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オバマ発言を巡る報道の不可解

ヘンですね。昨日紹介したテレビ朝日の記事以降、どこの報道機関も「野田総理が否定」というのは、全く触れていませんな。テレ朝が嘘でもついたのかな?

結果を求めたとされるオバマ大統領の発言を、「野田総理が記者懇談で否定した」という事実が存在しなかった、ということですかな?もしそうなら、BPOはテレ朝の捏造報道を追及すべきですね。同行記者団なんだから、1社なんてことはないわけで、何社も出席して、同じ野田総理の発言を聞いていたはずだよね?

報道内容を引用しておきますか?
http://news.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/210923012.html
(以下に引用)

野田総理大臣はニューヨークで同行記者団と懇談し、首脳会談でオバマ大統領が、普天間問題に「結果を出す時がきている」と強く迫ったとされることを否定しました。
 野田総理アメリカ側の圧力を否定し、オバマ大統領とは信頼関係が築けるとアピールしました。野田総理は、オバマ大統領からは「進展を期待している」と言われただけだと強調しました。この背景には、外交デビュー戦から軋轢(あつれき)を生みたくない心情が透けて見えます。そのうえで、野田総理は沖縄に丁寧に説明して理解を求めていくと決意を語りました。政府関係者によりますと、オバマ大統領は会談後、「野田総理とは一緒に仕事ができる」と周辺に述べたということで、普天間問題を進展させるためにも良好な関係をアピールしています。また、野田総理は、第3次補正予算案について「事前に野党の合意を得て進めたい」と述べ、野党の考えを最大限に取り入れる考えを示しました。野田総理は解散・総選挙の時期については「今はやる状況ではない」と否定し、震災復興や普天間問題などに腰を据えて取り組む姿勢を強調しています。

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おかしいですね。野田総理オバマが語ったとされる、
『I can do business with him.』
という、まさに原文と思しき発言内容が細かく報じられたというのに、随分と違いがありますね。
オバマ大統領が、「結果を求める時が来ている、近づいている」というような発言をした、と一斉に報道された後、どういうわけかテレ朝だけが「これを野田総理が否定」と報じ、他の同行記者団を出している報道機関が全く報じないというのは、ヘンじゃないのか?

実際のところ、どうなの?
「進展を期待している」と言っただけだったのか?
どういう場合なのか、ちょっと考えてみようか?

・本当はオバマが「結果を出す時が来ている」と言い、そのまま報道されたが、米国側から「そういうキツイ発言を報道するな」とボコられ、じゃあってんで野田総理が否定したことにしたが、答えに窮してしまったので各社スルー

・本当はオバマが「結果を出す時が来ている」と言ってもいなかったのに、外務省が勝手に記者団にそう言ったと広報し、そうとは知らない野田総理が「いや、言ってないよ」とうっかり否定したが、あまりにバツの悪い外務省が報道管制よろしく慌ててマスコミ各社(記者クラブww)に”慣例通り”の緘口令


で、ホントはどっちなんだよw

オバマの気持ちになって考えると、日本の「どじょう総理」と顔を合わせたって、面白くも何ともないから、まあ「めんどくせー」と思って、言いたいことだけちゃっちゃと言ってしまって、サクッと終わらせたかった、という所だろうね。だって、もう二度と合わないかもしれんもの(笑)。

で、外務省のリリースを見てみたよ。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/usa/visit/1109_sk.html


オバマ、無口wwww。
カメラの入っていた、冒頭発言の、いわゆる社交辞令だか外交辞令ということ以外は、全然喋ってなかったのかーーーー
そんなわけないんだよね?
報道内容からすると、やたらと饒舌で日本に数々の無理難題を、あいや、かねてよりの宿題について、解決してくれや、という要求を突き付けられた、というわけでしょう?
でも、外務省発表だと、野田総理ばかりが喋っていたみたいに受け取れますよね?
米国サイドの要望・要求内容というものが、まるで見えないもの。各論のところで、主語が「オバマ大統領」という部分が一切ないもの。ヘンですねえ。


最初はみんなが見ている前だから、にこやかに談笑、で、メディアが出て行った後からは、急に険しい感じになって「オイ、お前ら、さっさと答えを出せよ、解決策の一つや二つ、手土産として持っても来ないで、何しに合衆国大統領に会いに来てんだ、このヴォケ!!」くらいの勢いというか、心の叫びを秘めつつ、「結果を出す時が来ている」と言ったのかな?


で、結果を求められたのは、前にも書いた通りに、辺野古移設案を推進した人間どもだ。あんたらがやれる、と、無責任な発言や約束をしてきたんだよなあ?
今こそ、その責任を取る時が来たってことなんだよ。結果を見せろ、ということなんだよ。けど、野田総理は単なる操り人形だから、「お願い」以外の方法なんて持ってないんだよ。しまいには、辺野古移設か、固定化か、という二択まで持ち出した。決してやってはいけない禁断の恐喝まがいを、沖縄県民に向かって恫喝したわけだ。やってくれたな、ってかんじ〜〜。

普天間、地元説得に全力=被災地で「災害」国際会議―野田首相 (時事通信) - Yahoo!ニュース

この記事によれば、野田総理は、次のように述べたそうだ。
『米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)移設問題について「昨年の日米合意にのっとり、日米が協力して推進する」と述べ、同県名護市辺野古に移す日米合意を堅持する考えを強調した。その上で「沖縄に丁寧に説明し、理解をいただく。沖縄も普天間の固定化は避けたい気持ちが強い」』

辺野古案を受けれなければ固定化、あなた方(沖縄県民)だって、それは嫌だろう?
ということだな。問題発言で降ろされた「メア元部長」なんかが言っていたのと同じ。「辺野古に移さないなら、普天間のまんまだっていいんだ、米国としては」という恫喝と同じなのさ。
最低の政治家、最低の総理だな。こいつには、自国民よりも、自分の立場、米国の利益の方が大事なんだそうだ。

何遍言っても分からないなら、何度でも書くぞ。
いいか、出て行ってくれ、とお願いしているのに、いつまでも居座るのは、ヤクザの常套手段なんだよ。メアが言うのも、野田総理が言うのも、全く同じ。
コレ>土下座外交が招いた米国の増長

こういう汚いやり方を推奨しているのが、米国さま、ということですかな?

外務省官僚どもは、自分たちの立場を引っくり返されるのを阻止したいだけ。辺野古移設にしがみつく連中は、その利益を受けてきたヤツラだけだ。彼らにとっては、沖縄も、日米関係も、大した問題なんかじゃないんだよ。どうだっていいのだ。最優先なのは、自己保身と自己利益だけである。

参考>Implementation or Status Quo ?