怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

「サイバーテロ対策」という名のテロ

多くの人たちにとって、「正義の味方」のように振舞う人間に見えるからといって、それが本当に正義に基づく行動をとるとは限らない。


よく報道なんかで目をするのが、日米の「サイバーテロ対策」で協力、みたいな話だ。

これは、主に中国を念頭にした「サイバーテロ攻撃」から、日本やアメリカの主要機関・社会システムを守ろう、というものだろう。だが、この手の話の時、協力者という「アメリカさま」が本当に信じるに値するかどうか、ということが問題となる。


アメリカさまが言うわけだ。
「一緒に防御策を考えよう、共に対抗策を講じよう」
とな。


こういう時、アメリカさまではなくて、たとえば胡散臭い詐欺師とか香具師みたいな人が同じことを言ったなら、それを信じたりするだろうか?



本当に、アメリカは信じるに値する相手なのか?


答えは、当然「否」である。


現実のアメリカの行動が、各種盗聴・情報詐取・不正収集等々、糾弾されるべきものだからだ。いくつかはバレてしまったものの、アメリカが携帯電話盗聴を止めているはずがないし、ネットからの情報抜き取りも、サイバー攻撃も、止めたはずがないからである。


悪魔は囁く。
「一緒に、対策を立てよう」

そうして、じゃぱん君が「うん、分かった。オイラはこうやって防御してるんだよ」と手の内を見せてしまうことになるのである。

・このような攻撃パターンの時には、どのように対処していますか?
・これを防げるプログラムはどう作っていますか?

みたいに、アメリカに手の内を全部曝け出すことになれば、その弱点を必ず衝かれる、ということだ。情報がこれまで以上に漏れ漏れになってしまう、ということになるわけである。


手の内を見せる相手が、本当に信頼できる相手なのかどうか。
日本のセキュリティの全てが破られる方法を研究されたら、情報は筒抜けになる。コンピュータにデータを残さずに、昔ながらのような作業をすることになる。どんな情報も盗まれることになってしまいかねない。


だから、絶対に明かすべきではないコア部分は残しておくべきだ、と警告しておこう。
マニュアル大国のアメリカは、言語化できない「曖昧な部分」というのを許せないのである。情報として盗めないし、パクリもできないからだ。情報を盗む人間が仮に中国にいる中国人であるとしても、それを用いて金に変えるという、真の利用する立場の人間もが中国人であるとは限らない、ということは覚えておくべきだろう。アメリカさまが利用する為に、中国を隠れ蓑として使っていたとしても、不思議ではないということである。


世界は、まだまだ汚いのだよ。