怒りのブログ別館

【いい国作ろう!「怒りのブログ」】のバックアップです

続々・『TPP反対派がダメな件』がダメな件

色々と所用などありて暫くネットを離れておりましたが、復帰してまいりました。

すると、鬼の居ぬ間になんとやらではありませんが(笑、こちらが居ないことを知る由もないですから)、言い訳がましい感じのコメントが追加されていたようですので、今回再度取り上げてみます。

>>http://d.hatena.ne.jp/roumuya/20120311#p5

読んでみましたが議論にも何もなっておらず、これ以上あれこれ書いてみてもしょうがないので、今回で最後にしたいと思います。

労務屋氏が本来明らかにすべきは、前回記事でも述べた通り、批判の根拠を提示することです。未だにそれが一切明らかにされてはいません。

再掲しますが、労務屋氏曰く、

私は私で「そこまでおそれるには足りない」という情報も持っている

とのことですので、持ってる情報を示すべきでしょう。その情報を一般人に知りえたか、いつ知ったか、ということです。私は私で持っている情報とやらを開陳して頂けると議論の核心に迫れるわけですから、解決を志向するのであれば当然誰しもそうすると思えますが、労務屋氏はそうしなかったと理解しています。

これを全く触れてないのは、どうしたことでしょう?
言いたくないから?(笑)
或いは、言うことができないので、当方の記事タイトルや人格批判でお茶を濁して誤魔化そうということですかな?
そういう曲解でもせざるを得ないかのような書きぶりですね、ということです。


また、批判できるパターンを当方の理解の範囲で前回例示してみたわけですが、再掲しますと、

①当時から一般的に入手できる情報を分析すれば、容易に結論が得られたはず
(=故に自分は当時からそう主張していた、得られた情報も提示できる)
②今の新たな情報を得た上でもなお、同じ誤った主張を繰り返す

でした。

労務屋氏が答える気があるなら、このいずれであるか、それともこれ以外のものであるか言えるはずでしょうが、それも示していませんな。①でも②でもないと言うなら、別なものを示せるはずですよね?それがないのは、労務屋氏ご自信が書かれた記事が、正当な批判ではないと認めたから、ですかね?


もっとヘンだなと思うのは、次の記述です。

『とはいえ、「サイトのタイムスタンプを確認して読み、解釈すべき」というのは建前論としてはそうなのですが、しかし実態がそうかといえば、インターネットを閲覧する大衆の相当部分はJAのサイトのような公共的にみえる団体がつくった立派な体裁のサイトをみれば、隅に小さく記載されているタイムスタンプは気にもかけずに「これが現時点でも妥当な範囲内の意見」と誤誘導されてしまうのではないかと思います。こういったメディアリテラシーの実態につけこんでいるのであればかなり悪質なデマゴーグでしょうし、つけこんでいないにしてもそうした内容が放置されていることはデマゴーグと申し上げられるのではないかと思います。』

過去に書いた記述が間違っているのであれば、それを訂正しろ、と求めているわけですね。一理あるかもしれません。

ただ、これはネット上の記事だからそうしろ、ということでしょうかね?

当方のブログ記事で古いものは過去の書いた時点での情報に基づいており、後日新情報を知ったからとてそれを全て訂正などしてませんね。
当方の落ち度と言われればそうかもしれませんが、世の中全部でそうしたことが本当に行われていますでしょうか?

新聞記事、雑誌、本などの記事が、発行された時点での情報に基づいて書かれていて、後日その内容に誤りがあったと判明したり、当時には知り得なかった部分が判明したからといって、全ての記事が差し替えられていますかね?

そんなことは、殆ど聞いたこともないわけですが。寡聞にして存じません。
新聞や雑誌などで稀に小さく訂正記事が載っている場合がありますが、多くは訂正されていませんな。
当時には知られていなかったことが後日判明した場合、過去に流通してしまった出版物が全部回収されて、正しい記述に直されて再び流通する、などということが行われているとも思えませんが。

それとも、労務屋氏は世の中のシステムを全部そう変えろ、とか言い出すつもりなのかもしれません。氏にかかれば、過去に流通させた誤った記述を全て訂正しないのは”悪質なデマゴーグ”という認定なのでしょうから。そうした内容を放置するな、と。笑止。

