怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

またまた・玉井克哉東大教授のTPP推進論は間違い

しつこくて、ごめん。

でも、また玉井せんせいの出鱈目の根拠が発見されたので。


玉井せんせいは、ツイッターで色々と言っていたわけだよ。


http://togetter.com/li/467147


(以下、発言部分を一部引用)

たとえば、「医薬品の特許保護期間の延長につながる」という反対論は、中身に関する反対。的外れだけど、議論にはなる。「既に日本は米国同様の制度になってますよ。それも昭和の時代から」とかね。



その上で想定されるのは、「いやいや、もっと延長せよと言ってくるのでは」との議論。「そんなこと対外的に米国が要求したことは一度もないのに、どうしてそれを危惧するんですか。だいいち、それだと米国の国内法を変えることになるので、USTRの権限外になりますよ」とお答えすることになる。



ちなみに、医薬品の特許保護期間については、USTRの担当官とお話をしたことがあります。「日本に関しては問題にならない」と言っていました。



へえ〜、そうですか。
さすが、東大の大先生ですな。
一般庶民の知り得ないような情報を、豊富な人脈をお持ちの方なら、色々と教えてもらえる、と。何たって、USTRの交渉官から直々に聞いた、というわけだからね。


で、最近の話では、こんなのがあったようです。


こちら>http://www.channelnewsasia.com/stories/afp_asiapacific_business/view/1259022/1/.html


当方の、超キライな英語だわな。けど、仕方ない。
引用すると、次のように述べられていた。


The Pharmaceutical Research and Manufacturers of America (PhRMA), which sent representatives to monitor the Singapore talks, urged negotiators to adopt robust intellectual property (IP) protections.

"A weak IP framework within TPP would create uncertainty at a time when we need to be doing more to champion researchers and innovators who rely on strong protections," said Jay Taylor, PhRMA vice president of international affairs.

Taylor told AFP that PhRMA wants a provision that will give companies 12 years of data protection on new "biologic" medicines, which are made with living tissues in contrast to drugs made by compounding chemicals.

They are already being used to treat cancer and diabetes and are crucial in developing new cures, he said.

The 12-year protection should start from the time the new medicine is approved by regulators for release into the market, he said.

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PhRMAのヴァイスプレジデントのジェイ・テイラーさん曰く、「保護期間を12年に延長」ということを求めていたみたいですけど。いや、TPPの交渉テーブル上でアメリカが参加国にそう要求したかどうかは定かではないですが、市場投入後の保護期間として12年、ということみたいですな。

分子同定から特許申請しての20年ないし25年というのとは異なり、市場投入からの期間できっちり保護したい、ということだわな。勿論、必ずしも全部ということではなく、new biologic medicines(生組織内生成?)について、ということらしいですがね。


ただ、知財保護の検討材料というのは、玉井せんせいが言ってたみたいな、「本邦では85年に実施済み(キリッ!)」、どんだけ不勉強(笑)なのって単純な話ではないみたいですわな。


彼は、そういうウソつきみたいな真似をしても、平気みたいですな。
何も知らない一般人を騙すのと同じ。


USTRの交渉官から聞いた、話は出てない、問題にもなってない、85年の昭和時代からできている、みたいなことを言えば、簡単に反対派や懐疑派なんかを封じ込められる、と。

さも正しいかのように言えば、それでよし、と。


どんだけ卑怯者なんだよ。
出鱈目言説で人々を騙し、陥れるのと同じではないのか。

不誠実極まりなし。


世も末だな。
東大や慶応SFCってのは、こんなレベルなんだってよ。