怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

無力な日本の法曹界〜辺野古という絶望の海

これまでに、福島みずほ共産党を叱咤激励ないし鼓舞(笑)してきたが、やはり彼らには何ら期待すべきではなかった。


彼らが何故長きにわたり存在してきたのか、といえば、所詮は「ごっこ」を続けるためだけとしか思えない。わざと勝てないようにしているとしか思われない。勝てない程度に、抵抗勢力のガス抜きをさせているのと何が違うのだろうか。


政府と戦っているフリ、権力と戦っているフリ、そういうのと何が違うのだ?
本気で勝とうと思うなら、本気でパンチをぶち込まない限り、倒すことなんかできないんだよ。

交渉とかいう、生温さは一体何なんだ?
たかが一国会議員が抗議したくらいで、海保や防衛省の活動を止めることができるなら、誰も苦労なんかしないんだよ。



共産党にだって、弁護士はかなりいるんじゃないのか?
何の為に存在しているんだよ。


過去に難しい法廷闘争を戦ってきた人々がいたことは、知っている。原発問題にしても、基地問題にしても、全く同じ構図だったわけだから。裁判でもほぼ全敗に近いということも知っている。


だからといって、今、戦わなかったら、絶対に勝てないんだぞ。

海保に海の上でどうやって勝てると思うのだ?
何で対抗すると?


いや、カヌーを漕ぐのを否定しているわけでも、座り込みを否定するわけでもないですよ。

でも、それでは本当に勝つことはできません。


赤子が関取の足にいくらしがみついたって、相手は倒れやしませんぜ。
軽くポイとひねられて、次々と倒されていくだけ。倒れるのは、全部、赤子の側なんだよ。


以前にも書いたが、行政訴訟は、これまでにもたくさん負けてきたでしょう?
差止め訴訟とかは、裁判所が国の味方についてしまうから、難しい戦いになることは明らかでしょう。

裁判での主張の構造自体も、難しいことが多いように感じられる(素人判断なのですが)。



だけど、海保相手の損害賠償請求訴訟は、最も容易なんですよ。
それは、向うが墓穴を掘ってくれたから、だ。今、このチャンスを生かさない手はないんですよ。


海保は制限区域の存在を抜きにして、立論することはほぼ困難なのだよ。
これこそが、大チャンスなんだってば。
相手側がその立論を行わねばならない、ということが、大ラッキーのはずなんですよ。


最高裁まで上訴できるし、途中で相手が降りれば、海保の負けが決まるんだし。裁判所が制限区域の設定についての違法性の判断から逃避したとしても、海上でのカヌーなどの行動を制限する根拠が海保側からは失われるんだから。拘束された人々は、こぞって賠償請求できることになろう。場合によっては、刑事事件として勝てる可能性だって出てくる。


仮に、最高裁まで行って、裁判所が海保勝訴を判示するとなれば、海上での制限区域の合法性を理屈で示さなければならない。その理屈が、「どういうものであるか」を知ることだけでも、大きな収穫となるんだよ。損害賠償請求の場合、訴えの利益がない、といった、安易な退けもできないし。判決から完全逃避したなら、やっぱり日本の裁判所は本物のクソだな、ということが全世界に示されることになるだろう。


防衛省告示第123号、これがどういう根拠をもって、どのような法理により制限区域とできるのか、ということを、海保側か裁判所が明らかにする必要性が出てくる、このことそのものが、闘争にとって最重要な論点となるのですよ。



賠償額が少ないから、弁護士が引き受けない、ということがあるのかもしれない。
だからこそ、資金力と組織力のある共産党とかのような団体がバックアップする意味があるというものではないですか。


それなのに、誰ひとりとして、行動しようとしないのだな。
どうでもいい場面では、無駄な訴訟を提起したり、告発したりするのに。


要するに、共産党自身も勝たない方がいい、と判断しているということとしか思えない。
ヘタに藪を突かない方がいい、と考えているということなんだろうね。



社民も共産党も、結局はプロレスなんだろうね。

いつまでも、「ごっこ」を続けているだけ。


日本には、まともな法律家もいなけりゃ、本物の法曹も存在していないのか。



裁判所が糞溜みたいな所だからといって、弁護士までもが無能の役立たず揃いということなのか。



戦いの道具立てを考える人間は、どうして現れないのだろう。
無益な戦いだからか?
勝ち目がないから、なのか?



前にも言ったが、国民を守る唯一の盾、それが法なんだぞ。


法廷で、法の下に、ぶちのめさない限り、勝てないんだよ。
それを実行しようという弁護士たちが、全く登場しないことが、本当に不思議でならない。



デモや座り込みなんかを否定しないけど、それでは効力は皆無に等しい。
だから、現地の人々にもよく考えてほしい。

本当に戦う為の方法を。勝つ為の手段を。