怒りのブログ別館

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続々・マレーシア機撃墜事件の謎

ロシアの反論が公表された模様。


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140722/k10013179251000.html


ロシア 欧米などに真っ向から反論
7月22日 6時05分

マレーシア航空機が撃墜された事件を巡って、ロシア国防省は、撃墜された地域にウクライナ軍の地対空ミサイルが配備されていたことを示す衛星写真などを公表し、親ロシア派の関与を疑うウクライナや欧米に対して真っ向から反論しました。

マレーシア航空機が撃墜された事件で、ウクライナや欧米各国は、親ロシア派がロシアから提供された地対空ミサイル「ブーク」を使って撃ち落としたとの見方を示し、ロシアを批判しています。
これに対してロシア軍の参謀本部は21日、モスクワで会見を開き、旅客機が撃墜された地域にウクライナ軍の複数の「ブーク」が配備されていたことを示す衛星写真を公表しました。
さらに、旅客機が撃墜される前に、ウクライナ軍の攻撃機「スホイ25」が3キロから5キロ離れた上空で飛行していたことを示すレーダーの映像も公開し、ウクライナ軍の関与を強く示唆しました。
そのうえで、「ロシアは『ブーク』はもちろん、いかなる武器についても供与していない」と述べ、親ロシア派への武器の提供を否定しました。
ロシア軍は、どの武器によって撃墜されたかはさらに飛行データを記録したフライトレコーダーなどの分析が必要だとしていますが、みずからのデータを公表することで親ロシア派の関与を疑うウクライナや欧米に対して真っ向から反論しました。

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何と、レーダー画像や衛星画像も公開した、ということらしいです。
ロシアは本気で「濡れ衣である」と主張したい、ということでしょう。言いがかりだ、と。
普通に考えれば、そうでしょうね。



こちらも。


http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL4N0PW3FS20140721



[モスクワ 21日 ロイター] - ロシア国防省は21日、ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜に親ロシア派勢力が関与したとする見方を否定し、ウクライナ軍の戦闘機がマレーシア機の近くを飛行していたと反論した。

国防省はまた、ロシアが親ロシア派勢力に地対空ミサイル「SA11」を供与したとの見方を否定し、いかなる武器も供与していないと表明した。

ロシア空軍のマクシェフ中将は記者会見で「Su25(戦闘機)とみられるウクライナ空軍機がマレーシア航空機の方向に向かっていくのを、ロシアの航空管制システムが検知した。Su25とマレーシア機の距離は3キロから5キロだった」と語った。

さらにカルトポロフ中将は、米国側が自らの主張の証拠となり得るような画像を提示すべきとした上で、「(国際社会では)誰もそのような画像を目にしていない」と述べた。

こうしたロシア側の反論に対し、ウクライナ治安当局筋は、ロイターとのインタビューで、ロシアのブク地対空ミサイル(SA11)の受け渡しについて親ロシア派武装勢力が交渉を行っていたことを示す情報を、ウクライナ治安当局としてこれまでに公開していると再反論した。

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米国の主張根拠となる証拠を提示してみよ、と迫ったのはロシアですな。
こういう時、大抵の場合、根拠を提示していない側の方がウソを言っていることが多いでしょう。


見られると困るから、です。
あれですが、「天安」沈没事件の時のように、また「これが決定的証拠だ!」ということで胡散臭い魚雷にハングルで「1番」と書いたような、捏造品を提出してくるかもしれませんな(笑)。



10年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/867fb1d56caca024a09c36ce7f37f4db

10年7月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/551f2f9456a46f1cdefad38ef182b49e

これは、まあいい。



情報戦というのは、判断が難しい部分がある。

けれど、ロシアの主張する「Su-25が近距離に存在していたこと」「Su-25の短射程空対空ミサイルで撃墜可能性を有する」(ウクライナ軍機には、実行可能なチャンスがあった、実行の容易さも親露派勢力のブーク攻撃説と比べものにならない)、というのは、説得的だ。


欧米の言う、ロシア武器供与説というのも、かなり疑わしい。
もっと簡便な武器の方が有効だからだ。