怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

”釣り”は空振り

変人の戯言、というのが、どこかの便所の壁にあったみたい。


◇◇◇◇◇◇◇◇

子供の頃、自転車屋のおじさんがパンク修理をしているのを見ているのが、とても楽しかった。
パンクしたチューブはペシャンコになっているから、どこに穴があるか見た目だけでは、よく分からないのだ。さて、どうするか?ご存じの通り、空気を入れて膨らませる。水に沈めて、泡の漏れてる箇所を探し出す、ってことなのだよね。うまい方法だ。さすが自転車屋のオヤジだな、なんて、いつも感心して見ていたものだ。


さて、漏れるはずのないものが「漏れているのではないか」という疑惑が生じたような場合、どうするか、という話。
ま、手っ取り早く、「釣り(笑)」だな。パンク修理の時と似てる。

どうみても、こんな惚けた野郎に分かるはずない、きっと誰かが漏らしたとしか考えられない、と。だったら、釣りを仕掛けるよ、と。

モニタリングの準備をしておいて、とある情報を、特定の疑わしい部分にだけ流す。すると、どうなるか?
向こうの流儀であると、まるで担当記者みたいに張り付いている人がいるみたいで、それと同じく張り付きがきっと特定情報を報告するに違いない、と踏んで、情報の流れを追跡するって寸法だな。
漏れてるのはどこか?
接点はどこか?


情報を知っている人間は非常に限られる。候補は少数で絞り込まれている。そうなれば追跡は容易になる。

国務長官は行方をくらまして、突如リビアに現れる。
どうだ?かかったか?――よく分かりません。動きなし。見落としか、報告遅れか。
じゃあ、もう一度トライ。今度はアフガン行きだ。
これでどうだ。

さてさて、釣れたかな?
追跡開始。
ウィキリークスは条件受け入れで当局と取引し、活動休止。そっちの線はそっち側から探索。

一方、ウイルス感染だ、サーバやパソコン調べさせろ、ということで、ルート洗い出し着手。が、狙った筋が出てこない。
あの情報を知っていたのは少数議員と、外務省だけ。
なので、そこを重点的に調査するが、はっきりとしたリーク箇所は発見できず。
接点も見つけられなかった。

おかしいな、情報が流れていなければ、あんな男にアレが分かるはずないのに。
きっとどこからか、仕入れているはずなんだが。それはどこだ?


ざんね〜ん。
疑惑だけなら、ファントムを追いかけるようなもの。
現実に存在しているのかな?本当に。

オレの英語が苦手と同じように、向こうも漢字が苦手なのさ(笑)。
英語バカ(英語専門ってこと)にとっては、日本語なんざ絵文字みたいなものだからな。ああ、オレと違って、ラテン語もできるんだったか。
ま、トランプしか知らないヤツは、花札の伏せカードをめくって見たって、何の絵柄なのかが分からないんだよ(笑)。悔しいか?悔しいよなあ。
何たって、空振りに終わったんだから。”賢い俺たち”が釣りを仕掛けて、何も釣れなかったんだから。こんだけ周到に準備して、まるで成果なしなんて、とは思うわな。こういう時には、定型句が思わず口をついて出る、と。「(自粛)」


だから言ったろ?
臭いなんだって(笑)。