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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

「増税か、小沢か」という二択を迫る自民党の怪

野田総理は、儀式が好きだ。
役に立たない、形式的な「やってます」という見せ掛けだけの会合を、何かの理由付けに利用する為に開催するノダ(笑)。

その典型例が、「4閣僚会合」なる、原発再稼動を「政治決定」する為の機関だ。

法的裏付けのある会合ではないらしいので、言ってみれば総理他閣僚の集まる井戸端会議のようなものらしい。そういう雑談で原発再稼動を「政治決断」でもって推進しようということなのだ。同時に、原発再稼動決定の責任を誰が負うのか曖昧にする為のもので、共同で責任分担しようということと、その決定には「閣僚が集まって判断した」という、さも権威のある決定であるかのように演出するという狙いがあったものだ。

まあ、4月初旬の「正面突破」を狙っていた時には、ささっと再稼動を決めてしまおう、という目論見であったろうが、それも反対に遭って簡単に頓挫したわけだが。

仙谷よ、あなたの論でいけば、日本国民の集団自殺をこのまま見過ごすことになるんじゃないのか?
どうして、再稼動の決定をできなかったのかね?
総理が判断する、と言っていたのではなかったか?

再稼動の決定は、未だにできてないじゃないの。


野田総理は、中身のない「儀式」がお好みらしい、ということだ。
野田―小沢会談というのも、こうした儀式の一種らしい。で、結果は、事前の予想通り、増税反対ということだった。野田のお祈り儀式の効果は、不発に終わったみたい。


一方、ノダのムダな儀式以上のワケがわからんのが、自民党だ。
自民党が要求している、増税法案に賛成してほしくば、小沢を切れ、ということの意味が全くわからない。

増税か、小沢か、という選択肢が、どうしてそういう2つになっているのかが、ナゾ。
普通なら、例えば「増税か、成長か」「増税か、緊縮財政か」みたいな選択になっているでしょう?
結ぶ相手を選ぶなら(不適切な例だけど、とりあえず)、「共産党か、公明党か」「平沼(立ち上がれ)か、渡辺(みんな)か」というような選択肢になるじゃないですか。
だけど、自民党の要求は、並列ではないものを、どっちか選べ、ということになっているわけですわ。

要するに、小沢を潰したい、という目標があるだけ。
唯一の結論というのが、増税したい&小沢を完全排除したい、というだけ。


小沢排除を条件にしたい人は、誰なのか、ということだな。

それは、小沢事件の演出をしてきた連中かな?
旧来の権力サークルを必死で維持したい連中、ということかな?
そこに加担する自民党議員たちというのは、どこら辺から言い含められているのかな?

現状のままで野田の増税自民党が賛成した時、国民の怒りは頂点に達するであろう。
自民党を許さない。