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溝口善兵衛財務官の為替介入は何の為だったか〜補足

昨日の記事に補足です。


東証の海外投資家の買越額以外の数字を拾ってみましたよ。


財務省の統計数値が昨日までは発見できなかったのですが、見つかりました。


04年1月の対内証券投資で見ると、株式が1兆4940億円投資増、公社債等が1兆3737億円増、合計2兆8676億円の投資超過でした。


この、単月での対内投資超過額は、過去数年では最大であり、96年〜04年12月までの数字でみても、最大値でありました。

勿論、対外投資が大きければ国内からの資金流出超過となりますので、円売り要因となりますけれども、04年1月に限って言えば、対内対外証券投資の合計は2兆3千億円以上の流入超過でした。


過去の数字を見ると、対外証券投資は割と盛んなようであり、対内対外のネットで見れば、半分以上が資金流出超となっていました。03年12月においても、株式の対内投資超過額が8807億円の流入超で証券投資合計でも1兆2832億円の超過額でしたが、対外投資もそれなりに多く、ネットでは4400億円程度の資金流出超だったのです。


対内対外投資でみれば、03年12月は資金流出超だったわけで、そうすると為替介入の必然性というものがより一層分かり難くなりますわな。


外資系の連中が「買い漁る」前にある程度円安にしておいて、必要となる買い資金(ドル資金)を抑制した、というふうにしか見えない、ということである。


ヘッジファンド勢の「為替アタック」があって、介入したらビビって撤退した、なんて話はウソくさいわけだよ。
だったら、2月に高値がつくわけないもの。