怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

米中連携の証拠らしき本が出たそうな

まあ、驚くほどのことでもないような。振り返ってみれば、当然ありえる話だろう、という程度ではないか。


http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46298

(一部引用)

すべては、最大の敵だったソ連に対抗するためでした。このプロジェクトは、30年にわたり極秘扱いとし、CIA(中央情報局)にも明かしませんでした。'79年8月に、カーター政権のモンデール副大統領が訪中した際、国防総省とCIAは、軍事機材を軍用輸送機で中国に運びました。

その後、私の政治の師匠であるレーガン大統領時代の'81年になって、中国への支援はレベルアップしました。レーガン大統領は、「NSDD(国家安全保障決定令)11」に署名しました。これは、人民解放軍の戦闘能力を国際レベルにまで底上げするために、先進的な空軍、陸軍、海軍及びミサイルの技術を、中国に売却することを、国防総省に許可するものでした。

レーガン大統領は、'84年には「NSDD140」にも署名しています。そこには、「強く安全で安定した中国は、アジアと世界の平和を保つ力になるはずなので、その近代化を助けよう」と書かれています。

中国に武器を輸出して軍事力強化を支援し、台湾への武器輸出は削減しようと指示したのです。その文書のコピーは国家安全保障会議のスタッフ用として15部しか作成されませんでした。

実際に、'85年には、中国に武器を提供しています。10億ドルを超す6つの主要な武器システムを、中国に売る手はずを整えたのです。

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傍から見ると、やっぱりな、ということではないでしょうかね。
拙ブログでは、実情を知ることはできなかったものの、推測ではそういうこともあるかもな、と思っていましたので。


10年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/79f9f6869f95e345df77bf8be731e897

(一部再掲)

米国は、言わずとしれたベトナム戦争で失敗したわけだ。しかし、米中関係は、強化されていった。
ニクソンが訪中を果たして、中華民国(台湾)政府のケツを蹴り飛ばして、中華人民共和国を「中国」として国際社会に披露したわけだ。安保理の指定席も、さあどうぞ、と中国に座らせたんですよ。台湾は捨てられた。


そして、79年1月からは米中国交正常化となった。

その中国は、2月にかつて米国に煮え湯を飲ませたベトナムに侵攻し、中越戦争が勃発した。つまり、中国は米国との関係が強化されたのを見計らって、ベトナムに越境侵入していった、と考えられないわけでもないのだ。代理戦争の如く、米国が中国をそそのかして攻めさせた、ということかもしれないし(80年のイラン・イラク戦争では、イラクにイランを攻めさせたのは、米国だったようなものだからね。フセインに軍事協力をしていたわけだし。
お馴染みの手口なのですよ、米国にとっては)。


更には、4月に台湾からの駐留米軍の撤退完了、ということだな。
本当に「中国が脅威だ」というのが正しいとすれば、米国のとった行動とは、全て逆の反応というふうに見えるわけである。

ベトナム侵攻の次は台湾か」という危惧を抱くのに、どうして米軍を撤退させたりするのだろうか?
台湾がとても大事で、守らねばならない、というつもりなら、むしろ強化することはあっても撤退させたりする必然性というものは、判らない。


しかし、米中が連携しているなら、この動きは当然のことのように見える
米国は中国が台湾に侵攻するつもりがない、ということを知っているからである。そうであるなら、中国が戦争を仕掛けていってるのに、それを脅威と喧伝することもなくサクッと台湾から撤退していったのも理解できる。

今の「脅威」の比じゃないでしょうね。
中国が他国に攻め込んで戦争してる最中に、軍を退くわけですから。
普通の人なら、「次こそ、台湾か」と考えるだろう、ということです。


要するに、米中の利害が一致してさえいれば、米国は中国との協力関係を長く続けていたい、というのは当然なんですよ。
特に80年代の対日政策上でも、米中の利害一致と協力というのは、大変都合が良かったのではないかな、ということです。


今でも、このような関係が生きているのであれば、日本なんてただの犬以下の存在でしかないわけで、いいように利用されて毟り取られるだけ。
米国が中国は脅威だと言い立てるなら、それ相応の対応をしているはずなんですよ。現実には、米中関係が一番大事、ということなのですよ。

それは過去30年間、変わってなかったということさ。

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こうした米国の動きについて、当時には嗅ぎつけることができなかったにせよ、事後的に振り返ってみれば、そこそこ情報は揃っているわけだから、推測することは可能なのではないか。これが、全く奇想天外であって、予想だにできない、という事柄ではあるまいに。


というか、日本の軍ヲタ系?の人たちの、問題意識というか視点というか、残念なんだよね。何故か、米軍さま相手になると、盲信というのか盲目的になるような傾向があるような気が。


それは、アメリカさまに恋でもしているのだろうか?
ゆえの、盲目?(笑)


違うのであれば、もっと中立的というか、厳しい姿勢とか考え方で臨むべきではないかと思うわけだが。
簡単に言えば、裏切りはあるんだ、という、ごく普通の時代劇やドラマの中で見られる展開を知るとか心構えとして持っておくとか。


よく用いられるフレーズで言えば、「お花畑」脳なのは、一体誰なのか、ということですわな。