怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

イラン制裁という踏み絵

また、米国の都合の押し付けだな。

http://www.asahi.com/international/update/1202/TKY201112020245.html

『日本は昨年、原油の約1割をイランから輸入。サウジアラビアアラブ首長国連邦カタールに次ぐ第4位の調達先だ。コーエン氏は、日本のほか、欧州連合(EU)諸国、中国、韓国、インドなどの国名を挙げて、疑惑表面化後もイランからの原油輸入を減らしていないと指摘。同盟国と協調して輸入削減を進めたいとの考えを示した。』

アメリカはイランに対する責任を果たすべき立場にあるのは、第一義的に6カ国協議の枠組みを構成する、米英仏露中+独だ。常任理事国とドイツである。
日本に責任を押し付けるな。

参考>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/ddd8e733cbed9dc60bc8cc2035810616


はっきり言っておく。
アメリカの核はキレイで安全というのは、未だ確かめられたことはない。
人類史上、核兵器を使用したことがあるのは、唯一「米国」だけである。真に危険なのは、使用を厭わない米国である。言ってみれば、「前科2犯」と「初犯でも何でもない人」を比べれば、危険度は前者であると判断する、というようなことだ。

更に、過去30年ないし50年で、

・イラン人に殺された日本人の数
・米軍に殺された日本人の数

を比較すると、圧倒的に米軍の方が危険である。

単純なリスクの比較だ。
日本人にとって、「イランorイラン人」よりも、「アメリカ合衆国orアメリカ人」の方が、圧倒的に危険な存在である、ということ。
これは、事実である。過去の歴史から簡単に分かる話だ。


イランの問題があるというなら、日本に踏み絵なんぞ踏ませるな。
まず、中国に責任を果たしてもらうのが先決である。或いは、ロシアでもよい。それら6カ国協議の国々が応分の責任を果たして後、日本に要求してきなさい。

輸入額抑制であれば、中国、UAEイラクなどに協力を求めて下さい。それが出来てから、日本に言え。


日本から見て、「イランの核開発疑惑」と、例えば「米国の核兵器」「中国の核兵器」「インド・パキスタンイスラエル核兵器保有疑惑」などと比較して、イランの危険度が上回っているという根拠が確認できない。

歴史的に見れば、危険度は圧倒的に
  アメリカ >> イラン
なので、
そうすると、アメリカからの輸入を制限するのか、という話になるだろう。

更に、アメリカが喧伝する「中国の危険性」というのを仮に受け入れるとする場合、イランの危険度と中国の核兵器の危険度を比べて中国が上回るということになれば、中国との貿易を制限するのか、という話になるわけである。また、アメリカ自身も中国からの輸入を制限する必要がある、ということになるが?(笑)


要するに、アメリカの都合でものを言い、日本に要求してくるというだけ。そんな要求を聞き入れる筋合いなんぞない、って言ってんだよ。アメリカが中国からの輸入を止めてみよ、そうしたら、日本もイランからの輸入制限を考えてもよい。

緊密な同盟国だって?w
同盟国の割には、日本への態度が、どうなのよ、とは思うわな。

普天間を返さんぞ、と脅すしか能のないくせに、こんな時だけ緊密もヘチマもねえ。
返すもんを返してから、言ってこいってのが、こっちの言い分です。