TPPだの、東電だのと、あっちこっちで面倒なことが多すぎて、資料をじっくり読む暇がない。
東電の奴ら、ドサクサに紛れて、ささっと処理してしまおう、って魂胆だな。
資金の1兆円申請というのもそう、2号機、3号機のマニュアルの提出もそう、マスコミの反応を観察してるのだな。
今は、TPP問題で騒動になっているから、東電の方に目を向ける人は少ない。
そうして、こっそり発表とかやって、目立たぬようにしておれば、責任逃れができる、と思っているのであろう。
(一部引用)
東京電力:「バッテリーなどは信頼性が高いと判断していたので、直流電源の喪失までは(手順書に)含めていない」
黒塗りから一転して公開された1号機の操作手順書には、事故ですべての電源が失われ、長時間復旧できなくなるケースが想定されていませんでした。3月の震災では、地震の発生後、原子炉を止める操作はすべて手順書通りでした。しかし、津波で外部電源や非常用電源、バッテリーまでもが水没し、原子炉の冷却操作などができなくなって燃料の溶融や水素爆発につながりました。東京電力の想定の甘さから手順書が役に立たず、深刻な事故を招いた実態が浮き彫りになった形です。
よくもまあ、こんなウソをシャアシャアと言えるもんだな。
どうせ、一般素人になんか何を言っても分からない、と、隠蔽を可能にするというわけだ。
既に記事に書いたように、東電は隠蔽を続けているだけだ。
東電曰く、「直流電源喪失までは含めていない」って、バッテリー切れになったのはいつだ?
津波前までは、生きていたはずだろう?
それまでの対処は、電源がある時と同じ操作でいいのだから、手探りもヘチマもねえ、普通に停止させるだけじゃないの。何が「手順書は役に立たなかった」だ。役立てなかったのは、東電だろうが。
電源があった15時36分までは、一体全体、どのような操作を行ったのだ?
その時点までは、マニュアル通り、じゃないの。出鱈目言うのもいい加減にしろ。
非常用復水器(IC)の手動停止が、明らかに間違いだろうに。
バッテリーの消耗を防ぐ意味においても、ICは動かしておく、というのが、マニュアルで書かれていることである。バッテリーが早くダウンしたのは、間違った対処を行ったせいでもあるのだ。
「原子炉を止める操作はすべて手順書通りでした」って、お前ら、バカにしてるんじゃねえか?
そんなもんは、自動で行われるものであって、制御棒挿入、MSIV全閉、などといった動作は、機械が自動的に判定してオートで進むステップなんじゃないの?
そんなのが「手順書通りでした」って、当たり前だろ。自動的に発動するものなんだから。機械がやってくれただけだろ、●●が。
これまでの原子炉停止に関して、原子炉温度が例えば150℃程度(別に176℃でもいいんだけどさ)に下がるまでは、時間でどれくらいなの?
或いは、1時間で、どの程度まで冷却が行われるものなのですか?
津波で流される15時36分までは、電源が生きていたわけだろう?
だったら、それまでに行われる冷却操作・冷却手段とは、どういう風に行うのか、って聞いてんだよ。
それは、全交流電源喪失ではない(バッテリーも当然ある)、ただの停電の場合の停止と変わらないであろう?
どうして、その操作を行わなかったのか、って聞いてんだよ。
15時36分までの間にやった、冷却操作を挙げてみろ。
自動起動したICの手動停止か?(笑)だよな、これを、やったんだよ。
本来行うべき、HPCI起動もやってなかったんだよ、お宅らは。
無駄な操作を繰り返すことで、バッテリーの消耗は早まるんだぞ。計器類表示だけに温存しておけば、もっと長く持ちこたえられたはずなのに、電力消耗の大きい冷却機器やポンプ類を使えば使うほど、早くダウンするに決まってるだろ。
あらゆる点において、ICの手動停止という選択だけはなかった、というのが事実なんだろうよ。
機械は正しく判定して、ICを自動起動してくれたのに、それをわざわざ「人間が止めやがった」ということなんだよ。
どこまでシラを切るつもりだ。