怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

続・「正義の味方」気取りの石井孝明

続きを書きたいわけではないが、ふと見たら、何だかよく判らんが、強烈な負け惜しみ風のコメントが書き込まれていたので、しゃーないから書く。
コメント欄が穢れるので消去しましたが、恐らくコメント主が当方に対して唯一「勝っている点」と自覚して挙げていたのが、「匿名」「実名」でした。
まあそうだね。当方は匿名だから。
コメント主の誰かさんは、名前を書いていなかったけれど、彼(or彼女)の中での自負としては「こっちは実名でリスクしょって書いてんだYO!」ということがあって、それが行間に滲み出ていました。

つまらない話だから、どうでもいいけど。
で、続きがあったみたいです。

コレ>http://togetter.com/li/409897

この最後の所で、石井さんという人は、次のようにツイートしています。


『地方消費者センターの窓口担当であるあなたと、経済記者で文献読んで木村剛の指導(笑)受け中央官庁の取材した私では、金融問題への思考回路と知識と関心と視点がまったく違ってしまう。これは私の自慢や軽蔑ではなくまたどちらが上下という意味ではない。事実。良く理解できました』

またか、オイ。懲りないねえ。
まあいいか。
経済記者だった人みたい。
で、「文献読んで」「木村剛の指導(笑)を受け」「中央官庁の取材をした私」は、そこらのザコ平民ども(特に匿名の!)とは大違いなんだよ、と言いたげ。そうは書かれてませんから、真意は判りませんがね。

ホウホウ、そうでしたか、ここにも木村剛の指導が、効いている人間がおられた、と。悲しいねえ。池田信夫と一緒だな。石井さんがツイートで挙げてたのも池田信夫の記事だったみたいだし、アゴラとやらに書いているのも偶然のことではない、ということでしょうかねえ(笑)。


池田信夫木村剛といえば、こちら。


09年6月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/56b3df5623499022789766017c43604e

まだ逮捕前だったな。木村剛は、テレビなんかにも出て、貸金業法改正の文句を散々言っていた。論客として、大活躍だった。その後に、日本振興銀行民事再生法適用だったか?会社更生法だったか?忘れた。
JALの破綻の時と同じ年で、負債総額の膨張に一役も二役も買ってたな。


08年に木村剛竹中平蔵が、貸金業法改正についての論客として弁護士3人を相手に、「経済学の知識(笑)」でもって、ボコスカに叩きのめしたとかいう番組があったらしい。官製不況だ、ってやつですな。


そりゃ、まあ、弁護士さん相手では、経済の土俵では有利でしょうな。けれど、木村剛の立論は、上の記事でも見れば分かる通り、ダメダメなんだよ。法学専門の人を相手に口では上回れたとして、そんなもんはクソの役にも立たない。テレビというショーの効果、というだけ。

木村剛の理屈というのが、どの程度のものであったか、というのは、その後の日本振興銀行の末路を見れば、一目瞭然だろうて。その指導を受けた、と自慢気に語る石井さんも、よくもまあ…ですな。
それと、文献読んだ、って言ってるけど、読むだけだったら簡単だと思うよ。理解できるかどうか、というのは、レベルが色々とあるんじゃないかと思うけど。当方には、そこまでの力量というのは備わっているとも思えませんけれど、何事にも自慢したい人なのかもしれませんね、この石井って人は。

ああ、貸金業界の融資残高が30兆円減った、という話だけど。殆どが「キリギリスタイプ」の人への貸し込みによってできていたのであれば、それが解消されてきたというだけでは。それから、過払返還金だろうね。


で、銀行融資なんかだと、確か95年からの10年か15年くらいで100兆円くらい融資残高が減少してましたな。だからって、大騒ぎしてませんがな。上限金利なんか存在してなくても、融資残高は減るってことは普通に観察されてますな。

話は飛ぶが、竹中と木村が当時にやっていたのは、恐らく「金融庁叩き」だろう。真の狙いはもっと別なところにあったはず。外資系金融機関の連中が、戦々恐々としていた時期だったからな。
(参考:http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/ea788a5eec4ee1274a3872080cd476dc