怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

デイリー首席補佐官辞任

またしてもオバマ政権の内紛か?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120110-00000010-cnn-int

(一部引用)

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は9日、ウィリアム・デイリー首席補佐官(63)が辞任すると発表した。今後は大統領の再選に向けた対策本部を率いるとの情報がある。後任にはホワイトハウス行政管理予算局(OMB)のジェイコブ・ルー長官が就く。

首席補佐官は、ホワイトハウスの人事や運営の責任者であると同時に、大統領の顧問としての役割を果たす。オバマ大統領の声明によると、デイリー氏は先週、家族との時間を確保するためとして辞任を申し出た。大統領は再考を促したが同氏は固辞し、後任としてルー氏を推薦したという。

ただしCNNが大統領の側近2人から得た情報によると、デイリー氏は一般教書演説が終わる1月末まで現職にとどまる見通し。

大統領陣営の幹部が同日、CNNに語ったところによれば、同氏は再選対策本部の共同責任者となる予定で、もう1人の責任者は数週間以内に発表されるという。

同氏は2000年大統領選でアル・ゴア氏の陣営責任者を務めた。昨年、首席補佐官のラーム・エマニュエル氏がシカゴ市長選出馬のため辞任したことを受け、後任に選ばれた。財政赤字問題をめぐり共和党との対立が深まる中、中道寄りの姿勢を買われての起用だった。

=======


辞任劇の裏側は定かではありませんが、米韓FTAでヘタを打ってしまい、恥をかいたから?
そういう単純な理由ということではないでしょうけれど、「クリントン政権時代の借り物」でオバマ政権を支えようというのが、既に時代遅れということだったのかもしれません。

次のジェイコブ・ルーOMB局長にしても、クリントン時代の人らしいですから。


10年6月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0fd1b5b863929db1c4181426fe8b4f9c


この時にも、ジェイコブ・ルーさんの前任者オルザグ局長が辞めた後にスライドしたんだよね。まあ、よく変わるポストになってしまったな、と(笑、日本はヒトのことを言えない)。

で、エマニュエル首席補佐官辞任劇もあったな、と。
2010年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/7f6fdb77c1b95b8fbb82114277b27a1f


一応、ゲーツも辞めて、色々と入れ替わったわけだが、仕方がないんだろうね。ああ、NECもCAEも辞めたんだったか。これは回転期間が大体決まっているものなのかもしれないので、何とも分からないわけだが。


大手企業というか、米国財界とのパイプが強すぎて、かつての「クリントン政権時代」みたいな通商政策をやろうした結果、今のような状況になったのかもしれんな。ま、分からんが。

参考>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/1e24469ce584ac06e8cb37fcdc8c6d41

(再掲)

『TPP参加は、ACCJのレイク会長や経団連アメリカ委員会の本田敬吉部会長にとって、既に「レール、将来構想」が練り上げられていたかもしれない、ということである。菅政権の誕生前だなww。
こうした動きは、米国政府が、ということよりも、特定の企業群にとっては、ということにおいて、意味があるのである。

そうした企業群のロビーから米国政治も独立ではないだろう。
日本の野田政権だって、米倉経団連会長の圧力に屈しているわけですから。』

このTPP問題が政権内で急浮上してきたのは、恐らく首席補佐官が入れ替わってからではないでしょうか。
つまり、米国財界とのパイプの太かったデイリー氏が推進を後押ししていたということなのかな、と。

ま、実情は分かりませんが、就任が短期間で、しかも選挙前の時期に交代というのは、異例、ということに違いはありませんから、きっと何かがあるということでしょう。