怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

続・経団連のヤツらに告ぐ

日本のマスコミだとか経済関連の解説をしたりする連中だとかの、無能さには本当に驚かされるわ。よくもまあ、都合よくコロコロと意見を変えられるな。いつも口から出まかせ、みたいなもんか。

貿易赤字が赤字が、と言う前に、その意味を考えてるべき。そして、同じ人間が以前には何と言ってきたか、ということも、だ。



毎度毎度ではあるが、オレが春に言ってた通りの反応だったろ?(笑)


この記事は、これの続きね。

3/18>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/11f22933f9ba2c7b2c38e9f2722dc176

経団連の無能連中は、自力ではビジネスができないもんだから、毎回国に泣きつくわけ。「成長戦略が…」という名の、税金分捕り作戦ってやつさ。経済界のバカどもが頼るのは、成長戦略という「見たこともない絵に描いた作戦指示書」だ。その指示書を書くのは、官僚たちだ。金の分配を決める官僚が、作戦指示書を書かないと日本の企業人というのは仕事ができないんだと(笑)。

だったら、国営会社にでもしたらどうか。昔の社会主義経済にでもしてもらえばいい。


円安にしてくれ、為替介入をしろ、と日本国民に数百兆円も大打撃を与えておきながら、大企業は一体全体何をやったんだね?
そのくせ、農業や医療や介護を攻撃する時だけは、一丁前の口を叩くわけだよ。「我々が世界を相手に戦って努力しているのに、お前らはヌクヌクと怠けやがって、国の税金で食ってる」とかな。

そういうのが、全くの思い上がりであり、幻想だったんだ、って言ってんだよ。これでもまだ目が覚めんの?


3/23>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d5610ce97d98926d193a365c697ad56f


日本を代表する自動車会社に警告しておいたでしょう?
ま、オレは車やバイクが好きだし、国産以外には乗ったことのないパトリオット的存在だという自負もあったが、それでも苦言を呈する意味がわからんのか?

カネで返せないなら、せめてTPP反対だ、と強く主張することくらいはできるだろう?
これまで受けてきた税金投入などの恩恵を考えれば、関税程度の我慢すらできんのか。しかも、そのことに恥すら感じていないんだぞ、貴様らは。そういうのを、真の恩知らず、と呼ぶのだ。


輸出額や利益額がドル高恩恵で改善しても、数量減少要因は改善していない、と指摘したよな?


4/18>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4a8b46e55724c67645042a3d98a9df51


その傾向は続いているぞ、と指摘したが、夏場でも同じだったんじゃないのか?それが数量減少、という結果なんだろうよ。



3月記事の一部を再掲しておく。


従って、アベノミクスとやらの円安だからとて、自動車輸出が増加に転じた、といった傾向は見られていない、ということである。少なくとも出荷台数ベースではかなりの減少となっている。円安によって、どうにかそのマイナスが緩和された、ということのようだ。
同じマイナスになるなら、円高でマイナス幅が大きくなるよりも、円安で緩和された方がマシじゃないか、という意見はあり得るが、その場合は円高で恩恵を受ける経済主体(一般的には大多数の国民)から円安効果でプラス恩恵を受ける企業への所得移転ということになってしまうだろう。具体的には、原油LNGなどの輸入価格上昇による不利益、といったことである。


しかも、円安になったからといって、電機、自動車、金属・機械などの主力で輸出が伸びていない(むしろ減ってる、笑)ので、円安で輸入コストが大幅増となってしまうことの不利益の方が、今のところは圧倒的に痛いということになるだろう。
EUの経済問題とか不調によって、日本からの輸出が減少しているんだ、という見方もあるだろうけれども、それなら円安になっても輸出が増加するということにはならない(=世界需要の減退によって日本製品の売れ行きが左右されるということになり、為替要因はあまり関係ない、という見方となる)。その場合、輸入コストだけが増加するだけなので、日本には打撃となるだけである。
自動車、電機、金属・機械のクリーンナップが円安になったからとて、本当に輸出増加を達成し稼げるようになるのか、というのは若干の疑問がある。需要が消失してしまえば、リーマンショック後のような状態に陥るだけなので、例えば中国経済が大幅減速などという傾向が顕著になれば、やっぱり「円安なのに稼げない」というところに落ち着くだけだろう。せいぜいコスト率の若干の改善に寄与するかもしれないが、大した効果は得られない可能性もある。


すなわち円安を意図的にもたらすことで、わざわざ交易条件悪化に拍車をかけているだけ、ということになる。実際、03年までの貿易収支の姿というのは、輸出量が今ほど多くはなかったにも関わらず、交易条件は現在ほど悪化していなかった。

(中略)
今後、輸出物価が改善せず交易条件悪化が続く、或いは円安の恩恵を受けた企業群が思ったほど稼げず、単に「商品力」で競争に負ける(日本製品への需要がない)といったことならば、円安自体が日本国民への大打撃となる、ということは肝に銘じるべきであろう。
そういう意味においても、アベノミクスは両刃の剣である。


内閣府だったか、Jカーブ効果は9か月くらいで数量増に転じる、と解説していたはずだろう。

為替変動による価格変化が輸出増加に寄与するのが、それくらいだということなんだよ。だが、9月にはやはりマイナスだったろう?

つまり、為替が円安になったからといって需要増にはなってない、ということだ。それとも、来月か年末には、数量増加に転じてると?アメリカ経済はQEを継続しなければならないほどに低調なのに?(笑)


経団連よ、貴様らは口先だけの輩だ、ということを実証したに過ぎない。

現実を見よ。
己の実力を知れ。

どの口で、お前らのような主張ができるのか、よく考えてみろ。


最後に、4月の記事から、再掲しておく。


要するに、大企業の連中こそ、自分たちでは何らの成果も上げられず、「円安にしてくれ」ということで他力本願に頼り切っているんじゃないのかね。そういう甘えに、長年浸っているんじゃないのかね。ドイツの企業が全部海外生産拠点に移し替えたとか、聞いたことないけど。ユーロ高になっていた時にでも、経常黒字上位国のドイツが極端な低成長に陥った、というのも知らない。
むしろ、世界経済の好調を受けて、成長率も良かったし、株高にもなっていた。


日本が歪な構造を持っているのである。
国内市場毀損、下請けイジメ、賃下げ圧力、そういうものが輸出大企業によってもたらされた結果である、ということでは。デフレを生み出す原動力となっていたものと思えるわけである。