怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

東京第五検察審査会の記事に関して

先日書いた記事のリンク先が間違っていました。

訂正しましたが、再掲しておきたいと思います。

捏造事件で隠そうとする検察審査会の闇


非常に不思議なのですが、読売新聞だけが東京第五検察審査会の議決直前の状況などが詳しく描写できているわけです。吉田弁護士や、斎藤特捜副部長や審査会長の語った内容までもが、記事に書かれておりました。審査員のセリフまでもが分かっている、ということなのですね。

再掲しておきますね。

東京第5検察審査会が小沢氏を「起訴すべきだ」と議決するまでの経緯が、審査会関係者の話で明らかになった。
 関係者によると、11人の審査員たちは、お盆休みのある8月中は隔週でしか集まれなかったが、9月に入ってからは、平日に頻繁に集まり審査を行った。
 9月上旬には、「起訴議決」を出す場合に義務付けられている検察官の意見聴取を行った。意見聴取では、東京地検特捜部の斎藤隆博副部長が1時間以上にわたって説明。斎藤副部長は「元秘書らの供述だけでは、小沢氏と元秘書らとの共謀の成立を認めるのは難しい。有罪を取るには、慎重に証拠を検討することが必要です」などと、審査員らに訴えたという。

 審査員に法律的な助言をする審査補助員を務めた吉田繁実弁護士は、暴力団内部の共謀の成否が争点となった判例や、犯罪の実行行為者でなくても謀議に参加すれば共犯として有罪になるなどと認定した1958年の最高裁大法廷判決を審査員に示し、「暴力団や政治家という違いは考えずに、上下関係で判断して下さい」と説明した。

 起訴議決が出たのは、民主党代表選当日の9月14日。第5審査会の定例の審査日は毎週火曜日で、この日は偶然、審査日にあたっていた。ただ、この日に議決を出すことが予定されていたわけではなく、議長役を務める審査会長が審査中に「議決を取りますか。それとも先に延ばしますか」と提案したところ、審査員らから「議論は煮詰まった」との声が上がり、議決を出すことになった。

 議決の後、「こんな日になっちゃったね」と漏らす審査員もいたという。多数決の結果、起訴議決が出たのは午後3時頃。代表選で開票の結果、小沢氏の落選が決まったのは、その約30分後だった。
(2010年10月6日03時06分 読売新聞)』


事務局の人間ならば、こうした状況を漏らすことは可能なわけです。


それと、辻議員の電話の件ですが、これも再掲しておきますね。
2010年5月30日の読売新聞記事です。

東京第五検察審査会を狙え〜3

(再掲)

民主党小沢一郎幹事長の資金管理団体陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏を不起訴とした東京地検の判断の是非を審査している検察審査会の事務局に対し、民主党副幹事長の辻恵(めぐむ)衆院議員(61)側が、審査手続きに関する説明をするよう求めたことが、複数の関係者の話で明らかになった。
 政権与党の幹部が、政治的な中立が要求される検察審査会側に接触を図るのは極めて異例で、その目的や真意について議論を呼ぶのは必至だ。
 辻氏側が接触したのは、東京第1〜6検察審査会の中で対外的な窓口になっている第1審査会。26日、辻氏本人と秘書が電話を入れ、同審査会と第5審査会の各事務局長から、審査補助員の選任方法や標準的な審査期間について聞きたいとして、衆院議員会館の事務所に来るよう求めた。
 辻氏側はこの際、陸山会の土地取引を巡る事件や小沢氏のことには言及せず、一般的な手続きを知りたいとしていたという。
 両審査会は辻氏の要請に応じなかったが、審査会関係者は「国会議員が事務局の職員を呼びつけるのは、一般的な説明だとしてもおかしい。審査会が外部から影響を受けたともとられかねない」と話している。


5月26日に辻議員が検察審査会の電話した。これが報道事実だ。
すると、翌日の27日には、読売新聞記者がこのことを知っており、辻議員に取材申し込みをした、ということだ。2010年5月31日の読売新聞記事だ。

(再掲)

読売新聞の取材では、辻氏と秘書は5月26日、小沢氏に関する審査をしている東京第1検察審査会と第5審査会の事務局長から、一般的な審査手続きについて聞くため、審査会側に電話を入れ、議員会館の事務所に呼ぼうとした。審査会は応じなかった。
 辻氏は27日の読売新聞の取材には、事務局に電話したこと自体を否定。30日になって認めた。

26日に電話したことが、書かれているわけだ。しかもその翌日の「27日の読売新聞の取材」があって、電話のことを問われたということも記事で明らかにされているのである。


これはどういうことでしょうか。

4月の1回目の東京第五検察審査会の出した議決は、「全会一致」だったと知ることができたのは、どうしてなのか?
議決の票数を知ることができるのは、審査員が漏らすか、事務局の人間か、補助員か、だ。

辻議員が5月26日に事務局に電話した事実、及び内容(議員会館に呼ぼうとしたこと、説明を求めたこと)を知っていたのは、事務局の人間だ。読売新聞が電話盗聴でもしたと?そうでないなら、事務局の人間が読売新聞に即座に知らせた、という可能性が最も高い。

9月14日の議決に関する記事でも、細かい描写や日程などを書いていたのは読売新聞だけだ。


そんなに都合よく、読売新聞だけが「検察審査会」のことを知ることができるというのは、不思議ですよね?

東京第五検察審査会の事務局長を、小沢の裁判で証人請求して下さい。もしも議決結果が捏造であった場合、強制起訴の有効性というのはどうなのでしょうか?
それを争うということなら、東京第五検察審査会の活動内容とか、審査員の選考過程とか、関与した検事や裁判官とか、全部明らかにできるでしょう?開催日程とか、他の議決案件とか、証言できるはずだ。

これを隠蔽するとなれば、隠すこと自体が捏造であることの証であろう。

4月の議決が「全会一致」ということが報じられたので、議決が漏れたことは確実。被疑者不詳でもいいので、小沢派の国会議員さんが連名で告発してみたらいいのでは?
守秘義務違反、それとも国家公務員法違反で、告発可能では。