怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

小田嶋隆氏も江川紹子氏も、思慮が足りない

大飯原発再稼働の条件というのが、「電力不足は避けられない」というものだったわけで、橋下市長が白旗を揚げたというのも、そういう理由だったであろう。

彼らは、口を揃えて言ったわけですよ。

「電力不足は避けられない」と。
それよりは、マシだ、と。再稼働は容認せざるを得ない、と。


http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20120531/232792/?P=2


小田嶋氏は、こう書いている。

私自身は、関西地方の夏の電力不足は避けられないだろうと思っていた。しんきくさい節電や万一の停電が、経済の足を引っ張ることも確実だろうと。



ぼくは、毎週小田嶋氏のこのコラムを読んできたわけだが、この時ほど残念に思ったことはなかったね。

やはり、権威にすがるのだな、と。
どこぞの馬の骨が言うことは、信用ならないとしか思われないのだな、と。


で、関電とエネ庁の連中に、まんまと騙されるのだな、と。


そういう連中が多いからこそ、大飯原発はまんまと再稼働に踏み切られたわけだよ。


何より悲しいのは、彼らは自分が「加担した」とは露とも思っていないことだ。
彼らの思慮の足りない無責任発言が、どれほどの影響を与えているのかということについて、考えたことはないのだろうか。


勿論、まだ夏が終わったわけじゃない。
これから、関電とエネ庁は本気で停電テロを仕掛けてこないとも限らないから。


だが、ここまでの需給の数字を見れば、ほぼ事前の説明が出鱈目であったことが明白なのに、無責任な発言者たちは、反省が一ミリもないのだな。



人間とは、そういうあさましいものなのだろう。