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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

小沢事件〜東京第五検察審査会の矛盾を暴く・2

3)東京第五検察審査会のウソを暴く

当の審査会は情報隠蔽で国会議員にも、誰にも、徹底して秘匿を続けているわけです。
彼らのウソを暴きましょう!


まず、小沢の強制起訴確定となった10月4日(議決書作成)公開の議決書ですが、これは、東京地検平成22年検第11022号に関する議決で、
”起相1号”
の別名が書かれています。多分、起訴相当(審査会での担当事件)の1番目という意でしょう。


鳩山総理の甲乙丙の3事件も、それぞれ「申立1、2、4号」という別名が付されていました。これらは、申立てのあった順に割り振られる番号だ、と言いましたね。だから、小沢事件は「起訴相当の議決」の一番目ということなのですね。

役所というのは、こうした手順を機械的に守る習慣が身についているはずなのです。で、申立○号というのは、通算番号であるはずなのです。そうすると、何かがひっかかりませんか?


そう、鳩山事件の欠番なんですよ。気になりませんか?
どうして3がないのかな?、と。長嶋さんじゃないんだから、欠番なんてことはないはずなのですね。
申立3号は、きちんと存在したんですよ。当然ですが。役所が飛ばすわけないですから。それは、小沢事件の第一検察審査会が7月に議決を出した事件のものなのです。


この事件とは、2月23日に不起訴となり、その後に告発者Xが審査申立を行ったわけです。つまり、申立てが行われたのは、「2月23日以降」ということであり、これが「申立3号」の番号が割り当てられた、ということです。鳩山事件の丙は、4号ということで、この申立てよりも後に行われたものと考えられるわけです。
そうすると、鳩山事件の検察審査会の実際の審査というのは、ほぼ2月末の1日を使うか、殆どが3月・4月の間で行われた、ということになるのです(これに関しては、後述する)。


問題は、「申立3号」が2月23日以降であった、ということだ。


元に戻って、告発していた市民団体の審査申立が行われたと報じられたのは、2月12日。この申立は何と「申立10号」という番号が割り振られているのである。これは小沢事件の4月27日議決(作成日も同じ)の公表された議決書に、書かれていたものである。


そうすると、「申立3号」よりも前に申立てが行われたはずの、「2月12日審査申立」が「申立10号」というのは、おかしいと思いませんか?
なぜ、順番を前後する必要があったのか?
そんな面倒なことをする意味が分からないでしょう?だったら、鳩山総理の甲乙丙を1〜3号で割り振った方が、見やすいし、切りもいいし、便利で都合がよくありませんか?(笑)


役所の習性というのは、そうそう簡単には変更できないはずなんですよ。そのように連綿と作業を行うということが決められてきたから、一朝一夕では変えられないはずなんですよ。


だから、「申立10号」というのは、あり得ないくらいにヘンだ、ということなのです。あるとすれば、捏造だから、ということかな?
告発した人間、審査申立を行った人間、そして、審査したであろう東京第五検察審査会の人間、そういうのが架空の捏造であったなら、唯一の整合的な説明が成り立つのですよ。矛盾なく説明できるんですよ。

検察審査会最高裁事務総局も、ウソをついているとすれば、辻褄が合う、ということですわ。


補足ですが、上述した鳩山事件の検察審査会の様子というのが、10年7月22日の朝日新聞に掲載されていたらしいんですね。平均年齢は52歳だそうで、まあ妥当な水準(世の中の年齢分布からみて)ですよね。
で、隔週開催、とか『審査を始めて約2カ月後の4月21日』といった記述は、おおよその想定と合っているんですね。2月就任の審査委員たちがいることと、丙事件の申立が2月末近くに行われたであろうこととかが、整合的なんですよ。


※※ちょっと追記

前述した「2月末の1日を使ったかもしれない」という推測の理由を書いていませんでしたので、追記しておきます。
報道内容の条件からすると、「隔週で水曜日開催」だったことが推定されるのです。議決日が4月21日水曜日でしたので、遡ると2月では24日が可能性のある日、ということになるからです。就任後の宣誓や検察審査会長の選出など、雑務が当初あると推測されるので、いきなり本格的審査には入れないだろうな、とは思います。なので、やり始めたとしても、ほぼ月末くらいからであろうと考えたのです。そうすると、2月24日から開始だったら、朝日新聞記事の4月21日という議決日は約2カ月後で整合的と考えたわけです。これが1週遅れていたとしても、そう大きく間違いということではないはずです。

更に推測を書いておきますと、審査会の開催は隔週というのが一般的と思われます。読売記事でもそうだったからね(笑)。第一は木曜日、第二と第四が水曜日、第三と第五が火曜日、という感じではないかと推測しています(第六は…分からないが、このパターンからすると木曜日ではないかと思うがどうだろう?)。一部には裏金作りの為の「謎の組織」という見方さえあるようです。架空のメンバーに支払ったことにすれば、誰にも確認のしようがないから。



もっと目を惹く記述があったんですよ。それは、
『鳩山氏を不起訴にした東京地検特捜部から提出された証拠書類は、約千ページ、高さ15センチにも及んだという。』
という部分。千ページ、15センチ、というのがね。


これね、つい最近もあったんですよ。
12年4月26日>http://www.tbs.co.jp/news23x/feature/f201204260000.html


小沢事件の担当だった東京第五検察審査会の審査員が証言した、っていうスクープらしいんですけど。
こう証言している。

『段ボール3箱分くらいの膨大な資料がありました。 審査員には厚さ15cmほどの要点をまとめた資料が 配られました。 議論の半分以上は資料を読む時間でした。』


どうです?鳩山総理の担当だった審査員の証言と、よく似ていると思いませんか?(因みに、15センチもの厚さだと要点がまとまってねーんじゃないの?笑、まとめは、せいぜい数枚程度だろうに)
事件の性質が似ている、というのがあるのかもしれません。が、鳩山事件は、7月〜12月まで捜査しているわけですよ。小沢事件は2週間くらい。西松事件だの水谷事件だので資料が多いというのもあるのかもしれない。が、被疑事実と無関係な誘導になるんじゃないですか?


検察資料が分厚い、というのは、当然だと思うわけです。原本だろうし。クロい紐とかで、綴じてあるのかもしれないですし。
だけど、まとめというのは、原本じゃないはずだから、コピーとかは膨大にあるだろうけど、そんなに膨大な分量になるのはおかしいように思うわけですよ。朝日の取材記事を「参考にした」証言だったとすれば、合点がいくんですね(笑)。
見てきたようなウソを言うのは、捏造取材の常ですかな?
参考までに、マスコミはどうやって東京第五検察審査会の審査員に接触を図ることができたんですかね?

司法クラブなんかも関与している、ということですか?

一緒に隠すなら、共犯関係と言われても仕方ないのでは。