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TPP賛成派の「論理」とは何か?〜政府編

政府内の理由というのは、彼らの中だけで通用する論理である。

即ち、そこには「国民」は不在であり、無視すべき存在(笑)ということである。
日本にとって、どのような国益に繋がるか、日本国民にどのような利益がもたらされるか、ということは一切ない。従米派官僚たちの都合最優先、ということが手に取るように伝わってくる。

毎日新聞さん、ありがとう。このような重大な情報を報道してくれて。

<TPP>政府、文書に本音 11月表明「米が最も評価」 (毎日新聞) - Yahoo!ニュース

(以下、引用部は青)

米国がAPECで政権浮揚につながる大きな成果を表明するのは難しい。日本が参加表明できれば、米国が最も評価するタイミング。これを逃すと米国が歓迎するタイミングがなくなる

→これは、以前の予想(行き詰まるTPPに焦燥を募らせる米国)と同じだな。さすが、従米派官僚どもの考える理由だけある。簡単に言えば、米国の「喜び組」になれ、みたいなもんだ。
いや、ぼくだって、米国さんにも喜んでもらいたいですよ、そりゃあ。だけど、沖縄の人々を泣かせて、米国だけ喜ばせるわけにはいかないんだよ。普天間で折れてくれ、と再三再四お願いしたにも関わらず、それを「突っパネッタ」(ダジャレすまん)のは米国及びその手下どもだ。先に譲歩したのに、調子に乗って「辺野古」を強行に推し進めたのは、そっちだ。だから、許さない、って言ってんだよ。何度も言うが、ここまで賭け金を釣り上げたのは、誰かという話だな。

韓国が近々TPP交渉に参加する可能性。先に交渉メンバーとなった韓国は日本の参加を認めない可能性すらある

→良かったじゃないか、韓国のお陰で、日本が参加しなくて済むんだってよ。超ラッキー!!だから、在日海兵隊は韓国に行けって、言ってんだろ。今日だって、在日米軍を半島有事に投入というのを検討、って米韓合同参謀本部議長会談で言ってたみたいだから、最初から韓国に置けばいいだけだろ。韓国は、米韓FTAの批准すら議会合意の目途が立ってないのに、今からTPP参加表明ですと?ホントかよ。毒を食らわば皿まで、ってなことですか?
そんなにTPPに参加したいのなら、米韓2国間で協定なんか結ぶか?(笑)いや、いいんですよ、やってもらっても。こういうクソみたいな観測を出してくる官僚の気が知れない。そんなに簡単に参加表明できるのなら、さっさと批准くらい済ませているんじゃないですか?
ま、韓国のお陰で日本が生贄にされずに済むなら、それに越したことはないわ。韓国が参加で、日本不参加。これで決まり!!

マスメディア、経済界はTPP交渉参加を提案。実現できなければ新聞の見出しは「新政権、やはり何も決断できず」という言葉が躍る可能性が極めて大きい。経済界の政権への失望感が高くなる

→はい、恫喝キターー! まあ、経団連中心に、従米派の「喜び組」であるところの、官財癒着勢力+特定マスコミが、政権を攻撃してくるぞ、ということで、これも事前の予想通りじゃねえか。なんて分かりやすい官僚なんだ。参加表明しないと、政権を追い落としてやるぜ、というお得意の恫喝ですか。これまで、その手法を取ってきたからねえ。

政府の「食と農林漁業の再生実現会議」は事実上、TPP交渉参加を前提としている。見送れば外務、経済産業両省は農業再生に非協力になる

→従米派の本領発揮ー! 外務省と経産省はスネて、サボタージュ、だそうですぜ。農業政策は、政治的に取り組むべき課題なのに、霞が関官僚は知らん顔してやるからな、と野田総理を脅しにかかるーー。どんだけ傲慢官僚なんだよ、こいつらは。

EU(欧州連合)から足元を見られ、注文ばかり付けられる。中国にも高いレベルの自由化を要求できず、中韓FTA(自由貿易協定)だけ進む可能性もある

→早速出たー、「虎(米)の威を借りる作戦」。分かりやす過ぎる。米国さまの「喜び組」になってさえいれば、他国との交渉も有利にー!!って、どんだけ腐った外交だ。これこそ、まさしく自主性、主体性なき外交、そのものだろ。手下に徹しろ、そうすれば、番長が面倒みてやるぜ、的な世界観、そのまんまだろ。

実際の交渉参加は12年3月以降。「交渉参加すべきでない」との結論に至れば、参加を取り消せば良い。(取り消しは民主)党が提言し、政府は「重く受け止める」とすべきだ

→後で取消なんかできるか?ウソつけ、この野郎。参加した後、取り消そうとしようものなら、「国際公約だ、外交常識に反する、ブレてる」だのと、散々攻撃して阻止する気だろうが。その時だって、「経済界やマスコミが黙っちゃいませんよ、不信任案まで追い込まれますよ」とか恫喝して終わりだろうが。これまでも、そうやって騙してきたわけだろう?脅しをやって、マスコミが大騒ぎして、引きずり降ろしてきた結果が、これまでの総理入れ替えだったんだろうが。

農業政策も、参加に賛成すれば面倒をみてやるが、反対なら「農業支援はしないぞ、判ってるな」という脅しだな。
これは、沖縄県民への「基地移設に賛成すれば、振興策を考えてやるが、反対なら固定化だからな」という脅しと一緒なんだよ。これが奴らの正体なんだよ。国民のことなんて、屁とも思ってないのさ。

あるのは、官僚たちのやり方だけ。それを受けるか、拒否するか、という、選択を迫っているんだよ。


結局、官僚に踊らされる民主党政権ということなわけだ。
「今なら、倒閣運動には至りません、強引に参加表明しても、従米派の「喜び組」部隊である経済界とマスコミが応援してくれますから、大丈夫、乗り切れます」と、唆されてしまうのさ。選挙は、野田総理が「解散しなければ、野党は手出しできないんです」と、参加表明の時だけは有利なことを「耳元で囁く」と。菅総理みたいに、いうことを聞かなくなれば、「さっさと辞任しろ」と連日マスコミに大騒ぎさせて、引きずり降ろす、と。

なんて愚かな政治なんだ。



そういえば、前原グループは「山ごもり」に入ったみたいですぜ。そうか、こっちの要求があまりに厳しかったか?
前原には、参加の根拠が思いつくわけないもんなあ。だから、みんなで合宿して、理由を考えて、理論武装を頑張りましょう、と。その為には、論客の一人二人を呼び寄せて、勉強を教えてもらいましょう、と。そういう魂胆ですかな?

あのですね、大体がロクでもない学者を呼んでも役に立たないでしょうな。もうね、思いつく理由なんてものは、おおよそ出尽くしているもの。他の言い分というのは、あれば教えて欲しいけど、多分大したことない話しか残ってないんじゃないか?


いずれにせよ、日本の政治は腐り切ってるな。
官財の癒着と、マスコミの結託で、私利私欲の為に政治が行われ、奴らの為に権力がいいように使われている、ということさ。