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自民党議員に騙されるな

山口県の農政連は、自民党議員を推薦候補としたという報道があったようだ。TPP反対を確約している、と。


野田政権のやった増税法案の時、党本部に逆らった県連なんかあったか?要するに、金を中央に握られ、議員個人レベルでいくら「反対だ」とか言ってみたところで、誰にも止めようがなかったではないか。党執行部にいくら反対だ、と言っていたって、国会議員は党議拘束には殆どが逆らえず、みんな賛成票を投じていたんだぞ。

だから、選挙に際して、いくら反対確約だと言ってみたところで、後になってから党本部の意向には逆らえないということで党議拘束をかけられて「総崩れ」になって終わるだけなんだよ。そういう厳しさが、まだ身に染みて判っていない。


小泉政権下の郵政解散の時もそうでしたよ。
自民党議員がその前の選挙では「民営化反対だ」と言っていたけれども、多くは寝返って、最後まで反対を貫いた議員たちは少数だった。それも、寝返った県連から刺客候補を立てられて、地方の自民党組織そのものが「寝返り」に手を貸したわけで。


重要なのは、党の幹部方針がどうなのか、ということである。更には、議員本人が党本部の意向に逆らってまで、農政連の意見を貫ける人間かどうか、だ。自民党の地方組織は長年中央からのカネの分配を受け続けてきているはずであり、中央の意向に逆らうなんてことはほぼできないんだよ。急所を握られているからだ。

なので、選挙前にはいくら口でいい事を言っているとしても、本番の勝負所になったら、いとも簡単に結論を正反対にひっくり返す、それがこれまでの腐った政治だったのだ。どんなに大勢の国民が反対しようが、地域の農家が反対していようが、おかまいなしに「財界、官僚、アメリカ」の言うことだけを実現させる、それが自民党政治であり野田政権だったということだ。


何度でも騙されることになるだろう。

自公民が過半数を取れば、ヤツラは何だってやりたい放題でやってくる。原子力規制委員会を作った時も、原子力基本法を3党合意で「ドサクサ紛れ」に通した時も、常に「国民を騙す」ことだけやっていたのが、自公民だったんだぞ。

いい加減に目を覚まして欲しい。


自公民が勝利したら、TPP参加は不可避となり、原発稼働は以前の自民党時代と同じになり、消費税増税は3党合意に基づいて実施される。そういう重大な選択をする選挙なのである。


もう一度言う。
地方の自民党議員が個人レベルで何を言おうと、「参加以外の選択肢はない」と宣言する党幹部には逆らえない。議員個人が政治家人生の全てを賭けて反対してくれるような人物でなければ、自公民議員を勝たせるべきではない。