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白から黒へ〜日銀総裁の交代

総裁候補について、黒田元財務官という案に固まったようであると報道されている。まだ総裁が国会の同意を得られたわけではないから、決まっているものとして書くことは避けるべきなのかもしれない。


しばらく静観しておくことにしていたが、遂に書くことにした。

黒田アジア開銀総裁の登用というのは、08年当時に書いたことがあった。


08年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/723dcc865178d7b0c163528a6df33226

リフレ派の方々というのは、多くが黒田案には否定的であったのではないかと思うが、いかがだろうか。

当時、リフレ派の面々がどういう人事案を挙げていたかは、覚えていない。が、黒田さんの名前を挙げていた人たちは、ほぼ見なかったように思う。


当方が何かを言ったから、ということでもないけれども、白川さんから黒田さんへとオセロみたいに、180度完全にひっくり返るというようなことでもなく、人事案と同じくバランス型が重視されることになるかと思います。


成果を急ぐ、結果を残すことを慌てるよりも、着実に進んだ方がよいであろう、ということは書いておきたいと思います。
特に、日銀実務については、リフレ派支持の方々が「未経験」ということは、当初のデメリットになるはずであり、どうしても日銀内部の支援が必要になってきます。


岩田先生には、発信力で頑張ってもらい(とはいえ、今後はこれまでの民間人という立場とは異なる足枷=お口にチャックが求められてくることでしょう)、黒田さんには日銀内部に早く慣れてもらえれば、きっと日本のデフレを脱却できるきっかけをつかめるんじゃないかと思います。


白から黒ではあるけれど、オセロみたいに完全な裏表なんじゃなく、連続性があることだろうと思います。皆さんには、力を合わせて頑張ってもらいたいと思います。白川日銀が何もしなかった、とは言わないようにしておきます。


黒田さん(には限らないけど)は、かつて海外での重要な会合で発言していた時、日本のマスコミをはじめ誰も注目も評価もしてなかったかもしれないが、遂に陽の目を見る時がやってきたということなのかもしれません。


今後に期待したいと思います。