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【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

TPP交渉は日米半導体協定の二の舞

交渉すればいい、とか、イヤなら交渉から離脱すればいい、なんていう愚か者が多すぎて、驚くわ。


日本がかつてどんな目に遭ったか、忘れたか?

今の、日本の電機業界の苦戦の遠因に挙げられるであろう、日米半導体協定をもう一度思い出せ。

http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E5%8D%8A%E5%B0%8E%E4%BD%93%E5%8D%94%E5%AE%9A/


付加価値額では、日本の電気・機械分野が90年代後半以降も、落ち続けたんだよ。今世紀に入っても、落ちていったんだよ。その発端となったのは、アメリカの不当な要求に屈したから、だろうに。


経済学だって?
何が200年余の知の遺産、だ。
80年代には、明らかに判っていたはずの「自由貿易」の経済学理論が、アメリカ人は誰も知らなかったとでも言うつもりか?(笑)


日本人の経済学者たちは、理屈で言い負けたんだよ。

いいか、政策担当というばかりではなく、知の総体で、日本は言い負けしたんだ、ってことだ。


交渉担当の官僚を支援できなかったのは、理屈の言い合いの際に根拠とできる「言い分」をきちんと提示してあげることができなかった、そういう日本の学者層・業界の実務者たち・貿易や外交や法学関係の人たち、それら「知の総体」が敗北したんだ、ってことだ。


現在、日本が勝てる、などという希望的観測を持つことは、当方には無理だ。
交渉に勝てる要因は、当方には思いつかない、って言ってきただろ?


それは、専門家と称される連中がまこと腑抜けの、ザル論拠ばかりだから、だ。そんなことを言ったところで、相手の意見を覆せると思うか?
ひねられて、終わり、だ。というか、そもそも反論なんかする気もないだろうがね。


日本の官僚とか学識者なんてのは、そんな程度でしかないだろう、というのが当方の予想なんですわ。



それでも、かつては日本に存在していたであろうはずの、”サムライ”たちは、恐らく霞が関では絶滅してしまったんじゃないだろうか。もう、最前線で戦っていたようなサムライは、役人の中のどこにもいないんじゃないか、と言っているのだよ。


腑抜けを交渉担当に当てがってみたところで、相手の思うつぼというより、むしろ相手側の味方という立場の人間になるだろう。従米派が交渉するのは、納得しない日本国民との交渉、だからな。


経済界の連中は、何故煮え湯を飲まされた歴史を忘れたのだ。
今は、突然今があるわけじゃないぞ。過去とのつながりの中にあるのだ。


貴様ら、それでも男か。