怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

安倍政権の代執行裁判での「次の一手」は何か?

拙ブログ記事のうち、17日以降の代執行に関連する記事が表示できないように工作でもされているんですかねえ。
向こうはどんな手を使ってくるか分からないですから、邪魔立てすることなど造作もないこと。アクセス制限とか「現在表示できません」とか、どんな手だって使える奴らだから。クズ連中というのは、真正面から戦って勝とうなんて思っていやしないんだよ。幼児のゲームみたいなもので、卑怯だろうがルール違反だろうが、暴れて泣き喚こうが、兎に角勝ちさえすればいい、ということなので。
ま、狂気の集団なんですな。


読まれたくない記事は封印できる、というのが、ネット世界では常識らしい。

で、訴状が17日に提出となったわけだが、それまでの期間において以下の記事を書いておいたのだが、これにはワケがあった。

11/8>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8c0b4f7394fef4145f5053593d6c92b1
11/11>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e0d476bcb592a499e8ec0f94a0e21465


言質を確保しておくこと、だ。
特に、安倍総理の閉会中審査で行われた答弁は、重要な公式発言だった。報道記事では、見出し程度の断片しか出てなかったのだが(議事録も探したがまだ掲載されていないようだった)、次のページにはもうちょっと詳しく出ていた。


http://blog.livedoor.jp/doorkaz/archives/1044766067.html

安倍首相: 普天間の返還は一日も早く実現しなければならない。この基本的な考え方の上に立って、移設作業の事業者である沖縄防衛局長は、一刻も早く移設作業を再開するため、迅速な手続きである審査請求を行うとともに、執行停止の申立を行なった。これを受けて国土交通大臣沖縄県の意見を聴取した上で重大な損害を避けるために、緊急の必要性がある等の判断のもとに行政不服審査法に則り、執行停止の決定を行なったものであります。一方、このようなプロセスの中で政府として改めて検討した結果、翁長知事による埋め立て承認の取り消しは違法であり、著しく法益を害するものであることから、この問題の解決を図るためには、最終的に司法の判断を得ることができる代執行等の手続きに着手することがより適切な手段であると判断され閣議において政府の一致した方針として了解されたものであります。

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「一刻も早く作業再開の為、執行停止決定」という点と、知事の「承認取消は違法であり著しく法益(恐らく”公益”と言ったものと思うが滑舌が悪くこのように聞こえたのだろう)を害する」ならびに「司法判断を得られる代執行が適切な手段である」という主張を安倍総理自身が明確に行っているわけだ。
これは、「閣議において政府の一致した方針であることも了解済み」だ、と。


読売新聞も産経新聞も、社説で代執行が妥当なものだ、と力説していたわけである。安倍総理も、政府の一致した方針、と断言した。


ありがとう!これで逃げることはできなくなった、ってことだ。
今後、裁判を降りることは不可能となったわけだよ。撤退などあり得ない。
そうすると、裁判で勝利するしかない、ということだ。100%勝てる(毎日新聞)、99.99%勝てる(読売新聞)、と政権幹部は豪語したわけだしな。今さら撤回もできまい?(笑)


原告の国は、100ページ超の訴状を提出したそうだが、あまりに恥で追加の主張とか請求とかは出せないだろう?
まさか、当方のようなド素人のブログ記事ごときを読んだ結果、主張を変えてみるなどという屈辱は耐えられないだろう?(笑)
そりゃそうだわな。無駄に何人もで作業してきて、ド素人でも気付ける程度のことが専門の連中には分かりませんでした、なんて、恥知らずなことを言えるわけがないでしょう?


で、本当に国が100%勝利間違いなし、なのか?
執行停止を決定し裁決を出す権限を有する大臣が、その同じ口で代執行請求というのは、「理由がない」の一言で終わるくらいに明白な誤りだろう。
論点の例示でも書いたが、停止の仮処分を決定した同じ裁判官が、行政代執行の発動を命じる判決を別に出すようなものだ。

国交大臣には裁決を出せる権限があって、これを留保したまま、司法に行政権の肩替りを委ねること自体が失当である(最高裁判例でもそうだったはずだ)。


代執行の訴訟で国が負けるようなことが起こったら、どうなると思うか?
ひとしきり、負け惜しみをマスコミに流して、いやいや政府にはまだまだ権限が色々と残されているんだ、と言ってくるかもしれんな。
こうなったら、大臣裁決を出してやるぜ、と。審査庁は霞が関だから、裁決では国が勝つことは想定内だ。


そうなったら、別に戦いを挑むよりないだろうな。
裁決を不服としてまた裁判、となるやもしれぬ。だが、裁判において、国の違法を暴き出すチャンスを得たことは、大きな前進となるだろう。


相手の土俵に乗った上で、それでも戦って勝つ方法を考えなければ突破できないんだ。
政権幹部どもが誘導した、代執行を巡る法廷で、向こうを叩き潰すしかないんだ。


これからも、政権側は、なりふり構わずどんな手段でも使ってくるだろう。
卑怯だろうと、恥だろうと、何だってやってくる、そう思っていた方がいい。失敗を取り繕い、隠蔽しようとするのが、クズ官僚どもの習性だからだ。油断は禁物だ。