怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

経済学理論バカへの挑戦状〜「プラス・サム」論者の愚

玉井克哉とやらの東大教授の論理がいかに杜撰なものであるかを見たわけだが、ここに出てくる理屈の背景について、思い出すことがあった。
プラス・サム」なんだ、だから自由貿易は正しいんだ、すなわちTPPに参加すべきなんだ、という、こじつけ論法は以前にも見た。


11年11月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/243d15b6f32a33aaa7a01bb4218d1c11


この記事中に登場する若田部昌澄早大教授ですな。
リンク先のシノドス記事にしっかりと「プラス・サム」が書いてあったわけである。玉井せんせいが答えられないのなら(単なる受け売りの口だろうと思うので、どうせ答えられないだろう)、若田部せんせいが答えてくれりゃあいいんだがね。

関税を撤廃して貿易自由化した場合、自国にとっては「利益しか存在せず、損失はない」ということが真実であるなら、
アメリカは、どうして自国だけ「関税の完全撤廃」を宣言しないのか?
②関税の「ない国は得・ある国は損」なのに、どうして参加を募るのか?
③自由化範囲をわざわざ限定する「TPP」でなければならない理由とは何か?


是非とも教えてもらいたいものだ。
「ケーザイ学」とやらの理論では、自由貿易は正しいのだろう?(笑)


ああ、あれか、アメリカの経済学者とか政策担当者とか、そういう連中はみんなバカか頓馬かマヌケぞろいで、「ケーザイ学」とやらの理論を理解できないか、知らないということなのかな?
「自由化した国は必ず得する」というのに敢えて自国の関税を設けておきながら、自由化しない相手国は必ず損をするというのに、その相手国に向かって「お前も自由化しろ、さもないとこっちの関税を撤廃しないぞ」と要求する、と。

なんてバカなんだ。
相手国は自由化してないなら損しかないのに、そのおバカな非自由化国に向かってご親切にも「自由化しろ」と教えて差し上げる、と。なおかつ、自分の国だけ「関税撤廃」しておくと必ず得しかないのに、その道を敢えて自ら閉ざしておく、と。


相手国の状況に無関係に実施できるんだし、自分の国だけでもいち早く完全撤廃しておけば、圧倒的に有利で「独り勝ち」状態なんじゃないのか?(爆)
なのに、アメリカの経済学者とか政策担当者たちは、バカ揃いの為にわざわざ撤廃しないで関税を残しておく、と。その上、バイアメリカン条項のようなアホみたいな障壁を設けたり、日本にはコメの数量割当という経済学的に最低最悪水準の懲罰を課す、というわけだ。


なるほど、アメリカの政策担当者たちは、バカばっかり、ということが確定ですな。経済学を全く知らない、マヌケ揃い、と。笑える。
是非とも若田部せんせいや玉井せんせいは、関税を設けるのは経済学を知らないバカ、とアメリカに言ってやって下さい。
(何なら、自動車はヒュンダイに、電気製品やスマホサムスンに作ってもらえ、アメリカ人は軍隊か農場でカリフォルニア米の田植えとか原油やガスの穴掘りでもやってりゃいい、とか言ってあげたらどうでしょう?)


現実世界がそうなっていない、という理由について、経済学の理屈で正しいと言ってる学者どもというのは考えられないらしい。それは、彼らの脳みそには「理論が正しい」という妄信しか存在しないから、だろう。
TPPに参加していない英仏独中露はバカ揃い、なんじゃなく、参加しないことには意味がある・合理的理由が存在する、と考えるのが普通だと思えるんだわ。


まあ、玉井理論や若田部理論によれば、(極端に言えば)TPPに参加しないのはバカ、ということなんだろうから、ご立派な学者せんせいからすれば世界中がバカ確定でしょうな。



ちょっと追加だけど。

以前にも、若田部教授と栗原雄一郎さんの古市氏へのツッコミが、どうも「怪しいんじゃないですかね」という指摘をしたことがある。


http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/07c12c522a2112dd3ba6d68496533039

いや、当方の疑問に答えてくれ、なんてことは言いませんよ、勿論。こんな場末の寂れたブログ記事に書いたからといって、本人たちが気付いて答えてくれる、なんてことは、普通は期待できませんからね。

過去に見てきた人たちの多くは、常に間違ったまんまで訂正なんかしてないし、若田部教授と栗原氏の言う「本当の経済学」とやらの威力がどうなんだろうな、と根本から疑念を抱くに至るかもしれない、ということなんですわな。


どうしてかと言えば、彼らは古市氏のような「素人」相手に専門知識だか何だか知らんが、振りかざして「間違ってる、有意差ないジャン」とか言うわけだよ。だったら、自分たちの言説は、常にそういう「厳しい水準でやれ」と思わんかね?


ところが、彼らはそうじゃない。
素人相手に適用する基準は自分に適用することなく、理論を用いて素人を騙しているに等しいのが経済学理論バカ、の連中だ。更なる害悪を撒き散らしている、と言っていい。


しかも、当方のような、何の専門知識もなけりゃ、学歴も肩書きもないような、単純なド素人が言うことなんぞ、一切耳を貸さないんだな、これが。まあ、無視するような相手だろうということは分かるわな。だが、彼らの言う理屈が間違っていたなら、考えて改めて主張しなおせばいいものを、そういうことは殆どないわけだ。

経済学理論バカたちというのは、不誠実であり、卑怯者でしかない、ということだな。


さて、研究するでもない、考えるでもない、だが、出鱈目解説だけは「経済学理論」とやらに基づいて世間にばら撒き、ウソ八百を騙る連中が後を絶たないわけだ。そして、不誠実な卑怯者が次から次へと登場してくる、と。

経済学の知識や理論を悪用し、人々を騙す、そういうペテン野郎が次々釣れる、というわけだ。