怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

「待ったなし」から何年経ったか?(笑)

杉尾秀哉TBS解説委員に、ヒントをあげようと思ってネットで調べたが、昔のものが探し出せなかった。


とりあえず、いくつか見つけたものを例示しておこう。

まず、本のタイトル。
・05年7月>
矢野康治『決断!待ったなしの日本財政危機』東信堂


元大蔵官僚で現在キャスターをやっている村尾信尚が、次のように書いている。

・05年12月>http://www.inose.gr.jp/mailmaga/mailshousai/2005/051208.html

『私は、必ずしも均衡財政論者というわけではないが、今の日本の財政状態は尋常ではない。国及び地方の債務残高(対GDP比、%)の国際比較(2005年、OECD)を見ると、日本161.1、米国66.4、英国46.3、ドイツ71.6、フランス74.2、と日本は主要先進国中最悪である。財政再建は待ったなしだ。』



現在、総理補佐官をやっている長島議員は、次のように書いている。

・05年>http://www.nagashima21.net/manufest/manufest_2005.html


郵政民営化の最大の目的だったはずの特殊法人特別会計の改革や、無駄な公共事業の撤廃などにはまったく手がつけられていません。官製談合や天下りも放置されたまま、小泉構造改革路線は、破綻の責任を取らないまま、増税で失敗の穴埋めをしようとしています。』

『1年生議員として特に痛感したのが、官による税金の無駄遣い構造です。財政再建は待ったなし少子高齢化の進展にともない社会的なコストはさらにかかります。しかし、だからといって、いきなり増税というのはあまりに短絡的です。民主党政権を樹立したら、真っ先に税金の無駄遣いを一掃し、税金の投資先を「コンクリートから人へ」大転換していきます。』



他には、こんな記事も発見。一般人にも当時から認識があったという例。

・05年8月>http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2005/08/post_cc35.html



05年から、10%消費税増税で実際の収入として入ってくるまで、約10年もあるじゃないの。「待ったなし」と言われてから、これほど経つけど、何がどうだったの?破綻したの?金利急騰も、ハイパーインフレ(笑)も起こってないけど?
これってどうよ?


「待ったなし」の定義を言ってみろよ、って話。
中身がないなら、それは、ただの「〜だったらどうするんだ」という単なる「脅し」と何ら違いがない、ってこと。
小さい子に「この注射、待ったなし!、しなかったら、オバケに食べられちゃうよ」、みたいにウソを言うのと変わらない。これぞ「増税オバケ」かよ(笑)。


増税しないと、破綻オバケが出てきて食べちゃうぞ〜
とでも言うのが、「待ったなし」か?


それとも、彼らの言う「待ったなし」が出鱈目であった、という実証ですかな?