怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

インチキ米国経済を支える「デタラメ格付け会社」

世界は、卑怯者と愚か者のインチキ支配で出来ている。
アメリカ合衆国という、粉飾決算横行のゾンビ株式会社を倒産させると、世界中が混乱に陥るから、これを回避せんが為にアメリカの出鱈目を許すことになるわけである。


さて、日本国債の格下げ問題というのは記憶に新しい。
98年にムーディーズが格下げした理由というものを知っている人間はいるかね?
勿論、WSJだけじゃなく、FTやEconomist誌の記者諸君もよくお分かりのことだろう。


日本国債は発行増加が見込まれること、支払い能力について最上級には相応しくないこと、といったことがあったわけである。これは、一度ならず何度も起こったわけだな。

2002年には、日本国債はA2まで落ちることとなった。例の「ボツワナ以下」の格付けだ、というので有名になった話である。

98年当時、日本の国債残高は約300兆円であった。GDP比ではまだまだ100%は遠かったわけである。それでも、引き下げられた。発行残高が数年で2倍に増えた、とかいう話ではなかったわけだが。
02年の「A2」ランク時代には、当然ながらギリシャ国債よりも下であった。それが今ではどうだ?
ギリシャ国債の末路はご存じの通り。そして、日本国債はどういう理由か不明なのに、当時のランクよりも上がっていたのだな。オカシイんじゃないか?
少なくとも、発行残高は増加した、GDP比も悪化したわけである。消費税増税のような話は、つい先日のことだ。

なのに、A2より高いのは何故なのか?
こんなことは、普通では考えられない、ということだ。


02年格下げ時点での発行残高は350〜400弱兆円程度はあったはずだから、4年で約1.5倍に増加したのは確かだな。これが引き下げ理由になるなら、他の国での格付けでも同じような基準が適用されるのではないか、と考えるのが普通では?

ギリシャは、98年の残高から02年の残高まで約1.6倍になっていたが、格下げにはなっていない。
じゃあ、アメリカさまはどうか?(笑)

07年会計年度末に9兆ドルだった赤字は、2012年度には16兆ドルを超えていたわけだ。約1.78倍に増加していたわけだな。
しかし、格下げにはなっていないのだよ。その上、今後の財政見通しとしても、09年時点から「発行額は増加する」ということが確実とされていたのに、「今後の発行額増加が見込まれるから」とか「税収の減収が起こっているから」とかいう理由では、引き下げられない、ということだ。


発行残高のGDP比でも、98年や02年当時の日本の数字よりも悪い。
なのに、アメリカさまの国債だから、という理由で格下げにはならない、というわけだ。日本は「A2」だったのに?アメリカ国債が同じように引き下げられない理由というものについて、明確な説明をできることだろう。


まあ、引き下げられたら、世界中の信用システムが毀損するから、とかいう”腐った巨像”の理屈が持ち出されて、それで終わりというわけだが。つまりは、アメリカさまの経済の為に世界経済は利用されており、寄生虫のようにとりついているグリード連中とか格付け会社どもが、それに加担しているわけだ。


「ゴミ米国債」に1兆ドルも投資している日本政府の支払い能力について、疑義を生じないことの理由を、格付け会社の連中ならば説明できるだろう(笑)。

社債発行会社が「デフォルトするかもよ」と大々的に宣言し、なおかつ「従業員に給与の支払遅延」と「従業員はレイオフ」などが実際に起こっているのに、その会社の支払能力及び信用度は「最上級である」と太鼓判を押す、それが格付け会社の役割なんだそうだ。
そして、そのたった1社の発行する社債に資金全額を投資しているのがジャパン君であり、リスクは分散され管理されている、とでも言うつもりなのか。


要するに、格付けなんてのは単なる出鱈目。
自己都合により、こじつけだろうとウソだろうとペテンだろうと、何だってアリ、というのが、世界的格付け会社の手口なのだということである。


経済誌の記者諸君は、日本の増税だの債務問題なんかをあれこれ口出しする前に、本当にやるべきことが別にあるのではないのかね?
この狂った経済システムを世界に知らしめることこそ、急務なのでは?(笑)


参考記事:

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b79f6fc6982610df1f305f834a10f9c4

http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/dc1cdf2543635465649cbea715b38315