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オリンパス事件を隠蔽する為の大王製紙捜査

東京地検特捜部が何故かオリンパス事件に着手ではなく、大王製紙の事件を先に捜査開始だそうで。


普通に考えて、大王製紙の事件は構図が大したことない。
告発があったにせよ、特捜部の出張るような事件とも思えない。通常の検察捜査でも、何ら問題ないとしか思われないわけだが。


なのに、欧米捜査機関が先に着手と言っているのに、何故か日本の特捜部の動きが鈍い。金融庁やSESCとの兼ね合いとかがあるのかもしれないが、犯則事件として「日本企業の信頼」を揺るがしかねない事態の早期解明に踏み切るのが当然のはずなのだ。

ところが、カジノでスッてしまったという、ボンボン3代目の使い込みを大々的に捜査なんだと。


誰がどう考えても、おかしいわな。

オリンパスの事件は、ライブドア西武鉄道と比較しても、極悪度が極めて高い。

まず、隠蔽していた金額がべら棒に多い。
虚偽記載の期間にしても、非常に長期に渡り、株主や投資家たちを騙してきたことは、間違いない。

監査法人に対しても、悪意であったことは確定的。
指摘を受けたにも関わらず、それを隠し通したのだから、「犯意は確実」だ。


これだけ強制捜査の条件が揃っていながらにして、何故特捜部が動かないのか?


ヤクザに金が流れた、とか、デマみたいな話が海外で出たみたいだが、そんな小さい話ではないだろう、多分。


オリンパスの資金の流れが解明された場合、巨大な疑獄事件へと発展する可能性がある、ということではないか。
極めてマズい、アンタッチャブルな領域へ捜査の手が及びかねない、ということである。

政界、官界もあるかもしれない。
或いは、海外金融機関やファンドなんかの、「インサイダー」に及ぶかもしれない。
格付けやレーティングなどの問題で、情報操作に関わった部門に金が流しこまれていたり、海外の有力者や政府高官などへの利益供与などに用いられたかもしれない。

そういう、表には出せない領域に流れていたのなら、裏の「悪行システム」の解明が必須となってしまいかねない、ということなら、捜査に「圧力がかかる」ということは、十分考えられるから。

仕方なく、ヤクザに金が流れた、という「裏社会」とやらに罪をなすりつけて、「キレイな世界」の奴らは逃げきろうという腹かもしれんから。

最終的な収拾シナリオを作りあげなけりゃ、事件の公表は難しいだろうからね。
今は、そういう「ほんボシ」連中が、最終的な罪をかぶせる先を練り上げている最中かもしれないよ?(笑)


どうみても、オリンパス事件を早期に着手せず、一切情報が出されないことは、異常である。これまでの傾向から見て、おかしい。

つまり、何かある、ということだろうね。