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世銀総裁候補に韓国系米国人のワケ

意外な人物の登用、ということのようであるが、これには何か裏がありそうだ(笑)。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTJE82M00920120323


しかも、全くの畑違いの専門家。経済人とか政治系の人でもなく、官僚ポストの歴任者ということでもなさそう。

http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_413794


主に開発系の人、ということみたいですね。
ドクで、公衆衛生が専門という異色の総裁となるだろう。


こうした人選の背景には、恐らく先日まで紛糾した米韓FTAなどの影響があるだろう。
特に問題視される部分としては、「ISD条項問題」というのがある。

これに関しては、豪やNZもTPPの会議で米国と衝突しているとされ、米国との紛糾の種となっており、そうした米国に対する不信感を緩和したい、という狙いがあるものと思われる。

ISD条項の提訴(裁定)先がICSIDとなっており、これが世銀傘下にある為である。要するに、「韓国をはじめ、豪など新興諸国に配慮してます、不安を解消します」ということをアピールせんが為の人選、ということだろうな、と。

政治色の薄い人を選んだのには、ワケがある、ということなんじゃないのかな、と勘繰ってしまうわけです。ゼーリック総裁は、…当方のブログ記事にもご登場頂いたくらいですから。

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/2ce48bd8df6b454d479c4aebf013b1d0


それと、話は大きく飛びますが、イラン原油の決済に関する話ですが、BIS総裁会議で取り上げるとかしてみるべきなんじゃないですかねえ。

下部組織に「支払・決済システム委員会」があるようですので、議題として挙げるべきなのでは。米国が独占体制としての決済機能を、政治的に利用するというのは、金融システムとしては本来おかしいわけですし。