怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

経済学理論バカへの挑戦状〜おまけ編

早速発見したわ。

http://b.hatena.ne.jp/entry/agora-web.jp/archives/1401741.html


基本的な説明をありがとさんです、とは思いますが、だからといって、何でも解決かというと、そうでもないわな。

一方が食糧生産を行うのが効率的であるとして、その供給量が上がった分が需要として本当に発生するのだろうか?

小麦生産でも、米生産でもいいが、供給力が上がったからといっても、一人当たり消費量が爆発的に増加するわけではない、ということだ。

既に産業分化がある程度進展している国同士であると、分業化で生産量が仮に2倍に増強されるとしても、一人あたり需要量が2倍になるわけではないんじゃないか、ということを言ってるのだ。
パンを2つで十分おなか一杯になる時、これを倍量とか食べられる、みたいな仮定って意味があると思うか?普通の人間は、食べられないんだよ。そうなると、需要量の増加分というのには、ある程度の「制約」が存在しうる、ということになるのではないか?
需要量が必ずしも供給量に見合うだけの増加をしない場合には、労働力は余る。それか、個々の労働力の供出を減らして、みんなで分けるといったことが必要になるんじゃないの?

それは、例えば

・賃金を100もらえる人が100人+60人は無収入になるか
・賃金を62.5もらえる人を160人にするか

どちらかを選べ、みたいなことだな。

前者は格差が拡大される、後者は賃金低下を受けれざるを得ない、ということだ。しかも、余った労働力は別な何かに移動せよ、ということを求められるので、普通はかなり厳しいということになる。
身近な話で考えると、コンビニと夜の居酒屋バイトと道路工事なんかを掛け持ちでこなせ、みないなもんだ。


現実の世界では、起こらないことまでも前提としているのが経済学理論だ、ということなんじゃないのか。

2国間モデルの説明というのは、仕組みを「理解する」上では役立つが、実際にはそういうメリットだけではないことがあるだろう、という話である。



それから、残念なこちらも。

はてなブックマーク - SYNODOS JOURNAL : TPPの憂鬱 ―― 誤解と反感と不信を超えて 若田部昌澄


デフレ対策なんかでは、若田部教授や高橋洋一氏の主張に賛同することが多いのですが、こと、TPP問題に関して言えば、ご意見には同意できませんね。

どれほど経済学論理で説明できようとも、参加表明だけは、決して許すことができません。


TPP参加は、日本経済を成長させるだの、経済再生の切り札だの、そういうのは、全くの出鱈目に過ぎません。
いかがわしい、カルト宗教の勧誘と何らの違いもないのです。


以前にも、こうした状況を目にすることがありました。

それは、「不良債権処理が進んでないから、デフレなんだ」、だから「銀行をしばいて健全化しろ、不良債権処理を進めろ」と言って、銀行解体や外資への売り渡しを促進しましたね。
あの時に、経済学者だの経済の専門家だの、そういう連中が大合唱していたことを、お忘れか?

専門家ヅラした連中が、間違っていたんだよ。
経済学の理論だか、理屈に基づいてやってきた結果が、日本の「失われた20年」という悲惨な現状なんだろ。

出鱈目を言っていた奴らが先導して、このザマなんだろうが。
彼らは悉く間違っていた、出鱈目を言い続けてきた、そして、今でもそうなのだ、ということだろ。


何故、日本は、これほど学習効果がないのか?

愚か者の知識階層が大勢いるからだ。
そういうアホどもが、誤った結論を言い募り、間違った方向へと引きずり込むのだろ。

いい加減、目を覚ませ。

一体、何度ペテン師たちに騙されれば気が済むんだ。