怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

腐敗司法が勝利する

陸山会事件の高裁判決が出たそうだ。


一審支持、ということが判るだけであった。


http://gendai.net/articles/view/syakai/141435


13日、東京高裁で開かれた、「生活の党」の小沢一郎代表(70)=無罪確定=の資金管理団体陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件の控訴審判決。飯田喜信裁判長は、衆院議員の石川知裕被告(39)ら元秘書3人をいずれも執行猶予付き有罪とした1審東京地裁判決を支持し、無罪を主張した弁護側の控訴を棄却した。

(中略)

高裁が1審を支持した明確な理由説明はほとんどなし。飯田裁判長は「原判決に疑問を生じさせる事由を見いだすことはできない」と繰り返すばかりだった。それでも、審理を尽くした上での判決なら理解できるが、昨年11月から始まった控訴審で、高裁は石川の弁護団が集めた87通に上る新証拠をことごとく却下。公判はたった2回で結審だ。これでマトモな裁判と言えるのか。確たる証拠もなく臆測で有罪判決を出した1審の「ミスター推認」裁判長もヒドかったが、疑問だらけの判決内容に何の疑問も抱かない「ミスター追認」裁判長もデタラメ過ぎるだろう。

「メチャクチャなのは、無罪判決が出た小沢裁判の証拠を飯田裁判長が却下したことです。小沢裁判では、不動産の仮登記を提案したのは仲介業者側だったとして、業者の法廷証言も残っている。ところが、飯田裁判長はその証言を証拠採用せず、1審判決と同様、仮登記は石川側から持ちかけた、と認定した。同じ証拠なのに裁判長によって事実認定が異なったり、黒白が決まったりするのは公平中立な裁判とは言えません」(司法ジャーナリスト)

 飯田裁判長が却下した重要証拠はこれだけじゃない。1審で、石川に裏金5000万円を渡した――と法廷証言した水谷建設の川村尚・元社長は今回、弁護側に対し、証言は検察に誘導された内容だったことを認める意見陳述書を提出した。控訴審判決でも認定された「水谷からの裏金」疑惑が完全に吹っ飛ぶ陳述書だが、飯田裁判長はこれも握りつぶし、裏金の授受を認定したのである。これで1審判決に「合理的に疑う余地なし」なんてよく言えたものである。

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東京高裁の飯田喜信裁判長は、自分が認めたいものだけを採用し、検察側に不利となるものは全て却下、という、恐るべき公判指揮を行った、ということなのであろう。


日本の弁護士さんたちは、こういうのをどう思うのか?
他の裁判官たちでもいい、その他法曹でもいいが、こんなのが「司法」と呼べるのか?



先日の、法学者らしい玉井東大教授にも共通するのは、「オレさま理論」である。


正しさの根拠とは、「オレがそう思うからだ!」という一言で片付けるのだ。


腐敗司法の、究極形態だな。
証拠も何も、意味をなさない。
根拠となるべく、立論が全くないのだから。


「太陽は東から昇る」

これを立証する為には、色んな手法があるはずであろう。
科学的データでもいいし、実験結果でもいいし、物理学者の証言でも説明でもいいし、色々とあるはずだろう。

そういう合理的根拠を提示することが求められるわけだ。


ところが、「オレさま理論」の法学・法曹連中というのは、そういうことが全く通用しない。
唯一あるのは、「オレさまがそう思うからだ!」ということで、どんなものでも一足飛びに結論付けることが可能となってしましまうのだ。

そうすると、
「太陽は西から昇る」
という意見ですら、「裁判長であるオレさまがそう認めるから、太陽は西から昇る」といきなり結論が出されてしまうわけだ。その反証をいくつ挙げようとも、「却下」と言えば済むからだ。


まさしく狂気。


中世の、宗教裁判と何ら違いがない。
それを、誰も糺すことができない。


司法界は、これを全力で守り抜こうとしており、検察はこれに味方する。


最高裁最高裁事務総局も、この腐敗司法を踏襲するだけなので、良心も正義もないままに終わる。


日本の狂気は、営々と続けられてきて、多くの国民が気付かづにきただけなのかもしれない。
裁判所は、ただの「検察のしもべ」に過ぎない。


追認装置であり、司法権で国民を陥れるだけのものになっているのである。
行政や立法のやった不始末なんかを、司法が庇いだてして、司法が立法や行政の過ちにわざわざ「お墨付き」を与えるのだから。


この国は、本当に終わっていますわ。
あるのは、出鱈目司法と、決めつけだけ、である。