怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

悲観することはない、大英帝国も没落した(笑)

この前の、PPP(購買力平価)のGDP評価なんざ、さして気にするようなことでもないわ、という記事を書いたばかりだった。


http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/bb0575b55d715a44fa9b14075503cd88


そうしたら、日本なんか中国やインドの何分の一の大きさまで落ちぶれて行くんだからね、というような記事があったみたい。


http://www.jiji.com/jc/zc?k=201211/2012110900984


どう?
言い草が「経済小国に転落」って、はっきり言えば大笑いだわ、という話では。


そんなこと言うなら、イギリスも転落、フランスやオランダやスペインやスウェ―デンも転落、とか、言うのかな?(笑)

別に、だからって何か不幸になるとか、可哀想になるってことがないんじゃないですかな?現在のイギリスやフランスやオランダやスペインやスウェーデンが落ちぶれて不幸な目にあっている、なんて評価は到底できないわけだが。


今から100年以上前、まさかアジアの小国であった日本に、大英帝国オーストリア・ハンガリー帝国ロシア帝国なんかが経済力で逆転される、なんてことを想像できましたか?

しかも、僅かな期間で逆転されてしまったではないですか。


転落していった大国は多かったわけで、そんなこといちいち気にしててもしょうがないでしょう。勢いのある国が成長してゆく、若い国はぐんぐん伸びる、それで別にいいじゃないですか。


何より怯えているのは、アメリカだろう。
アメリカ自身が、他の国に逆転されるのを恐れているだけに過ぎない。その恐れが、こうした「OECD報告」のような形で、表出されるだけ。単なる「参考」でしかないものを、自分自身の「正当化」と「満足」の為に利用しているだけである。


日本はこんなに小さくなってしまうが、アメリカは「まだまだ規模が大きいぞ」という自慢だ。見せびらかしと同じ。そういう矮小な根性が滲み出ている。そんな保証もなく、未来は定かでもないのに、だ。


「50年後の預金の額は、オレの方がオマエよりも多いぞ」と言いふらす、愚かな友人みたいなものだ。そんなことはどうやっても分かるはずがないのに、「過去のトレンドを参考にすれば」こうなるかもね、というだけに過ぎないものを、さも「確かな未来」であるかのように語る愚かさを知るべきであろう。
そんなに彼らの未来予測が正しかったのなら、どうしてこんなバカな経済的混乱が世界中に起こったり、数々の先進国が何らの対策もなく転落して行ったのかを説明してくれることだろう。ロシアやアルゼンチンのようなことが起こることを予測できて当然だったのではないのかな(笑)。


それに、50年後にはオレが死んでいるだろうから、どうせ確かめようがない話であり、どうだっていい内容なのである。ただただ笑いたいだけ。

もっと以前だと、世界で一番の経済大国は清であり、周辺のアジア圏が世界の経済規模の大半を占めていた時代だってあったはずだ。それが循環して戻ってゆくという過程ではないか、と見ることもできるだろう。
何と言うか、白人至上主義的思い上がりの産物のような気もしないくもない。



一応、分析の内容はもっと広範なものだったろう。

http://blogos.com/article/50020/



ま、日本にあれこれ文句をつけたい人間はいる、ということさ。
大した話じゃないのにね。