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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

続・狂気の民主党〜ACTA単独可決

ネット上の規制にはつながらない、というような言い訳があるようだが、そんなことは信用できない。何故なら、日本の検察はクズだからだ。本物の腐敗組織だからだ。同じく、最高裁を頂点とする裁判所も、腐敗と隠蔽を続けているからだ。


法というのは、これを用いる側に圧倒的に有利な制度なのだ。正義を守り抜く法の番人が正しければ、大衆を守る盾となるだろう。無力な人々を、横暴な権力組織や暴力的な人間たちから守ってくれる砦となってくれる。しかし、それは番人が正しく行動する場合のみ、だ。番人そのものが狂っているなら、どんな異端裁判のような滅茶苦茶な論理だろうと正当化できるに決まっている。いかようにもできてしまう、ということだ。日本の司法の連中に、正義など存在しているわけがない。あるのは自己保身、それだけだ。


権力サイドに新たな武器を与えると、どうなると思うか?
いつかは使う、だ。
拳銃だって、持ってなければ、使わない。けれど、いざという時の為に、といって、常時携行していると「使う場面がやってくる」ということだ。元々存在しなければ、使わないだけである。その時、使い方が必ず正しいとは限らない、ということを言っているわけである。存在しなければ、その不利益もあるかもしれいないが、誤用もない、ということだ。だから、敢えて「新たな武器」を与える必要はないということである。


http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120831_556512.html


(一部引用)


「例えばインターネットの個人利用について第27条の1は、デジタル環境において生ずる知的財産権の侵害行為に対する効果的な措置について定めているが、ここでいう知的財産権の侵害行為とは、例えば、1)電子掲示板、動画投稿サイト等における著作物の無断の複製および公衆送信、2)DVDディスク等に記録された映画等の無許諾の複製および譲渡、3)インターネットオークションサイトにおける不正な商標商品の売買等を指している。従って第27条の1の対象となるのは、著作権や商標権等といった権利を侵害する違法行為であって、この規定を根拠として個人の正当なインターネット利用が制限されることはない。」


このように書かれている。
何らの不都合などないように読めるであろう?
ここに落とし穴があるのだ。罠は、罠であることがバレてしまえば、意味がないのだ。気付かれずに存在するからこそ、罠なのだから。


1)電子掲示板、動画投稿サイト等における著作物の無断の複製および公衆送信


この部分がクセものなのだ。無断複製・公衆送信、この規定で取り締まれるということは、どういうことを招くと思うか?


これまでのような情報検証などがかなり困難になるだろう、ということである。具体的には、どういう場合が想定されると思うか?


それは、何かの一連の事件などで報道情報などを時系列で見てゆくような場合、過去の新聞記事の検索などを各個人が自力でやるしかなくなるのだ。これまで可能だった、2ちゃんねる掲示板のように、報道記事を記録しておくことができなくなる、ということだ。


そうすると、報道記事のリンク切れで情報を隠せるようになる、後からの検証を困難にする、といったことが起こるわけである。
拙ブログでも、「記録」ということの意味があったものはあるわけである。


東京第五検察審査会に関する新聞報道などだ。


http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3da38419d0cd2052c946fa28d0b72bd0

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/a56ab40b338c6a8405fe7a71ea1dc43c


こうした記録は、難しくなるだろう。掲示板などに記録されている報道記事の多くは、「無断複製」として違法とされる可能性が高い。


一連の事件や出来事を見てゆく時、報道記事を検討すれば色々なことが分かることが多い。掲示板の住人たちが集めてきてくれて、情報探しが行われる。これは一人ではなく、ある種の分業体制で行われるから、スーパーコンピューターに対比される「並列化されたパソコン」みたいなものだ。個々の性能が平凡であろうとも、数が多ければ十分対抗できる、ということだ。圧倒的な作業人数の多さによって、価値の低いものから、重要なものまで、雑多に情報が集められる。この作業こそが最も意義のあるものであり、権力側の情報操作を見破る突破口となるのだ。


以前、2ちゃんねるがアクセスできなくなった時があったでしょう?
あれも、単なるシステム異常とかだけではないはずだ。偶然起こった事故などではない、ということです。その後にも、警察の捜査が行われて、証拠品押収などをされたりしたことがあると思うが、ああいうのも明らかに「何かを探すため」に行われた捜査だったはずだ。権力側にとっては、忌々しい存在なのだ、2ちゃんねるのような掲示板というのは。情報収集能力が高いからだ。真実に最も近づける存在となり得るからだ。報道機関の情報操作に対抗できる存在になってしまうからだ。


2011年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d7c1cc31e47bf868f37ed217367a1208


韓国哨戒艦沈没事件>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e186601e4bd0ecaf7175ae03803a9388


因みに、デニス・ブレア国家情報長官は、5月20日に辞任したのだ。
回収された「北朝鮮の魚雷」の一部が公開され、ハングルで「一番」と書いてあった、という「動かぬ証拠」を公表したのも、同じ日だった。米帝の情報統制体制が、掲示板なんかに普通に存在するネット住民たちに敗れ去った、ということを意味したわけだ。


色々なヒントを与える可能性がある掲示板や投稿サイトを厳しく取り締まり、情報収集を防ぎ、権力側に有利な状況を作り出そうとするのだ。掲示板の住人たちは、個々には意図してなくとも情報の各ピースを集めてきてくれるから、そのピースがいくつも集まれば、ジグソウパズルの模様が浮かび上がることもある、ということだ。そこに描かれた絵とは何なのか、それがバレると困る権力サイドの連中は少なくないということである。


そういう困った存在を潰せるなら、どんな法律だって大歓迎というのが権力側の本音なのだ。ACTAには、そうした罠が潜ませてあるのである。「無断複製」を取り締まれば、権力側の情報操作を検証できる最も有効な手段を失う、ということである。


参考までに書いておく。
以前、鳩山元総理の検察審査会の議決について、記事を書いた。


http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/5cb7b3305e8e971c8e49d4071a6e4dd7


記事を書いた当時には、何種類か公開されていたはずの第四検察審査会の出した議決書全文が、ネット上で検索できなくなっていた。いくつか読んだわけだが、そのリンク先を敢えて載せなかったにも関わらず、元記事が削除されてしまったか、検索では全く出てこなくなってしまった、ということだ。


この理由は不明だ。鳩山一家の誰かが依頼をして、記事削除をお願いして回った(早い話が金で解決?)のかもしれないし、検索に表示されないような何らかの方法が取られたのかもしれない。実際のところは、どうなのか判らない。


ただ、情報操作はあり得るし、ネット世界は安定的ではないということだ。情報取得が以前よりはるかに困難になった、ということは覚えておくべきだろう。