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リベラル派の巻き返し?〜新CEA委員長クルーガーの初仕事

オバマ大統領は、もう一度原点に立ち返ってみよう、ということなのかもしれない。

それは、当選前に約束していた雇用、仕事を復活させること、米国の中産階級の豊かさを取り戻すこと、そういったリベラル的なものだったはずだ。

情報BOX:米オバマ政権が検討中の景気・雇用対策 | ビジネスニュース | Reuters

こうした雇用刺激策を打ち出すのは、先日バーナンキ議長講演でチクリとやられたから、というわけではないとは思うが(笑)。


オバマ米大統領、CEA委員長にプリンストン大のクルーガー氏を指名 | マネーニュース | 最新経済ニュース | Reuters

CEA委員長のクルーガープリンストン大教授は、人的資本の研究で著名らしい。

オレの超訳・「経済刺激政策は政府と議会の仕事(バーナンキ弁)」

職業訓練や少人数教育の効果など、テロリスト育成研究(笑)以外にも成果があるようだ。どちらかといえば、労働政策に明るい経済学者ということのようである。また、実証研究を重視するタイプの人のようなので、ぼく個人的には好感が持てるな。あまり役に立たない机上の理論ばかりの頭でっかちよりも、実社会ではどうなのか、ということを考える人の方が実務向きだと思うしね。政策とは、神学論争なんかではなく、あくまで実利的な政治的抗争(調整?論争?闘争)の結果ですから。

そういう意味で言えば、労働政策重視に舵を切ったことを思わせる人材登用、ということになるでしょうか。

クルーグマン教授も少しは怒りを鎮めてくれるやもしれませんね(笑)。