取した後で繋ごうとしてボールをロストしてしまい、ブラジルに中へ展開され右サイドへのパスで得点された。日本がやりたかった形をブラジルが実現していた。
22番マルティネッリが菅原と冨安の間に居て、菅原は22番が少し後退りするのに合わせて背後で一緒に下がっていたのだが、結果的に直でパスを受けられシュートに持ち込まれてしまった。
守備をするなら、22番の前に入ってパスを妨害すべき所だったのでは?距離を空けてしまっていた為に、楽々パスを受けシュート体勢に入られてしまったわけで。
メダルを逃した東京五輪でスペインに敗戦後、碧は「デュエル云々じゃなく、チーム戦術として足りてない」的な発言をしたことがあったはず。だが、現在の碧は人一倍努力して個人の「デュエル」を磨き拘ってきたのではないか?
自身が生き残る為にボランチとしての能力アップに努めてきたから、ではないか?今大会でのデュエル面の成長が明らかで、活躍を見せたのも当然であった。
それが発揮されたのが、あのATでのボール奪取だった。ブラジル相手にデュエルで勝利してボールを奪ったが、そこである意味満足してしまい、サイドに蹴り出す等の選択ができなかった。味方を助けるべく、ボールを保持しようとしたのが逆に奪い返されてしまった。
これは、あくまで結果論に過ぎない。危険な場所で安全策を優先するかどうかの判断で、逃げも必要だったが、もしボール保持に成功すれば味方は楽になるから。
結局、ボール保持力が1対1の局面でブラジルは強く、日本が弱かった。
=日本はボールを繋げず、何となく前方に蹴り出すか、苦し紛れで上田に当てようとするが厳しいマークでブラジル守備網に簡単に回収されてしまう、の繰り返しだった。
ハイプレスを回避して相手Pエリア内に攻め込める機会が激減してしまい、それがブラジルに精神的優位を与えてしまった。
先制後に追いつかれたスウェーデン戦でも似た傾向があり、スウェーデンの攻撃力だったから同点止まりだったが、ブラジルには最終盤で守備が決壊してしまったのかもしれない。
同組のオランダはモロッコと激闘の末、PK負けとなった。必ずしも同じとは言えないまでも、モロッコ、オランダが同等水準(ブラジルもモロッコに引き分けてる)と見れば、日本もそこに段々と接近してきたかもしれない、とは思う。
従来なら16強決めの対戦カードとは思えないレベルですよね。そのオランダに日本は引き分けで負けなかったのだから、そこそこの力はついてきてるとは思う。けど、ブラジル戦を見れば明らかなように、局面での1対1がまだまだ弱い。
試合運びが悪くなった理由は、そこに尽きる。惜敗だった、健闘したとは言えるのかもしれないが、レベル差は依然として壁が立ちはだかる。
2)負け難いチームにはなっているが…
今大会の4試合、1勝2分1敗ということで、決勝トーナメントでの敗北だけだった。他はオランダ、スウェーデンに引き分けで「守備の粘り強さ」が窺われる。
8得点・5失点も過去より若干は成長してるが、前回大会の4失点よりは増えてしまった。航の不在が響いているのだろうか?
先制できたスウェーデン戦やブラジル戦だったが、失点を防げなかったことは反省と改善すべき点として検討しておく必要があろう。
スウェーデン戦の失点は、要注意人物のエランガに決められてしまった。
エランガは速度がヤバいw
— 浜菊会 (@hamagikukai) 2026年6月24日
FW3枚の攻撃力・圧力は相当強いw
日本はカウンター対策・DFの速度が必要。
不用意なミスでの失点に要注意
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スウェーデンは日本戦でシステム変更か…同国メディアは『超強力プレミアリーグ3トップ』を予想:中日スポーツ・東京中日スポーツ https://t.co/74SW68rUom
ミドルのシュート技術も素晴らしく、名前の通っているギェケレシュやイサク(2人分の市場価格だけで、日本チーム全員分の合計より多いw)が無得点で、エランガの個で打開されてしまった。
日本はこの部分が海舟の1点止まりで、強豪ブラジル相手にはそれ以上通用しなかった。
苦しい展開でボールを保持する役割として期待された鎌田も不発で終わり、タメも時間も作れずゲームコントロールができないことでかなり攻められた。
前田の鬼プレスでどうにか凌ぐ、みたいな展開では、やはり厳しい。勝ち切れなかったスウェーデン戦後半のような「勝負弱さ」が、秘かな暗雲として残ったのかも。後味の悪さ、的な。
18年のベルギー戦、22年クロアチア戦、26年ブラジル戦のいずれも日本が幸先よく先制してるにもかかわらず、逃げ切れず勝ち切ることができないまま敗れた。
世界基準のGK誕生でも守備力の改善がまだまだ必要だということを示している。
ヤラレる典型的パターンに毎回やられてるわけですよ。
何遍も言ったけど。
クロス~逆サイドのヘッド弾、これに何度も不覚をとってきたわけで、もう勘弁してくれというレベルで失点してるのだ。
高さで劣る日本は、DFだけがクロスボールに競って勝てるわけではないので、オフサイドポジションの精度の高い活用が必須である。
残念だが、実力差通りに力負けした、という感じでしょうか。
可能性は感じさせる大会ではあったが、勢いを削ぐスウェーデン戦後半から、チーム全体の流れはやや「停滞」気味だったのかもしれない。
点を取れなければ勝てない。
失点すれば負ける。
いずれも日本が足りてなかった部分があるが故に、ブラジルに敗北したのだ。
もっとシュートを打てる力を着けなければならない。ボールを前に運べる力も。
道のりはまだ遠い。
負けはしたが、今大会の日本代表は素晴らしい試合を見せてくれて、本当に有難う。
産みの苦しみはこれからもまだまだ続く。更なる向上を目指して頑張ってほしい。
決勝トーナメントへの自力出場が「常連」クラスになってきたのは、地力がついたことの顕れでしょう。
この8年間の成長は決して無駄ではなかったということを示している。
日本はまだまだ強くなれる。
その下地はかなり出来てきたと思うのです。
これからも頑張ってほしい。
夢の続きを見させてください。楽しみにしています。