怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

「辺野古案」の軍事的合理性に疑問

キャンベル次官補が来日しました。
外務大臣招請、というところ、野田総理外務大臣と間違えて、野田大臣を米国にお招きという発言をしたのだそうです。これは、ただの言い間違えということですがね。従って、米国に行くのは、玄田大臣ということです。「クリントン繋がり」が好感されたのかもしれません。即ち、懐柔しやすい、と。


さて、オバマ大統領から結果を出せ、と要求されたのは、「辺野古案」を強力に推進してきた連中です。鳩山総理が辞任直前に、日米合意文書に「サインさせられた」わけですから。

鳩山総理に無理矢理サインを迫った連中とは誰だったのか、ということだな。

石破よ、己の責任というものについて、分かっておるよな?
散々批判してきたのであるから、あなたが「辺野古」を実現する手段を考えている、有している、ということだよな?
それもナシに、ただ「辺野古辺野古」と連呼しておったわけでもあるまい?
これは前原も同じ。
どのような方法で実現できるか、ということを具体的に示せ。示せないとは言わせんぞ。

それとも、実現可能性の極めて乏しい案であるのに、何の考えもなく、「辺野古」と日米合意に書かせたと?自分で出来もしない夢物語を、外交文書で謳ったと?

それのどこが外交なんだよ。
一般社会では、ペテンと呼ぶ。

自分ができもしないことをいくらでも言っていいというのであれば、誰も苦労はせんわ。
そうじゃない、というのであれば、早く実証して下さい。
さっさと、日米合意に従い、普天間代替基地を辺野古に建設しなさい。

鳩山の腹案をなじっておった方々は、自分たちが辺野古に建設を実行出来ない場合、鳩山と何らの違いもないことは分かるよな?笑う資格も、責める資格もないわな。


それから、岡本某とかをはじめ、日米関係だか外交・安全保障の専門家だか、辺野古案を支持していた連中は、今すぐ名乗り出てくれ。


先日の産経記事では、次のようなものがあった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110924-00000081-san-pol


当方のまとめ方で恐縮だが、記事のポイントは、非常に手短にかいつまんで言えば、沖縄に海兵隊を配備することの軍事的合理性はどうなのか、というものだ。

「ヨシハラ論説」や「シェリダン論説」というのは、中国の攻撃能力等から見て、沖縄に集中して配備していることの危険性というものが考慮される、というものなのだ。

それから、ランド研究所からの報告でも、同じく「沖縄の危険性」というものが取り上げられたそうだ。台湾有事の際などでは、中国の地対地ミサイル等で、嘉手納、普天間那覇基地がそれぞれ先制攻撃される対象となり得る、というものだ。

中国のミサイル攻撃能力強化というのは、そうした基地の滑走路等の機能を奪うものだ、ということである。そんなことは、当方のような「外交・安全保障の素人」が考えたって分かることだ。

08年6月
http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f6ee0a574e15b85530eff759bc683b31

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/827dd01e84644bcf60c76faa3e3a89f4

10年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/23e20024971324a083def60b18b0acbb

11年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4eac6ca0e90b5785c6f6bd66bb79d0c1


ところが、とても不思議なことがあるのだ。

「安全保障をかじったことのある人間」ならば、沖縄に海兵隊を配備しておくことは、「自明」だの「火を見るより明らか」とか、豪語しておった連中がいるのだな。

10年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/57f76e4aa5bccf020f00c0951bbd5243

10年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/a245fc8dd8100bfc99d09fae1cc5e336


ホント、籠絡されやすい人間というのは、便利でいいな。そういう人間は利用価値が高いから、ということで、重用される。鳩山に出鱈目の抑止力とやらを吹きこんだような人間もそう、マスコミで適当に語る人間もそう、何も知らなくても、軍事なんて考えてもいない素人のクセに、言うことだけは偉そうに、さも「常識」みたいに騙るわけ。

実際には、自分が考えてもいなくて、知りもしない、というだけ。外国の研究者なんかが言うまで、己の無知無能を知ることもできないわけだ。

在沖海兵隊は、辺野古に配備、これが軍事的合理性の高い選択であると?
自明だと?

笑わせるね。
誰にとって、自明、なんだよ。

ヘリなんて下駄みたいなものだから、下駄がなけりゃ出かけられない、だって?
「安全保障の常識」だって?

有名ってだけで、こんなクソみたいな説明が通用してしまい、辺野古以外にはない、とか断言できるんだからね。それを大勢が信じ込んでしまうのだ。一般大衆に、防衛だの安全保障だのというのは、あまりなじみがないからね。

前にも言ったが、世の中というのは、出鱈目だろうと何だろうと、都合のいい言説を垂れ流す役割の人間こそが、利用価値が高いが故に、マスコミなんかでも重宝されるということさ。

ですよね?吉●さん。