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情報保全諮問会議のメンバー

どういう風の吹き回しか、例の秘密保護法関連の”諮問会議”の人選が随分と変わったみたい。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2014011502000122.html


菅義偉(すがよしひで)官房長官は十四日の記者会見で、特定秘密保護法に関し、特定秘密の指定や解除の統一基準を首相に答申する有識者会議「情報保全諮問会議」のメンバー七人を発表した。座長は渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長が務める。実務を取り仕切る主査には永野秀雄法政大教授が就く。法律に反対する日弁連の清水勉情報問題対策委員長が入ったものの、永野氏が賛成する立場を表明しているため、政府寄りの緩い基準になるのではないかと懸念する声も出そうだ。十七日に首相官邸で初会合を開く。


 諮問会議は(1)各省庁など行政機関の長が指定する特定秘密の指定や解除の統一基準(2)特定秘密を扱うのに適切な人物か身辺を調べる適性評価の実施に関する運用基準−を議論し、政府に答申。政府が最終的に運用基準を決める。


 菅氏は記者会見で、諮問会議について「秘密保護法の適正な運用を確保するため、外部の有識者の意見をうかがう」と強調した。だが、米国法や環境法、防衛法などを専門とする永野氏は昨年十一月、国会に参考人として出席。「知る権利といった人権論の枠組みだけで議論するのは現実的ではない。国民の生命、財産を危うくしかねない。秘密指定の範囲は米国より厳格だ」と述べた。


 法律を所管する内閣情報調査室は「永野氏は安全保障情報の保護に関する専門家。経験や実績を考慮して主査を依頼した」と説明している。 (城島建治)


 渡辺、永野、清水各氏以外のメンバーは次の通り。


 宇賀(うが)克也東大大学院教授(行政法)▽塩入(しおいり)みほも駒沢大准教授(行政法)▽住田裕子弁護士▽南場(なんば)智子ディー・エヌ・エー(モバイルサイト運営会社)取締役

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ナベツネを入れたというのは、マスコミ界を黙らせる為と会議内の事務局の振り付けを通り易くする為、ということですかな。一体、何の意味があるというのか。


で、主査が永野教授って、事前の想定外の人事でしたな。他の女性陣もそうだ。


法案可決直後には、長谷部教授なんかが座長か主査クラスで入りそう、という観測記事なんかが出ていたはずでは。



12月11日毎日新聞記事では、以下のような内容だった。



http://mainichi.jp/select/news/20131211k0000m010154000c.html
[毎日新聞 2013年12月11日 07時45分]


秘密保護法:諮問会議 来月発足へ人選 長谷部氏ら中心に

政府は10日の閣議で、国家機密の漏えいに厳罰を科す特定秘密保護法を13日に公布することを決めた。これを受け、特定秘密の指定・解除や、公務員らの適性評価に関する運用基準の策定作業に着手するため、「情報保全諮問会議」(仮称)のメンバーに長谷部恭男東京大大学院教授(憲法)らを起用する方向で調整に入った。長谷部氏をはじめ国会審議で同法の必要性に理解を示した有識者を中心に人選を進めており、陣容が「政権寄り」に偏る可能性がある。

情報保全諮問会議は、首相が運用基準案を策定する際に外部有識者の意見を聞くため設置される。情報保護、情報公開、公文書管理、報道、法律の専門家で構成する予定で、政府は長谷部氏のほか、春名幹男早稲田大客員教授(インテリジェンス)、元外交官の宮家邦彦立命館大客員教授(外交)、前田雅英首都大学東京法科大学院教授(刑事法)らに打診を始めている。

先の臨時国会で、長谷部、春名、前田3氏は衆院国家安全保障特別委員会で与党推薦の参考人を務め、特定秘密保護法の必要性に理解を示している。このほか、政府は内閣官房の「情報セキュリティ政策会議」委員からの起用も検討している。一方、日本弁護士連合会や日本新聞協会、日本民間放送連盟は同法への反対を鮮明にしており、報道、法律分野の人選は進んでいない。

同法の施行日は「公布から1年を超えない範囲内」と規定されている。菅義偉官房長官は10日の記者会見で「国家安全保障会議(日本版NSC)を効果的にするために、可能な限り早期(施行)ということが重要だ」と述べ、安倍晋三首相の9日の記者会見よりさらに踏み込んだ。首相は10日、自民党役員会で「世論が厳しいことはよく認識している。誤解を解くようにしたい」と改めて表明したが、来年1月に本格稼働するNSCを軌道に乗せるため、政府が同法の施行を急いでいるのは明らかだ。

政府は情報保全諮問会議を来年1月に発足させる方針。


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当時、名前の挙がっていた人たちの誰一人入ってない、というのは、これはこれはどうしたことでしょう?、と誰しも思うのではありませんか?

長谷部教授が筆頭だったわけで、それが全くの選外とな。また、春名、宮家、前田教授らも入れなかった、と。春名や宮家は以前から、安倍ちゃん系統のお仲間だったのが、ちょっとマズかったということになったのかな?


ふーん。

まさか、拙ブログ記事が影響した、ということではあるまいが。

12/24>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/308038dda28248a10cc9babf9556a3b2


長谷部教授のことを書いただけなので、人選がやり直されたというわけでもありますまい。
毎日新聞の記者が、どこからかガセネタでもつかまされた、という可能性もあるしね。



よくわかりませんが、住田弁護士とか、南場さんとか、どういう基準で選定されたのか、ちょっと分からんわな。
それから、初めて知ったのが塩入准教授。過去の人選なんかを考えると、予想外の軽量級が並んでいる印象。教授が偉くて、准教授はダメなんだ、って話ではないけれども、有識者としては色んな優秀な人たちはたくさんいるわけで、反対勢力から選ぶならもっと人材はいたのではないかと思ったりもする。


太刀打ちできないとか結局は丸め込まれる、という人たちであると、事務局のあやつりたいようにされるだけであり、議論なんて言っても形骸化するだけでは。

まあ、春名、宮家、前田が入るよりは、はるかにマシではあったわけだが。