怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

イランの通貨下落暴動

経済制裁がじわじわ効いて、政権維持の障害となりつつある、と。


http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE89300J20121004


[ドバイ 3日 ロイター] イランの首都テヘランで3日、通貨リアル急落に抗議するデモがあり、機動隊と衝突した。また、闇の両替市場では業者らが逮捕された。目撃者が明らかにした。リアルの対ドル相場は過去1週間で約40%下落している。

デモ隊は、アハマディネジャド大統領を「売国奴」と非難しながら抗議。警察側はデモ隊制圧に催涙弾を使用した。闇の両替業者への取り締まりも行われ、多数が逮捕されたという。

核開発疑惑をめぐる経済制裁でイランの原油輸出収入が減少し、中央銀行が相場を下支えする能力も低下する中、リアルはこのところ、対ドルでほぼ連日最安値を更新している。

テヘランの西側外交官は、誰もがドルを入手したがっていると指摘し、「両替商や投機家の取り締まりに警察を動員するという大統領の発表は何の役にも立たない。市民の不安はさらに大きくなっている」と語った。

========


イランの方には、こちらの忠告が届かなかったみたい。
だから、濃縮はやめておいた方がいいよ、って言ったでしょ?


2/9 >http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/74f0ea3dca0551bbb546a318d956430b


(再掲)

それから、イランに忠告しておく。
届くかどうかは、判らんが(笑)。

核兵器は国を守るのに、役立たない。心の内なる不屈の精神こそが、唯一の盾となる。

日本は、滅びの業火であるところの核技術を用いて、不幸を味わうことになってしまった。それは、「他の誰かが核を持ってるから、我々も持ちたい」というような不純な動機がどこかに潜んでいたからなのかもしれない。いつかは、しっぺ返しを食らうことになってしまう、ということだ。

ソ連核兵器を大量に持ったが、内側から崩壊していった。兵器が国を守るのではなく、そこにいる人々の活動や心が守るのだ。だから、核兵器開発は止めた方がいい。

(中略)

なので、イランが核開発をすればするほど、アメリカを喜ばせるだけとなる。
イランの行っている核開発は、利敵行為に他ならない、ということだ。よって、すぐさま止めるべき。IAEAの査察を受け入れて、濃縮を止めるのが一番だ。アメリカやイスラエルに、何一つの口実も与えないようにすること、これが肝要である。

長期的には、例えばイラクと連携をとり、資源開発で協調する、とかだな。産出量もさることながら、埋蔵量においても、サウジを凌駕できるのは、この両国だから、である。そうすると、中国やロシアの支援なども継続されるだろうし、日本との関係も維持されることになる。アメリカにとって、一番厄介なのは、「手出しし難くなる」ということだ。イラン自身が孤立化戦略にハマっていくなら、最も与し易い相手ということになる。誰も助けてくれようとはしなくなるから、である。

なので、核濃縮は技術的に実現できたとしても、これまで以上に国を危険に晒すことにはなりこそすれ、守る手段とはならない。それよりも、アメリカが最も困ることを選択することだ。それは、経済発展を実現することが最も近道なのである。資源競争で勝てる国を作ることなのだ。イラン・イラク両国が力を合わせれば、それは大きな勢力となるだろう。

========


な?
核兵器を作ることに精力を注いだって、国を守れんのだよ。

まず、アメリカという強国と争うには、人心の安定というものが必要。国が貧乏だと必敗である。アメリカ自身がこのことをよく知っている。戦争とは、まず「金」なのだ。戦争に勝利するのは、金の力が保てるかどうか、である。戦費が枯渇すると、それは必然的に敗北となる。

イランが目指すべきだったのは、アメリカの資金力を枯渇させることだった。
それには、エネルギー供給で競合することだったのだよ。


もう一度言う。
核兵器で国は守れない。