怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

国家戦略会議の怪(日経記事追記あり)

ほんの数日前までは、最重要会議の位置付けのように思われていた会議だったのですね。

野田総理が肝入りで「国家戦略会議を立ち上げる」みたいに言ったはずですよね?
早い話が小泉政権下での諮問会議みたいなものなんですがね。

で、それがまるで「最高会議」的に祭り上げられて、読売新聞記事では、各省庁が「ウチの大臣も入れてくれ」というふうに、お願いをしているくらい、ということだったのです。

これは、僅か5日くらい前の話です。


ところが、です。
国家戦略会議では、「TPP問題」を議題として扱わない、ということに、急な方針変更が伝えられました。

http://www.asahi.com/politics/update/1012/TKY201110120517.html

(一部引用)

首相は所信表明演説で、国家戦略会議を「国家として重要な政策を統括する司令塔」と位置づけていたが、役割が低下しそうだ。

 首相と古川元久国家戦略相、藤村氏がこの日、首相官邸で会談して決めたという。藤村氏は、会議は今月中に発足させ「日本再生戦略」を年内にまとめることが最初の仕事になる、と表明。5日には、会議では最初にTPPを議論する、としていたが1週間で撤回した。』


さてさて、これはどういうことでしょう?
国家戦略会議の最初のテーマは、「TPPだ」と言っていた矢先、これほど大きな方針転換とは、不思議だと思いませんか?


あれですか、ひょっとして、拙ブログの記事が「秘孔」でも衝いたかな?
米倉経団連会長のような、実力もあって、大変ご立派な方ならば、どういった立場でおられるであろうか、ということを、チラッとでも考えますと、誰でも想像がつくというものでしょう。


野田総理が傀儡ということですか


そうするとですね、操り人形という外見上のことが気になる場合もあるわけで、これは「余りにわざとらしいな」ということで、回避せざるを得ない、ということも考えられるのかな、と。

過半数を民間人に、という腹積もりで、簡単に言えば「TPP賛成派」を最初から多数派で構成し、尚且つ「経団連」さまの影響力とか、政府内重要ポストといった、「釣り餌」が目の前にぶら下がっておりますと、いくらでも民間委員をみつくろうことなど造作もないこと。


***記事を忘れていました。
追加部分です。

日経新聞記事で、何故か消された記事があったんですよ。
リンク先がなくなっているので、本文だけ引用しておきますね。
10月6日 20:28 の記事です。

国家戦略会議、委員の民間出身者過半数に 大枠固まる

政府の経済財政運営の司令塔となる国家戦略会議(仮称)の大枠が6日、固まった。委員は11〜12人。このうち閣僚は5人以内に抑え、経済界や労働界の代表、学者など民間出身者で過半数を占める形にする。与党幹部は委員としては参加しない。来週にも準備会合を開き、戦略会議の10月中の発足をめざす。

 政府高官が6日、明らかにした。戦略会議委員については「閣僚は3〜5人。政府外からの委員が多くなる」と語った。小泉純一郎内閣時代に首相官邸トップダウンで政策決定する舞台となった経済財政諮問会議を参考に人選を進めており、準備会合で詰める。

 野田佳彦首相が自ら議長を務める方向。閣僚からは古川元久経済財政・国家戦略相、藤村修官房長官安住淳財務相らが委員に就く。閣僚委員は全体の半数未満とし、民間委員の意向を反映しやすくする。閣僚以外では日銀の白川方明総裁、経団連米倉弘昌会長、連合の古賀伸明会長らの参加を見込む。戦略会議の下に副大臣級を座長とする分科会を設置する。』

この記事が消された理由が不明なのですよね。
どうしてなんですか?>日経殿

誤報とかですか?
ま、よく判りません。


こうした「出来レース」というのが、あからさま過ぎますと、目立つので、バツが悪いね、ということになったやもしれません。
それくらい、「米倉経団連会長」という重要キーワードの威力があった、ということですわな。
使い方によっては、「よく効き過ぎる」ということですかな。
自業自得だわ(笑)。

さて、野田総理お得意の「議論をやったフリ」、というのが、どうも今回は使えなさそうだ、という見通しになった為、急遽方針変更となって「TPPは議題から外す」ということになったものと思われるわけです。
だって、公務員宿舎問題で、「議論をやったフリ」をしたのが、本当に「やったフリ」だけで、日本の伝統芸となった感のある「ヤラセ・八百長」というのが、バレバレになってしまって、その上、この度のTPP問題というのを、最初から結論ありきで急遽「参加決定」の結論を出すということになりますと、誰の目にも明らかに「度が過ぎる」となりますもんね。

辺野古」という普天間基地の代替地を遮二無二書きこんだ日米共同声明と同様に、日本にとって一方的に不利な事実だけが残ってしまう、という結果となるわけだ。


議題から外す、となったのは、野田ッチ(野田総理)とFF(藤村官房長官と古川大臣)が協議した結果、ということらしいですよ(笑)。どうしてまた、急にそんな議題を話すことにしたんだろうね。普通は、会議立ち上げの構想時点で、やっておくべき話なんじゃないですかねえ。それが証拠に、1週間前には「最初の議題はTPP」と高らかに宣言しておったじゃないの。

要するに、どこからか「待ったがかかった」ということでしょう。


さて、それは、どこの筋の者だったのかなー?ということですわな(笑)。


手の内がバレる、というのも、ダサい話ではありますな。



ああ、ちょっと追加というか、おまけですが。


ホント、個人的な当方の脳内妄想の話なんですがね、「米ク●」君の話というのが、そんなに効いたのでしょうかねえ。
ダテに長生きしてないよ、と書いておいたのですが、長生きだけしていても、「思慮が足りないのは治らない」ということなのかもしれませんね。ま、お陰で臭いを嗅ぎつけることができる、ということもあるので、どうか治さないで欲しい、とは思いますがね。