怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

米国債デフォルト回避の緊急措置とは何か?

債務上限が31日に到達しそうだ、という話。


http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYE8BQ01T20121227?rpc=188&sp=true


これを見ると、対策としては次のようなものがあるらしい。


①州・地方政府向け証券(SLGS)の発行停止
②公務員退職・障害者基金
③米連邦職員退職年金基金(Gファンド)
④為替安定化基金
⑤出納管理証券(キャッシュ・マネジメント・ビル)の追加発行
⑥貯蓄債券の発行取り止め
⑦連邦融資銀行(FFB)債券のスワップ


下2つは、殆ど効果がない、ということらしいので、①〜⑤で対応ということなのだろうと思うが、それぞれの資金規模が書かれていないので、眉唾だな、と見てしまったりする。

⑤は額として限定的であるとしか思えず、日払いの資金繰り調節、という程度であれば、ほんの少額だろうという予想が立つ。

④のESFであるが、元々はSDRが資産としてカウントされているだけなので、IMFから一時的に資金調達して充当ということだとしても、大したことがない。僅かに568億ドル程度だからだ。

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/2e99bddd6282664acfab6f75a79038d8


これしかないのに、2千億ドルには遠く及ばないわけだから。
となると、上位3つで1500億ドルも調達できるというのだろうか?

問題はSLGSの発行額というのが、そんなに多いものなのか?ということ。

以前にも、金をかき集めてきていたのは記憶に新しいが(2011年の8月1日だったかな)、格下げインパクトと相まって、何すんじゃボケ状態になりましたわな。
でも、デフォルトは回避されたわけだ。


いずれにせよ、今回の緊急措置の金額と中身を知りたいわけ。
本当に調達できるもんなんですかね?
2千億ドルも。

財務省からFRB宛てに、こっそり「10億ドル紙幣」みたいな払い出し証書(つまりは借用書というか、時代劇の賭場でもよくあった、今すぐ貸してという証文だな)で資金調達とかしてるんじゃないですか?

本当にIMFに泣きついて、SDRの金を拝借したりしますかな?


ウソくさいけど、この際なりふり構っていられない、ということなのかもしれんね。


どうなることやら。債務上限。
また、例によって例のごとく、引き上げ、ですか。


参考:
11月1日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d8f951f0a8719a336b9539e0bb90077a