怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

日本にTPP参加を求めない米国政府

米倉経団連会長以下、財界の連中が大騒ぎした結果、米国の立場を失わせることとなったようである。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120302/t10013434781000.html


参加するかどうかは、日本で決めてくれ、ということである。

TPPに参加しなければ、世界の孤児になる、と豪語した米倉会長の言い分は、全くの出鱈目であったことが明らかとなったわけだ。従米派の学者だの、地頭クラスの人脈だのをフル活用して、TPP参加の正当化工作を必死でやった結果、大変マズイことになりました、ということだ。まさに薮蛇効果、だな(笑)。

こういう日本国内の愚か者たちの行きすぎた煽動工作が、あまりにも目立ち過ぎて、かえってマイナス要因となるという典型であろう。前原さんよ、或いは仙谷さんでもいいが、あなた方のような自己保身の日和見体制こそが、日本の政治をダメにしているのだと自覚するべきである。

「農協が反対に奔走している」
「農協が農業をダメにしてる張本人だ」

あなた方は、そういう言い方をしておったよなあ?
忘れたか?


オレは忘れんぞ。
こういう政治家の妄言は、忘れないからな。


韓国での米韓FTA騒動が大きくなり、非常にまずい立場に追い込まれたのがイ大統領とUSTRだろう。だから、日本にはTPP問題に関しては、今後も一切「何も言わない」という方針に転換したのであろう。

多国籍企業群は、裏で日本の財界人たちにあれこれ言うことがあるかもしれないが、これを政治的に表立って活動するようにはできなくなった、ということだ。大衆を説得しようと、財界の連中があれこれ言い出せば言い出す程、胡散臭さが増し、逆の効果を生み出すということになってしまったわけだよ(笑)。


だから、TPPに参加することの正当性を言い出せる人間は、ほぼ皆無となったんじゃないですか?

よくよく話を聞いて、突き詰めて行くと、出鱈目を言ってたのはTPP参加推進派だった、ということがよく分かるだろう。


なので、米国サイドとしても、これ以上「何も言うまい」という姿勢に転換しちゃった、というわけだな。

日本国内の愚か者どもにも、「これ以上、何も言うな」ということになってきたんじゃないですかねえ?


残ってるのは、霞が関の連中だけだろう。
彼らは、そう簡単には方針転換などできないから。彼らが野田のどじょうの坊ちゃんを操縦して、何とか巻き返そうと必死になっているわけだよ。

これは東電問題でも、原発問題でも、大体同じだろうね。


谷垣さんは、元々が財政再建派で、いわゆる「財務省派、財務省閥」の仲間と見られてきたので、財務省系列の連中が野田とくっつけようと必死になったわけだな。
官僚操縦が可能になるのが、野田+?という勢力図になるわけで、谷垣さんが寝返ってしまうなら、霞が関支配は継続されるであろう。


まあ、米国サイドとしては、まずは日本国内の意思統一を図ってから来いやということを明確にしたわけで、この辺は多国籍企業群のロビイスト軍団といえども、簡単には手出し出来難くなったということを意味するであろう。
日本国内で財界の連中に「言わせていた」筋の方々は、鳴りを潜めるよりなくなった、ということだと思われる。

それでも、縁故知人関係だかコネだか知らんが、日本の中で「負けるもんか」と頑張りたい連中はいる。負けたくない一心、それだけだ。愚かなので、それ以外の理由なんかないのだ。保身、それだけ。自分の立場を示さんが為、TPPを利用しているだけに過ぎない、ということなのだ。これっぽっちの為に、参加を推進しているのである。


ああ、それから、とある方々に、御礼を述べたい。
こちらからは、見えないし、誰だかさえも全然知らないんだけれども。

けど、何となく分かるんだ。
きっと、そういうことなんだね、と。


日本の某業界団体の会長さんとかは、全く気がつかないんだよ(笑)。
仕方がないんだけれども。
だから、見当違いな反論とか、しちゃう。


敵対しているように見えるのは、それなりの理由、考えがあってのこと、ということが、感じ取れないんだ。
理解できないんだよ、行動の裏側にある、意図が。


ぼくには、たぶん、あるように感じたよ。
だから、礼には、礼で応えたい。
率直な感謝を伝えたい。

ありがとうございます。


まだ結論は先ですが、どういう結果になろうとも、このことは忘れません。