怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

ギリシャ神話(現代版)

欧州の人々が仲たがいをするようになるという、破滅型ストーリー(らしい)。


高々数千億ドル?の、はした金を巡って、出すの出さないのですったもんだの大騒ぎをして、自分の懐をケチることで回り回って、欧州全体(どころか世界経済全体)の崩壊を演出する、ということらしい。

ドイツ人は、ユーロ圏のお陰で、域内貿易で膨大な経常黒字の恩恵を受け、その上ユーロという単一通貨のお陰で日本の円高のような通貨高の苦しみからも解放されているというのに、そうした利益享受者の第一位の立場にありながら、崩壊させたいとかユーロやめたいとか、ワケの分からんことを言う展開になっていて、物語を一層スリリングにする効果を出しているらしい。


日本の立場とすれば、例えば外貨準備の米国債を売って益出しし、対ユーロでドル高となっているそのドルでユーロをがっつり買入して、ユーロ圏の国債を買ってあげると、国際的にも評価されるし、通貨分散もできるし、為替介入で食らった大損のマイナス30兆円だか40兆円だか知らんけど、その損失を少しでも取り戻せばいいんじゃないか、と思うわけである。

まあ、そんな機敏なことはできんだろうけど。