今後、新聞社のネット記事でも、全て後日には訂正しろ、という大運動でもやってくれることでしょう。放置すれば「悪質なデマゴーグだ」と宣伝してもらいたいですな。

本当にJAが不誠実であって、デマを拡散する意図を有しているというのなら、JAに電話するなりメールするなりして「JA関連のホームページにはデマが記載されており、悪質であり、とんでもなさが明らかなので、全て訂正するように」と要求でもするか、正しい答えを教えてあげるとよいのではありませんかね。その結果、デマであることを自覚しながら、JA側が今もって「〜は議題になるんだ」と頑強に主張したりするのであれば、それは確かに不誠実な姿勢であると非難するのも妥当だろうとは思いますよ。けれども、JAがそういう態度なんだ、ということは、労務屋氏は何ら明らかにはしていません。


これで尽きてる話ですが、最後につまらんものを取り上げてみる。
蛇足ですが。

氏は、当方の主張点について反論せず、君は弱者やマイノリティーを差別する人間だ、みたいなレッテル張りしかできない、ということなのかなと受け止めました。

読者のみなさまは上のエントリで私が指摘した怒りのブログ氏の「エスパーは他の人にエスパーであることを求めうるし他人がエスパーでないことを批判しうる」という発想と基本構造が同じであることも見て取れるでしょう。


エスパーは他人にエスパーであることを求めうる
・他人がエスパーでないことを批判しうる

こんな主張をしたわけではないですが。当方の記事のどの辺からそんな解釈がわくのか不思議ですわな。
まあ当方の書き方が悪かったのでしょうから、もっとくだけて書いてみますわ。


あなたがエスパーなら、当時にはJAやその他一般人が知り得なかった「3月2日時点での見解」を昨年10月時点で”事前に正確に予知できた”、ということを肯定しているわけですがね。

そうした予知能力がある人だと、「ニュースソースを提示する」といったことができないでしょう、必要ないでしょう、ということなんですよ。本物の超能力者であると、10月時点での予知について、その根拠を提示できない、けれども「知っている」ということなのですから。

当方の指摘した①が普通の人であり、その場合「根拠となった情報を提示できる」のが普通ですが、そうした根拠となる情報が存在してないにも関わらず正確に知ることができるのがエスパーということで、他人から「根拠となった情報を提示してください」と求められても「自分はエスパーなので予知しました」としか言えない、すなわち情報源を提示できない、ということです。

そうであるなら、11月1日以前の情報提示がなくとも、①’として、

当時から予知によって結論が得られた、故に自分は当時からそう主張していた

というようなことは言えるかもしれない、と言っているわけですよ。
これのどこがエスパー差別なんですかね?
エスパーならば可能なことですねと肯定しているだけではないですか。
エスパーであればこそ、情報源なり根拠となった記事なりの提示をせず(=できないから)とも、正確に予知できるので批判も可能でしょうね、ということを言ったまでですよ。

根拠は、と問われて「いや、自分は超能力者なんで、予知できました、だから、ソースの提示はできません」と説明されれば、納得する話ですよ。それ以上は尋ねようがありませんから。ただ、どうやって自分が超能力者であるかを証明するかという問題は残るとは思いますが。


エスパーが他人にエスパーであることを求めている、とか、どこから出てくるのか、全く理解できません。他人がエスパーでないことを批判できる、なんてのも、意味不明です。当方の言ってないことを単にこじつけているだけであり、弱者やマイノリティ差別と主張したいだけのものですね。


リテラシー云々とか労務屋氏は書いてますが、氏が他者の記述に対して「明白なデマゴーグ」だの「とんでもなさ」だのと認定するからには、逆に指摘を受けるのも当然であるといえるでしょう。
何も知らない一般人が誤解を生ずる虞がある、というのであれば、その旨を最初から記事に書いておくべきことでしょう。自分が知らずにうっかり批判してしまった、というのであれば、まずそれを認めるべきでしょう。

JAを厳しく批判するのと同じレベルで、ご自身も批判を甘受すべきである、ということなんですよ。

労務屋氏の言葉を借りれば、氏の人格たるや『まあたぶんそういう人なんだろうねえというまとめでよろしかろうと思います』、ということかな、と。

議論には全く無関係な、記事タイトルや当方の怒りっぽい(笑)性格の批判に逃げ込むしか能のない、そういう人なんだろうねえ、という話ですわ。