怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

銀行系ローンと貸金業の競争?

産経が調子いいことを言ってるみたい。
あっ、最近の担当記者さんは以前の話を知ってるわけではないか。


http://www.sankei.com/economy/news/150727/ecn1507270001-n1.html


記事によれば、かつては貸金がやってた個人向け無担保融資業務に、続々と銀行が参入してきている、というようなことです。


アレ?
経済学教授をはじめとする専門家だったか、経済学徒とか、経済(学)に精通していると豪語していた方々とかは、全然違うことを言ってたよね?
上限金利を引き下げたら、
闇金が増えるんだ、バカ、禁酒法を知らんのか!」
的な、それはもう一方的な決め付けでしたよね?
ああ、日本の経済学知識だか、経済ナントカの一派は死滅したのか?あまりの出鱈目で、専門家面した連中は赤っ恥だろうから。厚顔無恥って、最強だな。


産経新聞だって、何と言ってたか忘れたか?
75日も経てばきれいさっぱり忘却の彼方ということ?


07年7月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b1c0a704ff1477eda204ce35a1a9c966


金利引き下げで破産者が数百万人出るとか、闇金が猛烈に栄えるとか言ってたろ?
それがどうなったか知ってるか?
リーマンショック後でさえ、破産者は減少したぞ?
闇金被害は、年々ここ数年来最低水準をどんどん更新してるだろ?


警察が取締を頑張ったからだ、とか、オレオレ詐欺にシフトしたからだ、とか、色んな理由はあるかもしれないが、あれほど断言してた闇金が数兆円も貸出するかのような現象は、日本のどこで観察されてるんだね?

産経新聞も、今度は銀行さんが参入で絶好調!って、どんだけ調子いいんだよ。


要するに、個人のローン市場をある程度浄化して、不良・悪徳貸し込み業者をかなり排除しないと、「レモン市場」みたいになってしまっていたんだろうよ。だが、そういう悪徳業者の殆どが排除されると、貸出残高は減少するが、健全事業者の参入が復活するということなんだろうよ。
だって、少数の多重債務者が貸出残高の大半を形成していた、ということだろ?


06年5月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f394e4d906cf446d5c75bbfbc2d91fa6
(この当時のは、かなり恥ずかしい記事だが、一応出す、スマン)


けれど、規制強化で事業者選別が進み、借り手側にも「キリギリスタイプ」への貸出抑制が効いてきて、信用情報機関の情報も整備された結果、貸倒率抑制につながり、銀行の参入促進ってことになったんだろう。


08年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4ee2d4d8747dc19631928a5ecd76a7d8


銀行は殆どが資金コストが低いので、高金利貸出ができるのは、かなり有利だからね。同じ貸倒率であっても、利ザヤが多く取れる。


ホント、専門家面した人たちが、教授だ何だのという肩書が立派であろうと、正しい意見を言うかといえば、そうでもないってことなんだよ。新聞やNHKもしかり。


参考>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b884a9e86da4545920fc176c5dde59a6