怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

続・オバマ大発言を巡る報道の不可解〜またキャンベルか

謎が謎を呼ぶ展開となっております。

外務省官僚の説明ということではなかったみたい。これは失礼。


で、キャンベル次官補が日本の報道陣にブリーフィングして、その時の説明が「結果を求める時期が近づいている」ということだったようだ。オバマ大統領がそう発言した、とは言ってないようだが。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110924-00000003-ryu-oki

(以下に引用)

日米首脳会談で米軍普天間飛行場移設問題について、オバマ米大統領野田佳彦首相に対し「結果を求める時期に近づいている」と発言したとされる件で、発言の事実に疑いが浮上している。野田首相は首脳会談後の記者団との懇談で発言について問われ、首をかしげて「進展を『期待する』という話はあった」と説明した。オバマ大統領の「結果を求める時期」については、米国務省のキャンベル次官補が記者団に説明していた。野田首相の認識と食い違っていることが明らかになった。
 21日(日本時間22日)、首脳会談には野田、オバマ両首脳の他、玄葉光一郎外相、クリントン国務長官が参加。外務省や国務省職員ら両国事務方も同席した。会談終了後、キャンベル次官補が報道陣に、会談内容について「われわれは結果を求める時期に近づいている。それは大統領からも明確にあった」と解説した。
 それを受け、日本メディアは「(オバマ大統領は)具体的な進展が得られるよう日本側の努力を強く要求した」と報道。この「結果要求」の背景としては、「普天間移設とセットである在沖米海兵隊のグアム移転の実現性にも(米議会から)厳しい視線が注がれ、現行計画が空中分解しかねない現状への米側のいら立ちを映し出した」とした。
 関係者によると、野田首相は記者団に「オバマ大統領との会談で結果を求められたのか」と問われ、首をかしげた。首相は普天間問題のやりとりについて「こちらから沖縄の負担軽減を図りながら、誠心誠意説明していくという話をした。(大統領から)進展を期待しているという話はあった」と述べたという。

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石破よ、やれるもんなら、やってみな。
石破が防衛庁長官時代に、一体何をどう進展させたのか。あなたは、何を実現したのだ?
自分ができもしなかったことを民主党政権に押し付けて、前原をいくら焚きつけたりしたって、できないんじゃないのか?

防衛省官僚の高見沢局長が米国サイドに「妥協する姿勢を見せるべきでない」というような趣旨の発言をしたと報じられていたが、そういう防衛利権の連中と一緒になって、辺野古案を推進してきたわけだから、その成果を見せるべきなのが誰かのかは明らかだろうな。
日本の外務官僚たちも、現行案堅持を未だに掲げて、官房長官の発言をコントロールしているからな。

先日の次期国防副長官の議会証言は、いとも簡単に潰されたというわけだ。

普天間移設:「テーブルの上にある」 カーター米国防次官 - 毎日jp(毎日新聞)


この直ぐ後で、官房長官は日米合意を見直すものでない、これまで通りの日米合意を推進してゆくもの、と、あっさり切って捨てたのだ。
これに加えて、なりたての素人防衛大臣が16日にパネッタ国防長官と電話会談を行い、普天間移設問題のこれまでの日米合意推進を確認、とわざわざ報道させたのだ。

http://mainichi.jp/select/world/news/20110916dde007010023000c.html

つまり、これまでの辺野古案推進の連中は、米国側の柔軟対応というものを悉く拒絶し、そういう機運や論調が高まるのを未然に防ごうと躍起になっている、ということだ。


それは、一体誰の利益の為なのだ?
沖縄県民の為ではないことは確かだろう。
では、日米関係を良好にすることに役立っているか?
それも疑問符がつく。むしろ、日米間の感情的なわだかまりを高めることにしかなっていない。沖縄側の態度をより硬化させているだけである。

では、何の為にそんなことをするのだろう?
省内での、官僚どもの立場を守る為か?
辺野古推進派には、大いなる利害関係が存在しているのか?

謎ではある。
辺野古推進が何の為に継続されているのか、全く分からない。