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新たなテロ組織?〜東電

政府が―恐らく裏の筋から新潟県知事に「半分脅し」をかけて―東電の出した柏崎刈羽原発の再稼働申請を推進する方向へ、ということになったらしい。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130928-00000085-san-pol

政府は27日、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の来年春の再稼働に向けて原子力規制委員会に安全審査を申請したことを踏まえ、審査で安全性が確認されれば再稼働を容認する方針を固めた。東日本大震災からの復興を最優先課題に掲げる安倍晋三政権として、同原発が再稼働できないままだと東電は経営危機に陥り、福島第1原発の事故処理に支障が生じると判断した。

 首相周辺は産経新聞の取材に対し、柏崎刈羽原発の再稼働について「規制委の審査に半年程度かかっても、安全と判断されれば再稼働だ。経営危機の深刻化だけは避けたい」として、政府として再稼働への環境整備を急ぐ考えを示した。

 東電の収支計画によると、再稼働できない場合、来年3月期を黒字化するためには来年1〜4月をメドに8・5〜10%の再値上げが必要としている。代替策として活用している火力発電所の燃料費が経営を圧迫しているためだ。

 3期連続の経営赤字になれば、金融機関から融資を打ち切られる可能性があり、東電の経営は深刻な事態を迎える。膨大な費用のかかる福島第1原発事故の賠償なども遅れ、震災の復興の加速化に影響を及ぼしかねない。

 東電は当初、来年1月にも柏崎刈羽原発の再稼働を目指すとしていた。しかし、泉田裕彦新潟県知事が条件付きで安全審査申請を承認したのが26日になり、再稼働は早くて来年春までずれ込むことになった。今後、東電の対応をきっかけとする新たな問題が生じると、再稼働の時期はさらに遅れることもありうる。

 菅義偉(すが・よしひで)官房長官は27日の記者会見で、東電に対し「引き続き地元自治体関係者の理解が得られるように努めてほしい」と注文した。

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普通に考えて、前日に明らかに拒否の姿勢を滲ませていた新潟県知事が、翌日になった途端にコロリと態度を豹変させ、規制委への「申請手続を止めない」という180度方向転換を図ったのには、それ相応の理由があるだろう。


強硬に止めるなら「政治生命を断たれる」ことも覚悟せよ、というようなことはあるだろう。本人自身の醜聞ばかりではなく、攻め手というのは色々と存在しているだろうから、である。そうした情報は、政府なり警察組織なりのフル活用でいくらでも「叩けばホコリが出る」所を探し出せる、ということだな。


嘉田滋賀県知事を見ていれば、よく判るだろう。悪の方が勝てるのだよ。
持ってる組織力が違うのさ。よく笑い話で出てきた、ショッカーなんかと一緒さ。悪の組織の方が、仲間も多いし組織立っているんだよ(笑)。


で、知事の同意を取り付けるのに難渋してきたのが、ここでアッサリと規制委に申請させるよ、ということが出来てしまうということなった。後は、本格再稼働に踏み込めば、誰にも止められない、ということだな。

東電の金はそこまで困窮している、ということだ。
事実上、倒産しているのに、これを処理させない原発ムラ勢力ということだな。これを支援するメガバンクも共犯と。なるほど。


東電は、日本という国家への反逆者かテロみたいな存在だ。
原発で日本を破壊と混乱のどん底へ落そう、ということなのだからな。


原発ではなく、普通の自動車でも同じだろうよ。少し考えれば誰でも判ることなのに、暴力組織か極悪テロ組織みたいな存在でありながら、それが権力によって守られているということだ。


また喩えですまないが、書いてみる。
仮に運送会社の車だとしよう。東電社としようか。この会社にトラックがあるとする。


で、東電社の運送トラックの一つが、暴走して止まらなくなり、民間の建物に突っ込んで大破壊をもたらした、と。今もまだ、事故処理は済んでおらず、トラック荷台の危険物質がある為にその建物にも簡単には近づけず、撤去することもできず、事故車もそのまま、事故原因も不詳のまま、誰一人として責任も取ってない、と。

で、東電社の言い分はこうだ。
「暴走車の片付けに金が必要だから、銀行は金を貸せ。もし貸さなかったら、これまで借りてた金は返ってこなくなり、不良債権で焦げ付くぞ、それでもいいのか、倒産してやるぜ」

そうすると、これを支援することになってしまう、と。
また、他の運送トラックにこれまで多額投資をしてきたので、もったいない、だからトラックを明日にでも走らせろ、と。


周囲の人間は言う。「暴走トラックの事故原因も判ってないし、未だに対処することもできてないのだから、走らせるのは危険だ」

すると、狂った連中は

「トラックは問題ない、前は事故ったが、それは運が悪かっただけだ。今度はトラックのドアや荷台の壁を2倍に厚くして強化した、ガラスも防弾ガラスで割れないようにした、だからトラックは頑丈で事故になっても大丈夫だ、心配ない」

と言うわけだ。
でも、事故車の荷台から危険物質が溢れてるけど、あれは誰がどうやって処理できるの?誰が解決方法を知っているの?解決できるなら、やってみて。

と国民が要求しているわけである。


これに対する答えは、東電社も政府も「誰も答えを知りません、どうやるかも言えません、いつ事故後の片付けが終わるかも判りません、解決方法を誰も何一つ知りません」ということだな。

それなのに、トラックを走らせたい、しかも同じものを荷台に積んで運びたい、と言っているわけだよ。こんな狂ったような会社を、社会の誰が認めると?

「またトラックが暴走したらどうするんですか?」と尋ねると、二度とトラックが暴走することはありません、と口で言うだけ。
運転するのは東電社の人たちで、前と同じなんだが、どうやって対処できるようになったと?


今、トラックから燃料が漏れて、周囲に垂れ流しているようですけど、それはどのように処理するんですか、と問われたら、トラックの半径0.3m以内に限定されており閉じ込めているから大丈夫、と。

でも、燃料が漏れてるのを止められないんでしょう、と。なのに、できるできる大丈夫、と。誰が何をどうできて、解決できて、責任を取れるんですかね。
原発を推進してきた自民党の御老体元議員たちが、何か責任をとったことなどあったかね?


誰も、何の責任も取らないんだよ。
そのくせ、「トラックがもったいない、走らせろ、兎に角走らせろ」とだけ言うんだぞ。

こんな会社が、今の日本に本当にあるのかね?


50年後には事故車の処理方法が編み出されているかもしれんな、わっはっは、とか、その程度なんだぞ。何度も言うが、事故ったのと同じ連中が、事故の対処方法も解決策も持たないままで、原因も隠蔽したままで、同じように「トラックを走らせよう、荷台には同じものを積んでゆこう」と言ってるんだぞ。


まさしく狂気。

愚かを通り超えて、国家転覆のテロ同然だ、って言ってるんだよ。